コクヨ製の粘着テープのりが付きにくいハサミです。
キャップ付きのハサミです。
幅広でボリューム感のある刃が特徴です。
職場に新しく派遣さんが入ったのでその人用に購入したモノなのですが、1ヶ月で辞めてしまったので私が使うことにしました^_^;
粘着テープの「のり」が付着しにくい
ほぼ新品なので切れ味は良好。ちょっと厚めの紙や布テープなどもスバッと切れて気持ちが良いです。これは刃のカーブに関係しているようで、刃をカーブさせることで根元から刃先まで刃の開き具合が同じようになって切りやすいのだそうです。
根元から約40mmくらいは直線の刃で、そこからカーブしています。
また、刃の部分をよく見ると段差があり、刃の部分以外は互いに接しないようになっているので、抵抗が少なくなっています。さらにフッ素コーティングもされているので、粘着層が厚い布テープなどを続けてカットしても「のり」が刃に付着しにくくなっています。
ギリギリまでフッ素コーティングされています!
粘着テープもスパスパと軽快に切れて気持ち良い!
全く「のり」は付きませんでした。
普通のハサミも試してみましたが、あっという間に切れなくなりました。
刃に「のり」が付着してベトベト状態です^_^;
精密なカットには向かない感じ
最近ではハサミを使う業務が激減していますが、たまたま某製品用のステッカーを大量に試作することになり、直線部分はカッターナイフで切り、曲線部分はハサミでカットしました。
この時、100均で購入したハサミと使い比べてみましたが、切れ味はともかく細かい曲線部分を滑らかにカットするのは、直線的な普通の刃がついたハサミ(100均モノ)の方が向いていると思いました。
これについては慣れもあるかと思いますが、本製品の売りである「グルーレス構造」と「ハイブリッドアーチ刃」のせいで肉厚・幅広の刃になってしまい、取り回しにくくなってしまったのが原因と思われます。
肉厚・幅広だと細かい作業がしづらい感じです。
好みの分かれるクッションハンドル
最近のハサミはエアークッションハンドルと呼ばれる指への負担を軽減する機能が付いているものが多いのですが、実際に使ってみたら確かに指の負担は軽減されるものの、精密な作業をする時はカタイ素材でできたハンドルの方がしっかりホールドできて良いと感じました。
※あくまでも個人的な見解です...
力を分散して指への負担を軽減するエアークッションハンドル、
少し柔らかい素材(グレー)をインサート成型しているようです。
また、持つ方向を選ばない左右対象形のワイドハンドルということで、左利きの人でも使えるかと思いましたが、刃の重なり方が逆なので、左利き用には適していないようです。あくまでも右利き用でどちらのハンドルに親指を通してもOKということらしいです。
ちなみに今回の派遣さんは左利きでしたが、ハサミは右手で使うということでした^_^;
普通に使う分には全く文句無し!
さすが文具のナンバーワンメーカーのコクヨ製なだけあって、よく考えられた良いハサミだと思います。中国製ではありますが、同じ中国製でも100均モノのハサミとは作りが違いますね。
カーブと段差つき構造によって刃が肉厚で幅広になってしまい、従来のハサミよりも刃の部分のほうが重くなったせいで、持った時にズンと重い印象を受けますが、使い慣れてしまえば問題ないレベルかと思います。
緻密さが要求されるシーンはちょっと苦手に感じましたが、普段使いにおいてはとても使いやすく様々なものを切ることができるので家庭用にもってこいの実用的なハサミだと思いました。
-
購入金額
400円
-
購入日
2015年09月頃
-
購入場所
カウネット
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。