以前からiPod Dockコネクター用や、SONY WALKMAN WM-PORT用のFMトランスミッターを色々と使ってきました。
色々と不満はありつつも、音質面で比較的満足度が高かったのは、この中ではWALKMAN用のLAT-FMW100(無印)でした。他は音質をある程度諦めないと使えないものばかりです。
しかし、LAT-FM100シリーズは、マイナーチェンジモデルも含めて強度が無く、1年使わないうちにケーブルが断線したり、本体がバラバラに分解してしまったりと、まだ予備在庫は持っているもののそう長くは使えそうにありません。
そこで他の選択肢が何かないかと考えていたところ、先日Amazonのタイムセールに出ていたのが、このLauda XL-112でした。価格も手ごろなので、試しに購入してみたのがこちらです。
格安ではありますが、きちんと国内サポートがあり、中には取扱説明書を兼ねた保証書もきちんと入っていました。
調整できるのは有り難い
この製品の最大の特徴は、送り出しの音量及び音質を調整できるという点です。
音質面で比較的満足度が高かったLAT-FMW100も出力の弱さが顕著で、LED電球を多用している場所の前や、他の車がFMトランスミッターを使っている環境ではノイズまみれになってしまったり、飛び込みを受けたりと快適度はお世辞にも高くありませんでした。また、オーディオの音量位置もCD等とは極端に変わるため、ソース切り替えが煩わしいという問題もありました。
しかし、この製品では結構な幅で送り出しの音量を変えることが出来るため、程々に上げてやることでこれらの問題が随分改善します。
さらに、単純なものではありますがトーンコントロール機能も備えています。これは音の傾向を低域寄り~高域寄りと可変させるもので、少し高域寄りにしてやることで一般的なFMラジオの音にかなり近づけることが出来ます。
音質そのものも比較的良好であり、調整を追い込むことでLAT-FMW100と同等以上にすることは十分出来ます。
今回はiPhone 4との組み合わせで使ってみましたが、音量には結構余裕がありましたので、比較的出力の弱いiPod classic等と組みあわせても充分耐えられそうです。
難点は出力周波数の選択幅があまりに狭いことでしょうか。LAT-FMW100などは76.0MHz~90.0MHzの範囲で、0.1MHz刻みで自由に設定することが出来ますし、比較的単機能なものでも5段階程度の設定は可能なのですが、XL-112は88.7MHzと89.1MHzのみ、つまりわずか2段階の設定しか出来ないのです。段階が少ない上に幅が狭いので、近い周波数で干渉するものがあったら実用に耐えなくなる危険性があります。
逆にその点さえ我慢できれば、他はかなり良く出来た製品です。DockコネクターのiPod/iPhoneを余らせている方などには特にお薦めです。
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購入金額
980円
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購入日
2015年11月23日
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購入場所
Amazon
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