先日オーダー作成して気に入って使っているフルオーダーDAPケース。
素材もよく、現物合わせのフルオーダーなだけあってピタピタの仕上がり、それでいながら適正な価格とお気に入りなのだが、一つだけ機能的問題点があった。
これはむしろ現物合わせをしてもらったからこそかも知れないが、ケースに開いているジャックの穴があまり余裕がない。まぁ一般的なイヤホンのジャックってそれほど太くないのでこれくらい大きく作ってあったら普通は問題ないのだが....使う方(=cybercat)が「普通でない」プラグ形状のものを持っていた、と...orz
まず、端にある2.5mmバランスジャックにはALO audioのTinsel Earphone Cable
を挿すのだが、これ結構プラグ部分が太い。そのためこれを使うときはケースを少し「寄せて」やる必要があった。もともとピタピタであまり余裕がないのだが、全くないわけではないので、少しジャックとケースの位置関係を変えてやれば何とか刺さる。ただバランスケーブル使う度になるので、少し不便。
でもひとつどうしてもNGなのがあった。それはVictorの業務用ヘッドホン、HA-MX10-B。
これもともとレコーディングなどで使う業務用で、その界隈では今でもヘッドホンジャックと言えば標準ジャック=6.3mmジャックなので、HA-MX10-Bも6.3mm⇔3.5mm変換対応タイプのプラグとなっている。
問題なのはその形状。多くの6.3mm⇔3.5mm変換タイププラグは先がねじ込み式になっているので、プラグ部分の根元にねじが切ってあって飛び出したような形状に細くなっているのだが、これはねじなしの単なる差し込みだけなのでスパンと切れており、3.5mmミニプラグの根元からいきなり標準プラグ並みの太さになる。そうなるとケースの革が間に挟まり、プラグがきちんと奥まで刺さらないのだ。ケースそのものは大変気に入っているのに、ここだけがイマイチでHA-MX10-Bで聴くときだけケースを外さなければならない...というのはシャク。
そこでこの穴を広げてやろうと。
もちろん金属などではなく革なので、カッターナイフやハサミを使って広げてやることもできたのだが、一番日常見る位置の穴がハサミで切り取ったガクガクしたようなモノだと興ざめ。
そこできれいにくりぬくための工具を調達。
株式會社高儀(タカギ)の「儀助」シリーズの工具、穴あけポンチ。径は12mm。くだんのHA-MX10-Bのプラグ部分の根元は10mmだったので、それ以上あれば良かったのだが、あまりカツカツの穴にすると
・ジャックの中心に対応する部分にピタリと穴を開けないとならない
・今後さらにプラグが太い機器が出てきたときにまた開け直さなければならない
という事になるため、「穴がつながらないギリギリ限度の太い穴を開けよう」という方針で、12Φの穴を開けることに。モノとしては片方がふさがった円筒型で、ふさがっていない方に刃が作ってあり、途中の横腹にくずを出すための穴が開けてある。穴空けたいところに刃をあてて、お尻をトンカチでボイン!とヒットすると、きれいな穴が打ち抜ける...という工具。さすがこういうニッチな工具は市場規模が小さいので、日本製がまだ生きていけるらしく、安心の日本製で切れ味抜群だった。ただなー、3つしか穴空けないのに410円というと、「ひとたたき140円弱」なわけでそう考えるとちょっと高いか...でもずっと使うケースの穴がキレイにあいたので、その部分はシアワセ♡株式會社高儀HP(本品の詳細情報はなし)
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購入金額
410円
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購入日
2015年11月12日
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購入場所
コーナン
れいんさん
2016/01/13
cybercatさん
2016/01/13
これで台座や木槌などをそろえれば本物だなぁ...(実際はかまぼこ板みたいなのを割って使ったらしい)
とっぷりんさん
2016/01/14
しかもローレット加工までされている…高級品や!
cybercatさん
2016/01/14