今まで速度重視のSDメモリーカードというと、主にSAMSUNG PROかSanDisk Extreme系を使ってきました。
厳密に言えば他のメーカーの高速と称するモデルもいくつかは使ったのですが、期待通りの高性能ぶりを見せてくれたのはこの2機種辺りでした。
販売店では他にLexar(Micron)やTOSHIBAなどの高性能モデルを結構な高値で売っていて、これらもそのうち試してみたいと思っていました。とはいえ、気軽に買える程度にまで価格が下がってくれればという条件付きですが。32GBに万単位の価格をかけることは考えられませんし…。
このTOSHIBA SD-H032GR7VW060Aはシリーズ中の中間モデルという位置づけであり、特別高性能というわけでは無いのですが、それでも表記性能でUHS Speed Class 3対応で、Read 90MB/s,Write 60MB/sという性能が明記されていますから、そこそこの性能ではないかと思い、試しに買ってみました。
なお、今回購入したパッケージは並行輸入品で、日本国内で製造されているものの日本ではサポート対象外になるというものです。
読み出しは素晴らしいが
それではいつも通りベンチマークテストの結果を載せておきましょう。
iBUFFALO BSCR20TU3をASUS P6X58D-EのUSB3.0に接続した環境です。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まず、読み出しについては素晴らしい結果を叩き出してくれました。シーケンシャルでは公称以上の95MB/s越えとなりますし、4Kランダムでも軽々と20MB/sを超えてきます。今まで試したSDメモリーカードの中でも最高の結果となりました。
その一方で書き込みは悪くはないものの大した性能ではありません。どのテストでもシーケンシャルで公称値の60MB/sに達していませんし、ランダム4Kに至っては平凡な性能と一言で片付けられる程度のものです。
読み出し用途であればこれ以上は望む必要が無い性能を持っている割に、書き込みは遅いというわけではないものの他に同等以上の製品はいくらでもあるという結果となってしまいました。
この性能の傾向から、読み出し中心で使うのであれば文句なしにお薦め、書き込み重視であれば実売価格の近いSAMSUNG PRO系の方をお薦めします。
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購入金額
1,913円
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購入日
2016年05月02日
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購入場所
Amazon
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