この製品は、自動車のフェンダーアーチに沿うように貼り付け、少しだけ車幅を広げることで、車体からタイヤがはみ出さないようにする「チート」部品です。

現在の保安基準では、ホイールの中心点から真上に引いた基準点から、

進行方向に30°後退方向に50°の扇型の範囲で、1ミリ足りとものハミ出しは許されません。

ここまで厳密な取り決めが存在するのは日本の保安基準だけのようでして、

最新型のBMW3シリーズ（F30型）の前後フェンダーには3ミリ程度の透明樹脂パーツが貼りつけられています。　

この3ミリでハミ出しの嫌疑から逃れることが出来るとのこと。　

あからさまな改造に厳しくルールを適用するというなら判りますが、生産国を始めとして世界中で認められている車幅に対するタイヤサイズ（位置決め）がルール違反になる現在の保安基準というのは理解に苦しみます。　

そのうち非関税障壁として問題視されるかもしれませんね。

厳格な車検制度という意味では、現在販売されている5ナンバー車は、規格の1700ミリに対して、1695ミリというボディサイズを有しています。

この部品を取り付けると、1700ミリを越えることになります。

それでは、やはり車検に通らないのでは？　と思う方も多いでしょう。

でも、日常使用中に、ほんの少し接触してしまい、ほんの少しフェンダーが変形することってありますよね。　その場合も、ほんの少し車幅が広がることがあります。

でも不作為なフェンダーの変形が元で、車検不合格という話は聞いたことがありません。

そこは「どガチャか」してくださるんでしょう。

このフェンダーを取り付けることによって、泥はねが減るとか、空力特性が良くなるとか、

断言できませんが、、、。

それはありません。

製品には、業界で最も信頼されている３M製の強力両面テープが付いています。

まず、お持ちのフェンダーアーチに沿うかどうか　両面テープを剥がさずにチェックします。

次は、ボディに残る油分や汚れを落とします。　マジックリンで十分ですが、もしご心配なら

コンパウンド等を使い、やはりその後洗剤でワックス成分を落とし、充分に乾かしてください。

左右で取り付け位置を厳密に揃えて、上端部分（下端でもOK)とボディ側の取り付け位置が

決定したら、見切り位置にビニールテープ等で目印を付けます。

この時期から春先までは絶対に、できれば夏場でも、取り付け前にヘアドライヤー等で熱を加えて

柔軟性を高め、また糊の付きを良くする事が成功の秘訣だと思います。

サイズは大小から選ぶことが出来ました。

色は黒と銀色から選ぶことが出来ました。

当該商品は黒の小サイズです。　価格は全て同じでした。

見た目はなんちゃってカーボン調で、決して本物のカーボン製には見えません。

前述のように３M製の強力両面テープで固定されますので、風雨に晒され、洗車機に放り込まれても

全く剥がれる様子はありません。

価格を考慮すると、十二分な品質だと言えるのではないでしょうか。

いずれ詳細をお伝えする事があるかと思いますが、この500は最初に日本に上陸したサンプルカーでして、購入時にオプションを選ぶことは出来ませんでした。

モダンなウインドグラフィックで、フロントスクリーンも傾斜しているにも関わらず

全体から漂う雰囲気は、ルパンのチンクエチェント。

流石はデザインの国　イタリアの車だと思います。　

が、オリジナルの樹脂製ホイールキャップは、あまり気に入っていませんでした。

スチールホイールのまま、もしくはセンター部分に銀色のお盆のようなキャップが良かったな〜。

と愚痴をこぼしていると、友人がAlfa Romeo155を手放すので、持っているスピードラインのアルミをあげるよ。　と嬉しいお申し出。

真っ黒。　スピードライン伝統の星形デザインは、ノーマルの500にはちょっと荷が重いか、。

でも、血のつながりがあるのでしょうか、案外格好良く納まりました。

センターキャップはありあわせです。

スピードラインのアルミホイールは、純正スチールのそれより、１J程度幅が広いので、

タイヤは変えていないのですが、少しだけはみ出してしまうんです。

そこで、この商品を探すことになりました。

その後、きちんと車検に合格しています。