サブPC用にSSDが何かと必要になったので、240GB以上のは不要だけど120GB辺りで安くて出来るだけ高性能なのが欲しいと探していたら、最近出たらしいこれはどうかとある方にお勧め(人柱任命?)されました。
Apacer と言えばサーバー用メモリでも割と聞くメーカーですね。
240GBのパッケージ箱を流用して128GBの丸シールを貼っています。合理化ですね。
何となくカラスっぽい様な気が? サンダーバード(雷鳥)なのに何故火の玉エフェクトなのでしょう?
突っ込み所満載なパケ絵で好評でございます。
これはなかなか良い面構えだと思います。メタリック系ステッカーを貼ってあるみたいです。
よく見たら、この筐体は嬉しいことに金属製ですね。磁石にくっ付かない辺りアルミ製っぽいです。ペイントしてあるとはいえ、放熱面、寿命面でもきっと有利に働くことでしょう。
仕様
Model : Thunderbird AST680S AP128GAST680S-JP
Interface : SATA III 6Gb/s
Capacity : 128GB
Sustained Read Performance : Up to 525 MB/s
Sustained Wirte Performance : Up to 380 MB/s
IOPs (4K Random Read) : 非公開
IOPs (4K Random Write) : 非公開
Form Factor : 2.5 inch
NAND Flash Type : MLC
ECC : Up to 72bit/1KB
MTBF : 1,000,000 hours (approx.)
Operating Voltage : 5V ± 5%
Storage Temperature : 128GB
Shock : 500G/2ms
Vibration : 80 - 2000Hz/20G
Low Power Consumption : 870mA (typical on 128GB)
Dimension (mm) : 100(L) x 69.9(W) x 7(H)
Endurance : 317 TBW
Reliability Features : S.M.A.R.T., TRIM, Wear-leveling
Standard Operating Temperatures : 0℃ ~ 70℃
Warranty : 3 years
Certifications : RoHS, CE, FCC, BSMI
この128GBモデルと64GBモデルは
NANDメモリが Micron MLCチップ
コントローラが 台湾 Phison S9 とのこと。
240GBや480GBモデルの方はNANDメモリが東芝 TLCチップだそうです。
CrystalDiskInfo 6.6 Alpha1
CrystalDiskMark 5.0.2 x64(左:ランダム、右:0fill ) の結果
このSSDを注文後、すぐに報告された某所での評価ではメーカー公称速度に達していないと聞いてビビりましたが、やはり <0Fill> の場合だとメーカー公称速度を超えていると言って良いでしょう。
気になるのは DEVSLP を Support しているはずなのですが、上記CrystalDiskInfoでは表示されていないのが何とも。そもそもS.M.A.R.T.情報が少なすぎるような気がします。CDI側が未対応なのかもしれませんが。そのせいか健康状態も不明 となっています。コントローラチップがまだ新顔だからなのかもしれませんね。
ユーティリティツール等のソフトが公開された?
同社のSSD製品第一弾な為か、コントローラチップが新顔な為か、2015/11/01の段階では健康度、寿命表示、ファームウェア更新やデータ完全削除等をする為に必要なソフトがまだ公開されていないのが気になりました。今後のサポートに期待でしょうか。
でも3年保証なのは嬉しいですね。箱そのものが保証書代わりになっているので捨てずに保管する必要があります。
ファームウェア AP023PC0 へ更新
Apacer ASIA Pacific (English) サイトの
http://ap.apacer.com/consumers/digital-storage/solid-state-drive
の下記 「Downloads」→「Firmware」タブのところにファームウェアアップツールが置いてある事に気付きました。出来れば jp サイトの方でもきちんと案内して欲しいですよね。
AP023PC0 ファームウェア更新の注意内容は下記の通り
1. Adjust SATA mode as AHCI mode
2. Firmware can't be upgrade when booting from SSD.
3. New firmware version:v2.3
1. AHCIモードで接続すること
2. 更新するSSDが「起動ドライブ」の場合はファームウェアアップグレードは出来ないぞ
3. 新型ファームウェアバージョンは2.3
このファームウェアアップデータは下記の製品にも対応しています。
AS220 32GB 64GB 128GB
AS510S 64GB 128GB
AST680S 64GB 128GB
AS2280 128GB
Apacer AS510S, AST680S,AS220, M.2 AS2280-Win-En_20151111007.zip を解凍するとpdfドキュメントも同梱されているのでよく読んでおきましょう。
ディスクの内容が
全て初期化される
という事も書かれています。肝心なことじゃないですか-!
必要ならバックアップを取ってからファームウェア更新を実行しましょう。
Windows XP / Windows 7 のみサポートとあって、一応正式にWindows10には対応していないみたいですが、ダメ元で試しに UpgradeFW_AP023PC0.exe を実行。
Upgrade Firmware ボタンを押して実行したところ
「このプログラムは応答していません」
とだんまりモードになって非常に慌てましたが、念のため1分間ぐらい待ってみましょう。
一応、アップデートに成功したみたいです。ふぅ、良かった。心臓に悪いです。
40秒待てやとログに残ってますね(汗
そして再起動を促されます。
無事にAP023PC0に更新完了された模様
と、AST680S 128GBがまるっきり工場出荷状態に初期化されている事に気付きました。
確かにこれじゃブートドライブには適用できませんね。
もう一度、ディスクの管理 からフォーマットをやり直さなければなりません。
相変わらず、雫ちゃんはこのSSDに関してちんぷんかんぷん の様です
通常ランダムモード
0fillモード
前のファームウェアと比較すると、やや読み込みが改善していますが、書き込みがやや遅くなっています。一応Trimかけましたが。
某所の噂ではプチフリーズになる症状を改善するファームウェアだとのこと。心当たりのある方はやっておいた方が良いかもしれません。
更新ファームウェアとツールが公開されてた
2016/07/26 久々にサイトを覗いてみたら、更新ファームウェアとツールが公開されていました。
http://jp.apacer.com/products/Solid-State-Drive-Thundebird-AST680S
今度のファームウェア更新のためには、512MB以上の容量を持つUSBメモリが1本必要な様です。で、例によってファームウェアアップデートしたSSDの中身は全て初期化されます(汗)
3109_AP026PC0_DOS FW Upgrade(ReInitial)
Thunderbird AST680S AP128GAST680S-JP はこっちらしい
310A_AP113PD0_DOS FW Upgrade(DLMC+Preformatl)
310A_AP122PD0_DOS FW Upgrade(DLMC+Preformatl)
この2つは別の容量の製品の方らしい
各フォルダに入っている ISPInst.exe を実行してUSBメモリにDOSブートでファーム更新できる様にする仕組みですが、Win8.1環境ではWin7モードにした上で管理者権限が必要だったり、USBポートを刺す位置によっては更新できなかったりと挙動不審です。
ツールの方も管理者権限オプションを付けないと立ち上がりませんでした。
健康度表示がちょっと判りづらいですね。
一応ファームウェアアップデートしたのに、新しいファームウェアがありますと表示されますが、押しても何も起こりません。
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購入金額
5,918円
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購入日
2015年10月31日
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購入場所
TSUKUMO
アラクレさん
2015/11/02
うーん・・・Readは早いからいいっちゃいいんですけど、
CrystalDiskInfoで情報を全然取得できないのはいただけませんね・・・。
これだったらまだ850EVOのほうがいいような気がしてきます。
くろがねッと☆さん
2015/11/03
Writeももう少し速いと良かったですよね。実際の使用感ではたぶん問題ないとは思いますけれども。
S.M.A.R.T.情報では「ベンダ固有」のパラメータが多いのでCrystalDiskInfo側がまだ対応していないのでしょうね。この辺もメーカー側の努力次第でしょうか。
850EVO辺りも評判は良さげですね~