毎朝通勤に乗用車をお使いの方や、屋内ガレージをお持ちの方には必要ないし、
脱着が面倒だと思いますが、
青空ガレージご利用のサンデードライバーの方々にオススメしたいボディカバーのレビューです。
神奈川県の有限会社アルカディアさんのラッパーズブランド。
車雑誌カーグラフィックの広告で有名なアルカディアのラッパーズは、
実車から採寸してジャストフィットのカーカバーを制作販売しています。
どんな珍しい車でも、データさえ残っていれば制作していただけるようですし、
未採寸の車でも実車をアルカディアさんまで運ぶと、
あお採寸手数料無料で制作して戴けるようです。(要予約)
ボディカバー使用の功罪について
ボディカバーは使わないほうが良いと云うご意見の中で多いのは
1 カバーの中は湿気が篭りやすくなるので、却って塗装に悪いのではないか?
2 カバーが風などに煽られて、ボディと擦れ合い小傷が増えるのではないか?
3 カバーが風などに煽られて、飛んでいく心配があるのでは?
4 カバーを着せたり脱がせたりの作業に時間がかかるのでは?
それぞれのご意見に対する私の考えを書きます。
① 過去30年間カバーを利用していますが、そのような理由で塗装が傷んだ経験はありません。 それより酸性雨や紫外線から防御してくれることによるメリットが遥かに大きいと思われます。
とてもデリケートな塗装の車や超高級車にお乗りの方なら、
ゴアテックス採用の商品をお使いになれば、①の心配から逃れることが可能です。
塗料の中で最も弱いと云われるソリッドの赤・世界的に見ても塗装が悪いのでは?と疑われているイタリア車・その2つを満たしたアルファロメオ155に15年以上乗りましたが、
ボディカバーのお陰で最後の日まで車体の艶は失われませんでした。
ワイパーブレードの交換頻度も4年以上充分使えました。
その他ゴム・樹脂部品も未交換です。
10年間程維持した初代EUNOSロードスターも、ボディカバーを利用していたので、
雨漏り無し、幌の張替え必要なしでした。
② ボディ下部にロープやゴムで固定できる機能を持ったボディカバーを選べば、問題ありません。
③ ②で示した商品なら、そのような事は起こりません。
④ ドアミラー袋を持つボディカバーなら(セダン・クーペ・HB車)その部分を起点にして二つ折りにして作業できます。
この条件を満たせば、脱がすのも着せるのも2分以内で完了します。
合成繊維・一重のカーカバーですが、フィット感と生地の強さを考えると お買い得でした
純正品の25,935円に対して、
ラッパーズのDタイプ普及型なら代引き手数料込みで17,730円でしたので、
ウェブ上から注文しました。
日曜日を挟みましたが、5日で配達完了です。
タイプの他には
Sタイプ ゴア®カーカバー用ファブリックの3層構造・防水シール完備の最高級品
Aタイプ 塗装にスリキズのつきにくい2層構造起毛裏地付 4色展開から選択可能
Cタイプ 屋内保管のダストカバーとしてのみ使用可能 綿素材使用
因みにDタイプとは
カーディーラーなどで、純正オプションにも採用されている最もポピュラーなボディカバー素材。ポリエステル100%のシングルタイプです。
塗装への接触面は最も粗いタイプですが、私が選んだのがこのタイプです。
赤色塗装では気にならなかったのですが、白色ボディだとすこし灰色のシミ汚れが付きます。
ワックスやワコーズのバリアスコートで簡単に落ちる程度の汚れですが、ボンネット上のエッジ部分に汚れが付くようです。
裏地付きの製品なら、少しはマシでしょうが、車体が汚れている時にそのままカバーをかけると
汚れの再生産が発生してしまいます。
布地に重さがあるため、脱着が容易です 付属の袋が大きいので 収納が楽です
まず、布素材の分厚さに驚きました。
155の時に使ってきた15,000円までのアラデン製とは一線を画した布材です。
(オートバックスで3年毎に購入していたが 現在は廃番のようです)
それなりに重量があります。
車がFRレイアウトの為、ほぼ同じボディサイズのVWゴルフやアルファロメオ・ジュリエッタ等と比較すると、ドアミラーの位置が10センチ近く後方に位置しています。
しかし実車計測採寸のボディカバーなので、完全に無理なくフィットします。
特徴的なルーフ後端のドルフィンアンテナ部も余裕を持ってクリアーしてくれました。
ボディ下部まで回りこむように裁断縫製されていましたので、フロント部にあるロープをきちんと縛れば、確実に固定できます。
布地にある程度の重さがあるので、ボンネット上で展開したり折りたたんだりする作業が容易になりました。
また、付属の巾着袋がかなり大きめですので、それほど神経質に畳まなくても、上手く収納できます。
これまでの商品の場合、「一旦出た以上、二度と戻れない」
そんな袋ばかりでしたので、かなり嬉しかったです。
袋があっても、雨天時にカバーを脱がしてから、それをラゲッジルームに保管する際には湿気が悩みの種となります。
湿気でクルマや積載物が傷まないように、ラゲッジルームには「水取りぞうさん」に代表される湿気取りを入れておかれることをススメます。
実際にどう使うの?
脱がす時
①ロープを緩める
②カバーを後端部から緩め、その後端をボディ前方に向けてめくり上げる
③カバー後端と前端を揃える形で、ボンネット上に載せる。
④二つ折りになっているカバーを、左右両方向から持ち上げてボンネット上で長細い封筒になるように畳んでゆく。
⑤その細長い封筒をボディ前方側(ナンバープレート側)から持ち上げながら畳んでゆく。
⑥俵状、もしくは座布団上に畳まれたボディカバーが出来上がりますので、それを付属の袋に収納します。
着せる時
①基本的に「脱がす時」を逆送りにすれば良いだけです。
座布団もしくは俵をボンネットとフロントガラスの切替部(ワイパーブレード付近)中央に置いて、そこから王様の絨毯の様にフロント側に
垂らして行く。 そこから作業開始です。
この作業を数回繰り返し、コツを掴むと全体の作業は1~2分で完了します。
フロント側左右から出ている太めのロープを使って固定しますが、
購入者がウェブ上の取説を見て工夫する必要がありました。
この前に使用していたケンレーン製ボディカバーに付属していたニフコ製のワンタッチファスナーを利用しようと考えていたのですが、ロープのサイズが太いので再利用出来ませんでした。
ロープがしっかりしていますので、軽く結ぶだけできちんと固定できますが、
出来れば樹脂製ファスナーが付属していれば良いのに、、、 と思いました。
後にAmazon等でも入手可能なワンタッチケーブルロックを見つけました。
これで安心・とても使いやすいです。
アルカディアさんでも採用してくれたら良いのに。
ボディカバーとして満足のゆく出来栄え
上手に使うことで、コーティングやワックスの持続期間が伸びます。
ワイパーブレードやゴム部品の寿命が伸びます。
ちょっと古い欧州車で気になる樹脂部品の油抜け、白濁、割れ欠けを防げます。
樹脂製ヘッドライトカバーの白濁を遅らせる事が可能です。
擦れや蒸れを心配するより、酸性雨や紫外線の脅威の方を心配すべきとお考えの方の愛車に、実車採寸でジャストフィットのボディカバー・アルカディアのラッパーズをオススメします。
ボディカバーが無いと、ドアミラー付近から雨染みが出ます。
猫ちゃんの足跡が付きます。 これらも防げます。
想像していたより、うんと良い商品でした。
もっと早くからこれを使えば良かった。
そこを後悔しているところです。
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購入金額
17,730円
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購入日
2013年06月頃
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購入場所
アルカディア通販
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