レビューメディア「ジグソー」

価格以上の満足感が得られるイヤホン(あくまでも私感です)

JBMMJという中国ブランドのカナル型イヤホン『MJ8600』です。

 


以前、MONSTERのイヤホン(MH Beats IE by dr.dre)を購入した時に本体のデザインと赤い「きしめん」ケーブルに一目惚れして購入したのですが、今回も似たような感覚で本製品を購入しました。

 


流れるような美しいフォルムでもないですし、MH Beats IE by dr.dreほど特徴があるかというとそうでもないのですが、金属感のあるタービン形状とケーブルの一寸とアンバランスな感じに惹かれてしまいました^_^;


製品について調べてみると「MJ8600」自体は2012年頃には既に出ていたようですが、当初のモデルは細いケーブルを組み合わせたものだったようです。その後2013年にMJ8600のフラッグシップ版と銘打ってリリースされたものが本製品で、現在は赤いきしめんケーブルを継承したMJ720(Audio Sharp)にシフトしているようなので、JBMMJのWebサイトのメインには掲載されていませんが、本家のオンラインショップからはアクセスできるようでした。

 

本家の製品ページ(画像クリック)

 

こちらが当初のモデル、ケーブルが細いだけですが、、、


ということで既に型遅れ製品ということになりますが、デザイン的に本製品の方が気に入ったのでAmazonにて注文しました。

更新: 2015/10/24

■製品パッケージ


 
パッケージは豪華ですw

価格の割には高級そうな化粧箱に入っていて印象的には決して悪くありませんが、割と低価格な商品なのにパッケージが妙に豪華だと逆にちょっと心配になります^_^;

 


箱を開けるとイヤホン本体とキャリングケースが目に入りますが、このケース、明らかに「Beats …」に付属していたものにソックリです^_^;

 

あれ?このキャリングケースは!!

 

左がBeatsのもので、右が本製品のもの、「b」じゃなく「J」ですw

 

中身も似てますが、Beatsのものの方が触りがソフトでした。。。

 


それはそうと、パッケージにはレザーケース的なものが印刷されているので、明らかにどこかの時点で仕様変更がされているようです。まぁ、私の場合ケーブルを小さくまとめてケースに入れる習慣がないので、何でも良いのですが、、、

 

当初はレザーケースに入っていたようですねぇ?


何にしてもこのケースは他の用途にも使える(Beatsのものはレンズフィルタのケースとして活用中)ので、良しとします^_^;

パッケージ内容は、イヤホン本体とイヤホンチップ(S、M、L各2ヶ)、クリップ、キャリングケース、二股分岐ケーブル、取扱説明書(英語、中国語)、エイジング用CDとなっています。

 

あと、ケースの中にイヤホンチップとクリップが入ってます(出し忘れ^_^;)

 

本体には予めイヤホンチップが付属しています。

 

そして、予備のイヤホンチップとクリップ

 

クリップはケーブルを通してタイピンのように留めるタイプです。

 

エイジング用のCD付きです。

 

実は8cmのミニCDです。久しぶりに見ました^_^;

 

PCなどに使える二股分岐ケーブルも付いてます。

 

取扱説明書もほらこんなに文章が充実しています。
中国語はもちろん英語も読めないですけどねぇw

更新: 2015/10/24

■製品デザイン


 
意外とコンパクト

イヤホン本体は、タービン型というかレゴのフィギュアの頭にイヤホンチップを付けたような形で、アルミ製の質感が何とも言えず高級っぽい感じを演出しています。やはり本物の金属が放つ輝きは一味違います。

 

タービン型?というのか、とにかく左右共通の形です。

 

サイズ的にはMH Beats IE by dr.dreよりも1mmほど径の大きなドライバが入っていながら、全体的には小ぶりに出来ていて、装着した時に収まりが良くフィット感のあるサイズです。

 

左がMH Beats IE by dr.dre、右が本製品

 

今回購入したスチールグレーは、青みのかかった暗めのメタル色でガンブルーまでは深くないものの、それに近い感じのする色で、思っていたよりも落ち着いた色合いでした。

 

なんだかヘアードライヤーにも見えてきましたw

 

赤というよりは朱色に近い「きしめんケーブル」もMH Beats IE by dr.dreのものより細く、本体のコンパクトさと合わせて丁度良いバランスにまとまっていると思います。また、本体のケーブル取り出し部分もソツなく仕上げられており、完成度はそれなりに高く見えます。

 

ケーブルの被覆はPUなので、それなりに耐久性はありそうですが、材質的に退色しやすいと思われるので、あっという間に黒ずんだり黄変したりしてしまいそうです...

 

イヤホンチップを外すと網付きのノズル部分が露出しますが、MH Beats IE by dr.dreよりも径が太く、何となく太い音が出そうな印象を受けました。(特に根拠はありません^_^;)

 

ケーブルの太さも違いますが、開口部の径も全然違います。

 

Y字に分岐する部分とプラグ部分はスチールグレーで統一されており、途中のマイク付きリモコンは黒い樹脂製となっていました。

 

Y字に分岐している部分、シンブルな筒状です。

 

プラグ部分のデザインも筒状で統一感があります。

 

リモコンは良いとして、スマホじゃないのでマイクは不要でした...

 

ということで、デザイン的にはバランスの取れた良い形(あくまでも私の好み)だと思いました。

 

更新: 2015/10/24

■製品仕様


Amazonとパッケージに書かれているスペックが違うのでどちらが本当なのか不明ですが、下記()内がパッケージ記載のものです。さらに本家のサイトだと同じページの中に違う記述が色々書かれているので、もうワケワカラン状態です^_^;

型番:JBMMJ-MJ8600

型式:ダイナミック型
形状:カナル型(インイヤー)
ドライバー:φ9mm
出力音圧レベル:98db/mW(118db/mW)
インピーダンス:16Ω
再生周波数帯:20Hz~20KHz ※6Hz~23.5KHzの記載もあり
定格出力:3mW(15mW)
質量:12g
プラグ:φ3.5mm金メッキステレオミニ/ストレート型
コード:1.2m/Y型

材質:本体/アルミニウム合金
   ケーブル(被覆材)/PU
   本線/4.0mm幅 1.2mm厚
   分岐線/3.5mm幅 1.2mm厚
カラー:ブラック、コーヒー色、シルバーグレー、スチールグレー
その他:マイク、6コントロールボタン(通話ON/OFF、再生/ポーズ、送り/戻し)

 

Amazonの商品ページには「低域用、中高域用二つの音域に過した異なる素材の振動板をドライバーに搭載している」と書かれていますが、具体的にどうなっているのかは不明です。MJ720の分解図に載っているドライバは螺旋状に見える振動板?とフラットな部分が立体的に構成されているように見えるので、そういう感じなのかもしれませんね?

 

MJ720の分解図

更新: 2015/10/24
総評

総評というよりまだ第一印象レベル



ひとまず音質については置いといて...^_^;

必要以上に飛び出た部分もなく、きしめんケーブルもMH Beats IE by dr.dreより細いので、それほど重く邪魔な感じもなく装着感は良好です。個人的にはシリコンチップが苦手なのでしっくりきませんが、長くしていても疲れない感じです。

 

ただ、ケーブルが太いのでタッチノイズはかなり大きいです。付属のクリップを使うと多少は落ち着きますが、Y字から上のケーブルが当たったり擦れたりするとノイズになって響くので、万全とは言えません。Shure掛けも試してみましたが、タッチノイズは軽減するものの、きしめんケーブルが耳に掛かっていると慣れないせいもあって違和感がありました。

 

コンプライのイヤホンチップを強引に装着、この方が私は好きです。

 

カナル型なので遮音性は良いですが、イヤホンチップ次第で多少は変わってくると思います。好みとしてはやはりコンプライのウレタンフォームを組み合わせた方が好きです。しかしながら、最近はずっとインイヤータイプを使っていたので、遮音されすぎると何だか怖いですw

 

音漏れについてはさほど気になりませんが、iPod touch 5thの音量を60%くらいで聴いていると、静かな場所ではほんのりシャカシャカと聴こえてきます。電車の中などでは全く気づかないレベルだと思います。

 

肝心の音については、まだ購入して間もない状態なので、どうのこうのと言える感じではありませんが、第一印象としては割と素直な音が出ていると思いました。低音はズズンという底から突き上げるような感じではないのですが、こもる感じもなくそれなりに出ていますし、高音もキンキンするような感じではないので、長く聴いていても聴き疲れない音だと思いました。

 

この前に登録したオーテクのATH-CKS55Xよりも聴きやすいので、あちらは上の子にあげてしまいました。上の子はオーテクのイヤホンがお気に入りのようで大喜びでした。

 

 

現段階では何か物足りなさを感じなくもないのですが、この感じだとたぶんエイジングがどうという前に私の鈍感な耳の方が先に慣れてしまいそうですw

 

折角なのでエイジング用のCDを使ってみようと思いましたが、MacではCD自体が認識されなかったので、とりあえず適当なピンクノイズや普段聴いている曲などを流して放置したりしています。

 

何にしても、今のところは価格以上の満足感が得られています。

 

 

  • 購入金額

    1,885円

  • 購入日

    2015年10月頃

  • 購入場所

    amazon

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