昨年末のヨドバシカメラ「夢のお年玉箱」争奪戦で、1万円のSIMフリースマホ箱を買うことが出来ず、半ば腹いせで買ってしまったのが、5千円の格安SIMフリースマホ箱でした。
このFREETEL SAMURAI MIYABIは、その5千円の格安SIMフリースマホ箱の中身だった品です。
ただ、折角入手したものの特に使う機会もなく、先日ONKYO GRANBEAT DP-CMX1のレビューを書く際に、比較用として使うためにようやく最低限のセットアップを行ったというものです。その後もレビューを書き終えた後は殆ど使うことはないのですが、一応そろそろレビューを書いてみたいと思います。
添付品は最近のスマートフォンとしてはごく普通でしょう。保証書や簡易マニュアル類の他は、AC-USB充電器とmicroUSBケーブル程度しかありません。
本体は私が他に使っているAndroidスマートフォンである
よりは一回り小さいのですが、意外と重量感は感じられます。
ライトユーザーならこれでも
実は大手キャリアの契約数が多すぎたので、徐々に削減をしているため常用するスマートフォンは減ってきています。先月もauの
を解約し、大手キャリアのスマートフォンはau、SoftbankのiPhone 1台ずつというところまで減り、他はMVNOのSIMで運用するようになってきています。
前述の常用しているAndroidスマートフォン2台もMVNOのSIMで運用しているのですが、SIMの枚数自体は足りているにも関わらず、MIYABIは常用するに至っていません。
それは何故かといえば、やはりそこまでの魅力がないということに尽きます。MIYABIも使えないほど低性能とは思えないのですが、他の端末よりは快適性は明らかに落ちます。
客観的な指標としてベンチマークテストを実施した結果は、DP-CMX1のレビューの方に掲載していますので、そちらをご覧ください。
現用の2台はおろか、既に引退しているXPERIA Z1やURBANO L03と比較しても快適性で下回っていることは間違いありません。ベンチマークの数字だけではなく、実際に普段通りに動かしてみればやはり差があることが体感できてしまいますので。私の場合スマートフォンでゲームをプレイすることはほぼ無く、それほど性能に対する要求はシビアでは無いのですが、DP-CMX1も含め比較した他の端末よりははっきりと劣っていました。
もっとも、最低限の使い方である、
・カメラで写真撮影
・Google検索
・twitterの利用
程度であれば、性能差が気になることはありません。カメラは高性能とまでは言えませんが、URBANO L03などもお世辞にも良いものではなく、MIYABIでもそれほど見劣りしているようには思えませんでした。
あまり使い込んでいる訳では無いのでなんとも言えないのですが、気になるのはバッテリーの残量表示の不正確さです。Androidが起動しない程度まで残量が減った状態から、ほんの数十秒充電しただけで起動して、その状態で充電を続けたまま残量表示を確認してみると72%などと表示されてしまうのです。いくら高速充電であっても、1分やそこらで70%充電できるとは思えませんからね。
決して用途が限定されるほどの低性能という訳ではありませんから、実際に使ってみてこれで十分と感じる方も恐らくいらっしゃるだろうと思える程度の出来ではあります。しかし、少し前の世代の上位モデルを使っていた人がMIYABIに買い換えて、納得して使えるかといわれればそれも難しいでしょう。初心者をターゲットにしたと思われる製品ですが、初心者が使うには完成度が少々心許ないだけに、どのようなユーザーに上手く適合するのか、答えは見出せないままです…。
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購入金額
5,000円
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購入日
2017年01月01日
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購入場所
よどばし・ドットコム
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