はっきり言ってしまうと、これは必要があって買ったという品ではありません。安売りされていて、しかも狙っていた他の品を買えなかったことに対する腹いせも含んで買ってきたモノとなります。
さらに、購入時点でUSB「3.0」接続モニターであることを見落としていましたので、想定通りの用途では使えないことが判ってしまいました。当初組み合わせる予定だったPCはUSB2.0までにしか対応していなかったのです。そこで用途を無理矢理絞り出して使い始めるまでに少し時間を要してしまいました。
冷静に考えると、15.6インチでWXGA(1,366×768 Pixel)というのはフォントなども結構大きく表示されますね。大きめの格安ノートPCなどによくあるサイズですので…。
裏から見ると意外とスタイリッシュであり、しかも大きさの割にはかなり軽いということに気付きます。何しろ公称重量800gですからね。
添付のケーブルは結構細く見えるのですが、端子形状からUSB3.0対応品であることが判ります。他にマニュアルとソフトウェアROMが添付されていますね。
使い始めるには、ドライバーとユーティリティーをインストールし、途中指示されたタイミングでUSBケーブルを使ってPCと接続するだけです。但し、USB3.0を指定しているだけあってかなり消費電力が大きいようで、私のPCに2つ繋がっているUSB3.0対応セルフパワーハブのうち、片方ではMB168Bの電源が入りません(厳密には一瞬入ってすぐ落ちる)でした。
手軽さ以外は期待するべきでは無い
メインPCではGeForce GTX 670にWUXGAのモニター(MITSUBISHI RDT241WEX)を接続しているのですが、今回はMB168Bをこの環境のサブモニターとして利用してみます。
正しく導入作業が終わっていると、各ディスプレイはこのような状態で認識されます。
元々のWUXGAモニターがメインディスプレイ、MB168Bがセカンダリディスプレイとなっています。複数ディスプレイのモードは「表示領域を拡張する」としておくことで、メインディスプレイのデスクトップの右にセカンダリディスプレイの領域が追加されます。
今回はこの追加されたデスクトップ領域に、普段PC作業時に音楽を再生しておくためのソフトウェア「Foobar2000」を表示しておき、通常のデスクトップ領域の作業を邪魔しないようにしてみました。
このとき、実際のMB168Bは以下のように表示しています。
今まではFoobar2000の操作をするために、一度作業中のウインドウを背後に回すか最小化する必要があったのですが、この状態にすることでカーソルを左右に動かすだけで操作対象アプリケーションを行き来出来るようになりました。慣れると意外と便利です。
ただ、元々が視野角の狭いTNパネルを搭載している製品ですし、表示品質はお世辞にも良いものではありません。あくまでも何らかの補助的に使うのが正しい製品という気がします。
この製品の最大の長所はUSBが3.0以降に限定されるとはいえ、USBケーブルを1本繋ぐだけで簡単にPCのデスクトップ領域を追加することが出来るという点につきます。
用途はきわめて限定的ですが、上手く目的に合致するようであれば手軽に使えるという良さが生きてくるのでは無いでしょうか。
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購入金額
7,980円
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購入日
2016年11月03日
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購入場所
コジマ
kensanさん
2016/11/03
理由は他の機器とドライバー競合を起こしたためで、そちらの方がよく使用したためです。
ご指摘のように使い方ですね。
jive9821さん
2016/11/03
この類いのUSB接続ディスプレイは、使い方によってはとても便利なアイテムになり得るのだと思うのですが、これが活きるような用途が普段自分自身にあるかと考えるとなかなか難しいかも知れません。今回の例のFoobar2000用モニターというのも、ある意味無理矢理ひねり出した使い方ですし…。
スペースさえあれば、通常のモニターを複数枚並べる方が便利なのはいうまでもありませんし、モバイルPCとの組み合わせで活路を見出すのが正解な気がします。私の場合普段使いのモバイルPCがデュアルディスプレイ機なので、より難しいわけですが。