今回、まだまだ珍しい、「データ販売」という形態であったためどのよ うな売り方をしているのか気になっていました。目玉であるハイレゾ音声はメモリにしか入っておらず、これだけなら原価500円。これにどうやって付加価値 をつけているのだろかと思ったのですが、悔しいですがやられました。データだけど、所有したい。所有する満足感を満たしたいというニーズは十分かなってい る商品です。やり方としてはとてもうまい。もっと、CADソフトのドングル（ライセンス認証用USB鍵）みたいな味気ないものを想像していました。

個人的に、紙媒体のアルバムにあまり魅力を感じません。せっかくやるならクオリティの高いPDF同梱とかが良かったな〜とおもったり。この辺の感じ方は個人個人でしょう。（私はどちらかと言えば電子化してしまう人です。）

楽 曲に関して、睡眠不足であったため十分聞き込めていません。しかし、なんかどっかで聞いたことあるサウンドに終止している気がします。ミスチルという商品 を買っている気持ちにすらなる。トヨタ車に乗っている気分です。しかしながら、楽曲のクオリティは十分すぎるほどあります。これから聴きこんで、お気に入 りを見つければいいのかなと。

販売方法に関して

個 人的に、Nakedはもはや別物のアルバムじゃねえかと思うのですね。drip版はダウンロード販売で、しかもダウンロード版買うともう一枚くらいCD買 えてしまうとは、消費者を舐めているのかと。そして、Naked版は即売り切れ、現在は正規価格の1.5倍程度出さないと入手不可能…。確かに、商品の売 り方としてはいい方法なのかもしれませんが、ミスチルの売り方としてはどうなんでしょうね。これはやり過ぎなのではないかと。drip版はハイレゾなし、 二枚構成DVDなしとかで良かったんじゃないでしょうか。

先にも述べましたが、データ販売とモノ販売の中間点を程よく追求されています。満足度は高いです。