料金面を考えガラケーと MVNO(格安SIM)スマホの 2台持ち運用していますが、2台持ち歩くのが面倒になってきたのでドコモの契約満了月に合わせ MVNOスマホ 1台だけにするべく、各MVNOのサービス内容比較や現在携帯電話の番号やメールアドレスを登録しているサービスの整理をしました。
まずキャリアから MVNOに移るのに問題になるのは、電話番号をそのまま使えるか(MNPに対応しているか)とキャリアのメールアドレスが無くなってしまって問題ないかの2点です。
最近の MVNOは有名なところはほとんど MNPに対応しているのですが、通話自体あまりしないので今回は思い切って MNPをせずに電話番号を変える事にしました。
そしてドコモのメールアドレスをいくつかのサービスで登録していましたが、キャリアのメールアドレスでなければダメというサービスには登録していなかったので、こちらも無くなってしまうのは問題はありません。
しいて問題を上げるなら、キャリアメールを使っていてスパム対策でキャリアメール以外から受け取らないとしている人がいますが、他の連絡手段があるだろうとここは切り捨てました(^^;
という事で、今回は全く新規に MVNOの通話の出来るサービスに申し込み、自分のニーズに合ったサービス選びを行なった(つもりだった)のですが、私の場合は月に 3分に満たない通話を数回にデータ通信は 1GBもあれば十分です。
ただ今までドコモの家族間通話は無料だったのが無くなるので、月に 20回くらい通話をするだろうと仮定しました。
通話に関してはどの MVNOもキャリアに比べかけ放題プランがないため、どうしても不利になります。
各社それを埋めるべく、通話料が半額になるサービスや IP電話利用によってカバーしているのが現状です。
この様な中、通常の電話回線を使い一定時間・回数まで定額で利用できるプランを「もしもシークス」が出してきました。
今回私が加入したプランの「基本コース」では
無料通話 3分通話、30回 / 月
※無料通話分を超えると 30秒19.9円かかります
データ 1GB
※1GB以降は、200kbpsで通信可能
これで、月額 1,980円になります。
大体他の MVNOでデータ 1GBの通話プランだと 1500円位ですから、1回の通話が 90秒(約60円)として 9回電話をすれば元が取れる計算です。
最近は月額無料で通話料が半額になるプランもあるので、それと比べても 18回かければ元を取れます。
なんて事を考え、もしもシークスの通話定額プラン「かけたい放題」の基本コースに申し込んだのでした。
申し込みの流れ
今回申し込んだ「かけたい放題」プランは 9月7日から開始で、8月中にWEBから申し込みを行なっており、通常は申し込みから送付までどのくらいかかるのかは分かりません。
申し込み自体は、身分証明をするモノ(運転免許証など)の画像を添付し、必要事項を記入の上、WEB上で署名を行ないます。
署名なんてタブレットならまだしもマウスで入力なんてとんでもない文字なんですけど(^^;
支払いはクレジットカードのみで、全て記入し申し込んだら後は審査が通り SIMが届くのを待つのみです。
審査完了時はメールが届くようで、申し込んだ翌日に着ました。
内容は、もしもシークスの審査が通り続いてクレジットカードの審査に入るとの事だったのですが、しばらくしてすぐに事務手数料決済完了のメールが届いたので、本来ならこの後すぐに送付という流れになるかと思います。
SIMは予定通り 7日に発送したとメールがあり 8日に届きました(私は都内在住です)ので、通常時なら結構早く手元に届きそうです。
送付物
箱を空けるといきなり目に入るように
無料通話に関わる注意事項がフタに貼られています。
他社との差別化で重要な「通話定額」に関する事なので、かなり気を遣っているようですね。
小冊子や絵本が付いてきているのですが会社の取り組み(途上国への「通信の普及支援」)に関するモノで、実際の接続方法や「かけたい放題」アプリのダウンロードに関するモノは A4用紙 2枚だけです。
まぁ、実際それだけあれば十分なんですが、絵本や小冊子はカラーでしっかりしているものなので、その分無くして少しでも安くしたり支援にまわせばいいのに(^^;
そして、MVNO 5社目にして初めて SIMカードの入っているケースが会社独自のモノを見ました。
もちろん、中の SIMカードはキャリアのものですけどね。
利用設定
後は SIMを本体に挿し込んで
初期設定の説明に関しては画付きで過不足なく iphone用と Android用とでよく分かるように書かれているので、問題なく設定できるでしょう。
ただし、mineoの様に
Googleアカウントの取得方法など、初心者でも分かる様な説明書は付いてこないので、慣れていない人だと説明がこれだけかと面食らいそうです。
いろいろと情報が少ない
回線はドコモ回線で、通話もデータ通信もまだ私の使っている範囲ではキャリアとの差を感じていませんが、他の MVNOのサービスに比べるとまだまだ使い勝手が悪く感じます。
例えば、現在うちで利用している MVNOは mineoの他に U-mobileを利用していますが、両社ともWEB上で当月分の通信使用量を見る事が出来ます。
これは今まで使った他の MVNOでも一緒ですが、もしもシークスではこの様なサービスはありません。
更に mineoやヨドバシカメラの格安SIMでは、データ使用量を抑えるために高速通信と低速通信に切替えるアプリの提供がありましたが、その様なサービスもありません。
問い合わせてみたところ、データ通信量の分かるアプリを利用してくださいとの事でした。
また定額通話用のアプリ(「かけたい放題」)にも、今月何回使ったか分かる様な情報は無く、自分で管理するしかありません。こちらについては、今後分かるようにする予定はあるそうですが、サービス開始当初から付けて欲しかったですね。
今回メールでの問い合わせしかしていないのですが、契約前からも何回か問い合わせしており当日か翌日には返事がもらえ内容も明確で丁寧ですのでサポート自体は良さそうなのですが、サービスの充実をもう少し頑張って欲しいところです。
利用中の他MVNOと比べてみて
◎定額通話について
今回、月20回は通話するだろうと通話料金に重点をおき「もしもシークス」を選びましたが、いくつか注意点があります。
まず「基本コース」では 1回の通話で 3分を超えてしまうと、別途料金( 19.9円 / 30秒)がかかってしまうので、元から通話料半額のサービスを使った方が安くつく事があります。
それこそ通話音質にこだわらなければ、IP電話の方が更に安い料金で通話できます。
ちなみに私が使っている U-mobileでは月額使用料がかからず国内通話が半額になる(10円 / 30秒)サービスに入る事が出来ます。
また、mineoでは通常月額 100円かかる IP電話サービス(LaLa Call)が無料で使え、こちらだと携帯電話宛 1分18円、固定電話宛 3分8円で使う事が出来ます。
国内通話が半額になるサービスは、楽天でも行なっており(「楽天電話」アプリ)他MVNOを利用している人でも使えるものがあります。
そちらを使う事も出来ますが通話途中から切り替える事なんて事は出来ませんので、あらかじめ通話毎にどのくらい(時間)通話するか予測しながら、「かけたい放題」からかけるのか半額になるアプリまたは IP電話サービスを使うのか考えなくてはなりません。
そう考えると月20回も通話するのか自信が無くなりました...
月に 30回(3分以内ですが)かけても料金は変わらないのは安心なんですが、今後の利用状況次第では高くついてしまいそうです。
◎その他サービスについて
月額料金については定額通話の条件にハマれば安くつきますが、その他のサービスを見ると他の MVNOに一歩遅れをとっている様に感じます。
先に「いろいろ情報が少ない」とタイトルをつけていますが、説明書が接続方法程度しか送られてこないので何か調べる時はホームページで確認するしかないのですが、申し込みに関する事は細かく書かれていますが、加入者向けの情報が少なく連絡先アドレスの変更や解約について等の情報が項目としてありません。
というか他ではほぼ確実にあるマイページがありません。
FAQでやっと触れているのですが、結局コールセンターに連絡しなくてはならないようで、いちいち人を通さなくてはならず面倒です。しかもコールセンターの場合は平日のみ 10:00〜18:00 でしか受け付けていないので、かなり制限されてしまいます。
また月額料金以外では、新規契約時の事務手数料はどこも 3,000円程度ですが、「もしもシークス」では 5,000円かかります。
そして、解約に関しては 12ヶ月の縛りがあり、12ヶ月に満たない場合は 10,000円の違約金がかかります。現在加入している mineoでは縛り期間は無く(ただし MNPする場合は 12ヶ月の縛り有)、U-mobileでは 6ヶ月(違約金は 6,000円)となっています。
自分の利用形態にハマって 1年以上使い続けるのならば関係ない事ではありますが、とても試しに使ってみるという利用は出来ません(MNPする人は元々気軽に試せませんが)。
他の MVNOがやっていない定額通話という面白いサービスだけでなく、他のサービスがもっと充実してくれれば良いのですが...
-
購入金額
5,000円
-
購入日
2015年09月07日
-
購入場所
もしもシークス
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。