高導電性ディスクなるものを採用した静電式タッチパネル用のタッチペンです。
ペン先に画びょうが付いている訳ではありません^_^;
プリンストンの製品モニター(タッチペン3機種)に当選して入手したものです。
届いた3製品(中央が本製品)
それぞれ性格が異なるので、1本ずつレビューします。
届いた3製品の中で、最も見た目から使い勝手が想像しにくかったのがこの「PSA-TP6シリーズ」です。一見「金属探知機」あるいは「ミニカーのハンドル」的な外観を持つ不思議なタッチペンで、使い勝手が良いのか悪いのかとても気になるところです。
イメージはまさにコレw
似たようなスタイルのタッチペンでは「特殊導電チップ」を内蔵したディスクという風に表現されていることが多いようですが、本製品では「高導電性ディスク」と呼んでおり、他社製品の透明ディスクとは見た目にも異なるので、もしかしたら特殊導電チップといったものではなく、ディスク部分全体が高導電性ナノカーボン樹脂のような素材でできているのかも知れませんね。
奇抜な先端形状だけど、キャップをしたら、、、
まぁ、普通にペンですw
白地にオレンジのアクセントカラーを用いたパッケージは、ペン先が細いタイプの「PSA-TPA2シリーズ」と統一感のあるデザインとなっていますが、やはり内容が伝わりにくいためアイキャッチのシールが貼られている模様^_^;
はみ出しシールでアイキャッチ効果を高めています。
製品はキャップ式のペンタイプでキャップにはペンクリップが付いています。キャップはねじ込み式で外したキャップが紛失したり邪魔にならないよう、本体の反対側に取り付けられるようになっています。
キャップをしたら、もう普通のペンと見分けが付きませんね〜
デザインは直線的で、ブラスト掛かったシルバーカラーと合わせて金属感の強い印象です。ペン先が細い「PSA-TPA2GD」のブラストゴールドよりもギラつきが強く上品さでは劣っている感じがします。本体とキャップの色合いが微妙に合っていないのが難点です^_^;
ノック式ボールペンより少し短いくらいのサイズです
そして、最も特徴的なのがこの黒いステアリングホイールのような形の樹脂製の先端部分です。この先端部分がタッチパネル面に均一に接するためにペン先の軸の付け根部分にボールジョイントが仕込まれていて、手の動きに追従するように作られています。
ミニカーのハンドル的な印象もありますw
軸部分は0.7mm程度と細くなっているため、落としたり、そのままポケットやカバンに入れると簡単に折れてしまいそうです。それを防ぐためにキャップが付いているのですね~
意外と重要な存在の「キャップ」、無くしたら困ります。
ペンクリップは金属製なのでペラっとした感じですが、思いの外頑丈にできていて耐久性はそこそこありそうです。
クセのある書き心地が吉凶の分かれ目か...
使い方には慣れが必要です
持った感触は良く、太さも重さも申し分ないです。キャップを外したままだと若干短いのですが、キャップを尾の部分に取り付けることで、丁度良い長さになります。
キャップがないと少し短く感じます。
キャップを繋げば紛失防止にもなりますし、丁度良い長さになります。
私の場合、iPod touch 5thを保護フィルム無しで使用していますので、直接タッチパネルの上で操作することになりますが、本製品を使うとタッチの際にパツン・パツンと音がします。先端の細いタッチペンのようにコツンと響くことはありませんが、それなりに音は出ます。
製品のHPによると、ダンパー機能によりカチカチ音を軽減とありますが、あまり効果があるようには感じられませんし、斜めに大きく傾けている時(40度以 上)はストロークの都合でダンパー機能は機能しません。なので、先端の細いタッチペンより音が小さいのは接地面が広くなった分だけ音が分散しているだけな のかも知れません^_^;
樹脂とはいえ、硬い素材なので少なからず音は出てしまいますね...
一方スライド操作は非常に快適です。
滑るように動きますし、とても軽いタッチで反応するので、その点においてはストレスを感じさせないところが素晴らしいです。スライド系ゲームや画面のスクロールやページめくり、お絵描きアプリなどでラフに塗り潰したり消したりする時などに向いている感じです。
パズル系のゲームの操作には向いていると思います。
うーん、漫画は指操作で十分ですね^_^;
指先や先端の丸くて太いタッチペンと比べるとかなり精度の高いポイント入力ができると思いますが、使い慣れないせいもあって、やはりペン先が細いものの方がピンポイント入力に適している気がします。
ちょっとした違和感がストレスになる
そもそもディスクが黒い樹脂製という時点でかなり邪魔な感じがするので、他社の透明ディスクタイプと比べると、ペン先の視認性という点では多少劣っているかも知れません。(実際に比べていないので確かなことは言えませんが…)
先端の操作角度はカタログ上で垂直を起点としてプラマイ40度の範囲に対応しているということですが、ディスク面が全て接地した状態で最大限傾けると、およそ55度くらいまで傾けることができますので、普通のペンの持ち方であれば大抵の角度はOKだと思います。
ただ、傾けた時にペンの軸線上にペン先がないので、かなり違和感があります。特に文字を書いたり、絵を描く時はこの部分が障害になります。しかも先端に黒いディスクがついているので、違和感はハンパなくそれがストレスになりますね。。まるで先端がエル型に曲がったペンで書いているような感じです^_^;
この差異が違和感につながっているのかも...
また、スライド操作の時は良いのですが、私の場合文字などを書いていると途中でペンを回してしまうクセがあります。先端の形状や向きを意識している時は問題ありませんが、忘れた頃に大きく回してしまって先端がグキッとなってしまうことが何度かありました^_^;
あっ!
といっても、さほど気にするほどではありませんが、こういった現象はこのタイプのタッチペンの宿命なのかも知れませんね。。。
あぁっ!w
こけからもっと良くなりそうな感じがします。
カスタマイズ心をくすぐります^_^;
ちょっと癖のあるタッチペンですが、思っていたよりは使いにくくなかったので、慣れれば比較的オールマイティに使えるタッチペンに化けるのではないかと思いました。
軽いタッチで反応するのが魅力です。
今後の課題は先端の角度問題(違和感)をどう克服するかでしょうか。ボールジョイント部分からディスクまでの距離をもうすこし短くできれば、もっと使用感が良くなるかも知れません。
また、ディスク部分の視認性もアップするとより良くなりそうな気がしますし、先端が交換できるようになっていたら、多少ディスクを削ったりして自分好みにカスタマイズしてしまいたいところです^_^;
要望ばかり書いてしまいましたが、本製品はまだまだ進化しそうな要素が沢山あり「これからのタッチペン」という期待を込めて、今後も動向を見守っていきたいと思いました。
それはそうと、3製品全てに共通していることですが、ペンのどこにもブランドや品名が入っていないので、同じものを欲しいと思っても本製品に辿り着けないおそれがありますね。。。
他2製品のレビュー
今回モニターレビューした他の2製品のレビューはこちらです。
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購入金額
0円
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購入日
2015年09月頃
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購入場所
懸賞当選
退会したユーザーさん
2015/09/11
3種の中ではやっぱりこれが一番好き嫌い出てきそうですよね~。
L2さん
2015/09/11
通常の筆記用具の延長線上で考えると、どうしても、手が出ないタイプのペンですよね。
>回すとペン先が大変なことに
私も、文字だけなら、そのままの姿勢で使いますが、絵を描くとなると無意識に回している事があるので、そういう時に「ペン先が無い!」ってなるのは困る、かも。
試し書きのコーナーが家電店の店頭にもあるといいなあ。
atsuo@tokyoさん
2015/09/11
私もペンをグリグリと回すクセがあるので、結局使わなくなってしまいました...
izappyさん
2015/09/11
ありがとうございます〜
これが使いこなせるようになったら面白いとは思うのですが、、、
今回の3種の中からだとコレをチョイスする確率はかなり低いです(苦笑)
izappyさん
2015/09/11
確かにこのタイプは試し書きが必要な気がします。
ただ、それをしたせいで製品の売れ行きが悪くなる可能性も、、、^_^;
izappyさん
2015/09/11
使わなくなってしまったのですね。。。
私もそのような結末が待っていそうな予感がしますw
何にしても、グキッとなるところは改善してほしいですね。