過日行わせていただいた双眼鏡のレビューでは
双眼鏡を通したスマホ等での撮影に大変苦労しました。
また天体観測をするにも手で持っているのは大変なので、自分で双眼鏡を購入したら三脚アダプターも併せて購入しようと密かに思い描いていました。
そして、いざ双眼鏡を購入(タンクロー)すると
純正オプションには三脚アダプターはありませんでした。
これ以前に購入した双眼鏡では
標準で付いていたりしたのですが、純正品が無いのだから他で探すしかありません。
汎用のモノを探すと、ケンコーの双眼鏡で採用しているような中心軸にネジ留めするようなモノも見つかりましたが、先日購入したタンクローにはネジ留めするような構造にはなっていません。
他のモノを探すと台の上に置いてベルトや固定金具で固定したり、洗濯バサミの様な器具で片側のグリップを固定する様なモノがありました。
ただ、メーカー品のオプションだったりどれも高かったりするので、自作してみる事にしました。
中でも台の上にベルトで固定するモノなら簡単に作れそうです。
台の上面は双眼鏡が滑らないようにし、下側に三脚穴を空け固定ベルトを用意すれば良いでしょう。
【材 料】
とりあえず、下のモノを用意しました。
・木製棚板 450 x 150 x 15mm 520円
・ゴムシート 100 x 100 x 5mm 101円
・黒セルスポンジ板 200 x 200 x 5mm 118円
双眼鏡を載せる台は、タンクローのサイズから今後もう少し大きいモノを購入した時の事を考慮し、幅は 150mm、縦は 100mmと決め材料を選びました。
ベルトは先日作ったペットボトルホルダーで紹介したモノと一緒です。
今回使っていないモノが多く含まれていますが、元々三脚アダプターを作りたく購入してます(^^;
・ナイロンベルト 1m 150円
・ストラップバックル 138円
固定用ベルトに関しては、長さが合えば 100円ショップ等で売られているマジックテープ(ベルクロ)の方が手軽だとは思いましたが、自由がきくのでベルトも自分で作る事にしました(バックルにベルトを留めるだけですが)。
【製 作】
まずは棚板を 100mmの長さにのこぎりで切って、真ん中に 50 x 20mmにカットしたゴムシートを強力両面テープで貼り付けます。
通常双眼鏡は真ん中が凹んでいるので接地するようにとゴムシートを貼りましたが、今回の高さ(5mm)はタンクローを一番開いた時の隙間に合わせているため、自分の眼幅に合わせて開いた時だとすき間が空いてしまいます。
当初は一番開いた状態でスマートホンをヘリに合わせて撮影するなんて事を一番に考えていたのでこの様にしたのですが、考えてみれば自分の眼幅に合わせた状態で接眼部を台のヘリに合わせば良い訳で、ちょっと失敗しました。
ただ、あまりこの部分を高くしてしまうとこの上に被せるスポンジ板が引っ張られてしまうので悩む所でした。
そして今回ゴムシートやスポンジ板を木板に貼り付けるのは、全て強力両面テープで行ないました。
また木版をカットした断面は、どの家庭にもあるサンダーを使用しキレイに面取りしました。
続いてスポンジ板を木版に貼り付けますが、今回の木板は元々縁がカーブしており上面の平らな部分は若干小さくなるので平らな部分に合わせてスポンジ板をカットし貼り付けます。
後は底面に三脚ネジ用の孔をを空ければ台の完成ですが、孔の位置を固定用のベルトに掛らない様に前方にします。
当初、頻繁に取り外しを行っても木板が削られないように、材料の画像にある「3/8 → 1/4」インチの「留めネジアダプター」を埋め込む予定だったのですが、そこまで大きいドリルが無かったため 1/4インチの中心軸とほぼ同じ太さの 5mmのドリルで孔を空けました。
(孔を空ける時にはもっと小さいサイズから徐々に空けています)
そこに家の三脚で統一しているマンフロットのシュープレートを取り付けました。
ネジ穴と三脚ネジの軸が同じ太さですから、木材なので締め付ければ溝が切られてしっかりと留まります。
ただし、先に書いた通り頻繁に取り外す場合は緩んでしまうでしょうから、早いうちに 8mmドリル(3/8インチネジの中心軸の太さ)を入手し、留めネジアダプターを埋め込みたいと思います。
次は固定ベルトですが、十分な長さ(大体板の横幅の 3倍強)にベルトをカットし、バックルに留めます。
ここはステーブルで留めました。
業務用ミシンでもあれば縫い付けたいところですが、これでもかなり強い力で引っ張っても外れません。
見栄えを気にするなら、黒のテープでも貼れば良さそうです。
という事で、とりあえずこれで完成です。
十分使用に耐えられます(^^
固定用ベルトを台に固定する事も考えたのですが、双眼鏡を載せた状態で見る場合とスマホをヘリに合わせ撮影する場合で双眼鏡を前後にずらす事を考え、ベルトは上記のまま固定しない事にしました。
まず載せてみる場合は後ろ側に双眼鏡を載せて接眼部を台の外に出して固定します。
そして、スマホで撮影したい時は接眼部の端と台のヘリを合わせ固定します。
裏はこんな感じになっています。
スポンジ板のおかげで滑らず逆さにして振っても、かなりしっかり留まってます(^^
三脚に載せるとこんな感じです。
ケンコーの双眼鏡も載せてみましたが、しっかり固定されています。
これで静物(主に天体観測)をブレずに見る事が出来ます(^^
もっとも作成してからずっと天気が悪く、未だ月など見れていないのですが...
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購入金額
0円
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購入日
2015年09月03日
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購入場所
退会したユーザーさん
2015/09/06
atsuo@tokyoさん
2015/09/06
ありがとうございます(^^
前に買った双眼鏡には添付されてきたくらいのモノなのに(形状は違いますが)、汎用的なモノを探すと高いモノしかなく最初どうしようかと思っていたんですが、先のレビューの時に他の方がスマホ撮影用のアダプターを自作されていたのを思い出し、私も奮起して作ってみました。
基本、私は面倒くさがりなので売っているモノなら作らず買ってくる主義なのですが(^^;
そうは言いつつ、工作とか好きなんですけどね。