家電量販店で処分されていた16GBのUSBメモリーです。今時少なくなりつつあるUSB 2.0接続ではありますが、その分16GBで500円を割っているという価格に魅力を持つ製品です。
今までKingstonのフラッシュメモリー製品であまり良い思いをしたことはないのですが、格安なUSBメモリーは他人にあげてしまうことも少なくはないので、とりあえず買っておくことにしました。
型番に3という数字は入っていますが、USB 3.0には対応しませんし、Kingstonの中でもローエンドに位置すると思われる製品ですので、パフォーマンス面での期待は最初からしていませんが、実際のところはどうなのでしょうか。
書き込みは体感できるくらいに遅い
フラッシュメモリー製品を取り上げる際の定番となっている、Crystal Disk Mark 2種類による性能測定をしてみましょう。
Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
シーケンシャル速度も決して速いわけではありません。初期のUSB 2.0接続と比べれば遅いわけではありませんが、最近の製品としてはシーケンシャルリードで20MB/s、シーケンシャルライトで5MB/s程度というのはかなり遅い方の部類に入るでしょう。
ランダムではより悲惨であり、ランダムライト時の性能は二昔くらい前の製品並でしかありません。一般的にこの類の製品は、ローエンド品でもパーツの性能が進化する分それなりの速度が向上するものなのですが、この製品では昔のローエンド品そのものという印象です。
性能面からみれば全く選ぶ価値の無い製品ですが、16GBで500円以下という価格は千葉ではかなり貴重であり、容量さえあれば速度は気にしないという使い方であれば買うのも悪くはありません。
逆に細かいファイルを大量に持ち歩くなどの用途であれば、多少高くなってももう少し良い製品を買うべきです。
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購入金額
496円
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購入日
2015年08月27日
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購入場所
コジマ
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