プレミアムレビューで当選したREC-ONの録画先として調達したのDTCP-IP対応のNAS。
DTCP-IPに対応しているのが特徴。
本当はNASはQNAPやSynologyやASUSTORやThecusなどの海外メーカーがサポートも長く好きなのですが。。。
海外メーカーのNASはDTCP-IP対応の製品がない。。。
最近ちらほら出てきましたが、まだまだ高い。
なんでだろ。ライセンス料のせいなのかな?
DTCP-IPじゃなくてDNLAで十分なのに・・・
仕方が無いので、国産品を探しました。
保存したい地デジのデータを書き込めるDTCP-IP対応。
ミラーリングで安心に保存できて、読み書きが高速。
この位の条件を満たした上で、安けりゃ更にいいって感じで買った物がこれ。
デザインもシンプル。一カ所だけ赤いアクセントが付いてるだけ。
注意点は電源はスライドスイッチが背面にあるだけです。
シャットダウンはWeb管理画面からはできません!
背面スイッチをスライドさせてしばらく待つという方法なので要注意です。
意外と悪くない買い物だったかなと思います。
でも、DTCP-IP対応NASはもうちょっと安くなって欲しいと思いますねぇ
ミラーリングは安心だね♪
2025/4/29
普段は使っていなくて、REC-ONのUSB HDDでの保存があふれた際の録画データのネットワーク保存先になっています。
そして、余り使ってない状態ですが、先日アクセスしてみたらものすごく重たく、Web管理画面を開くのも数分かかる状態。
色々調べたところ、HDD 2番が故障していました。
2番を抜いて1番のみで起動するとサクサクです。
ミラーリングはやはり安心ですね♪
とりあえず、2025年のGWはHDD交換になりそうです。
今よりも大きな容量に変更すればいいので、余ってた4TB×2本とかにするかな。
2台とも不調なので、完全新規にリカバリーを実施
1台だけ交換しようと思いましたが、どうも残った1台も起動してWebの管理画面は出ますが、状況を見ると「破損」というステータスになっています。
この状態だと、新規に繋いだHDDを初期化しようとしても初期化できないという状態になりました。
色々してみましたが、どうにも上手く出来ませんでした。
仕方ないので、HDD2台とも新しいものに交換して完全初期化を行うことにしましたが、メーカー公式のリカバリ方法は無いと言う・・・これだからバッファローは。
一般的なNASメーカーのQNAPやSynologyならメーカー公式であるんだけどね。
こういうのは良くないなぁ・・・
ということで、方法をネットで検索してここやここの先人の方の知恵を借りました。
機種は異なりますが、だいたい似てるのでなんとかなるだろうと・・・
上手くいきましたので、下記にメモとして残しておきます。
1.ソフトウェア類のダウンロード・インストール
以下の4つをダウンロードしてインストールします。
①NAS navigation2
②最新ファームウェア ls400-v188.exe
③旧ファームウェア lsxhl-124.exe (※本製品向けのデータではないが後で使う)
④専用ツール(非公式) TFTP Boot Recovery 1.53.rar
①NAS navigation2はファイルを解凍しインストールしておきます。
②ls400-v188.exeをダブルクリックして実行します。
②実行後にCドライブ直下のBUFFALOフォルダの中に⑤ls400-v188というフォルダができる。
③lsxhl-124.exeをダブルクリックして実行します。
③を実行した同じフォルダに⑥lsxhl-124というフォルダが展開されます。
わかりやすいようにCドライブ直下のBUFFALOフォルダの中に⑥lsxhl-124を移動します。
④TFTP Boot Recovery 1.53.rarは7zipで展開します。
⑦TFTP Boot Recovery 1.53というフォルダが解凍されるので同じくわかりやすいようにCドライブ直下のBUFFALOフォルダの中に移動します。
2.ファームウェア類の加工準備
⑤ls400-v178の中に入っている「LSUpdater.ini」というファイルを開いて。
下から2行を
VersionCheck = 1
NoFormatting = 1
の1を0に書き換える。(変更前は1になってる)
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0
※1だと既存ファームウェアのバージョンチェックとフォーマットを行おうとしてエラーになる。
その為、0に変更する。
⑤ls400-v188に入っている「initrd.img」を適当な場所にコピー、名前(拡張子)を「initrd.zip」にリネームして変更。その後、zipファイルを解凍する。
解凍する際にパスワードが必要になりますが
1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
のどれかで解凍可能。
解凍したフォルダ内に「initrd.buffalo」というファイルがある。
※ファイルサイズが0の場合はパスワードが間違ってる
同じように「uImage.img」というファイルを適当な場所にコピー、「uImage.zip」にリネームし解凍。
パスワードは上の4つのうちのどれかです。
解凍したフォルダ内に「uImage.buffalo」というファイルがある。
この2つの「initrd.buffalo」「uImage.buffalo」ファイルを⑦TFTP Boot Recovery 1.53に上書きコピーします。
最後に⑥lsxhl-124のフォルダの中に「LSUpdater.exe」というexeファイルがあるので、それを⑤ls400-v188へ移します。⑤の中にも同じ名前のアップデーターがありますが、上書き保存する。置き換えたファイルの方が古いですが、この古いバージョンは正しくパーティションが分割されてなくてもフォーマットしてくれるそうです。逆に新しいバージョンは正しくパーテーション分割してない場合には、エラーになるので、新しいHDDなどをフォーマットできないそうです。
これでファームウェアの準備は一通り完了です。
3.IPアドレスの変更
PCのIP情報を以下に変更します。
IPアドレス:192.168.11.1
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:空欄
※リカバリ時のNASが192.168.11.1にあるファイルを読み込むため、IPは固定の必要がある
当方は有線LANを192.168.1.1に変更。
無線LANはDHCPのままで作業しました。
4.NASと接続
IPアドレスを変更したら⑦TFTP Boot Recovery 1.53フォルダ内に入っている「TFTP Boot.exe」を起動します。
6行目に「listening On: 192.168.11.1」。
最後に「accepting requests..」と表示され、NASの接続待ちになります。
このまま、このコマンドライン画面は起動しっぱなしにします。
次に新しいHDDをセットしたNASを起動します。
電源投入後、前面LEDが赤くなり、短い赤色が7回点滅を繰り返します。
この状態で前面のファンクションボタンを5秒ほど長押ししてEMモードに切替えます。
EMモードに切り替わると、NASが192.168.11.1に接続してTFTP上にある指定ファイルでリカバリーを行うという挙動になります。
先ほどのPCのコマンドライン画面上に2行追加表示されます。
「Client 192.168.11.150:**** C:\BUFFALO\TFTP Boot Recovery 1.53\uImage.buffalo(initrd.buffalo), **** Blocks Served」と2行が表示されればOK。
これで、NASが⑦内のブートファイルを読み込みました。
※まだEMモードで、NAS本体にブートファイル書き込みは行われていない
①NAS navigation2を開くと、NASがEMモードとして検出されるはずです。
※この検出状態になるまでには1分程度の時間がかかります。
検出されないときは少し待って下さい。
ここでIPアドレスが表示されていればOK。
もしもIPアドレスが表示されてない場合は「OK」を押し、パスワードは初期設定で「password」を指定して、任意のIPアドレスを指定する。
5.ファームウェアを書き込む
NASにIPアドレスが取得できていることを確認し、⑤ls400-v188内にあるファームウェア更新ツール「LSUpdater.exe」を実行します。
ファームウェアがーーーーの状態で認識されますので、「ファームウェア更新」を押します。
ちなみに、ここで「HDDのパーテーション情報が確認できません。中止します。」と表示されてしまう場合は、⑥lsxhl-124のフォルダの中の「LSUpdater.exe」の差替えが漏れています。
正常に「LSUpdater.exe」の差替えが行われていれば、「HDDにパーテーション情報が無いので、HDDの初期化後ににファームウェアが記録しますのでフォーマットを行って良いですか?」という確認メッセージが表示されますので、「はい」を押して進めます。
しばらく待つと、「初期化に失敗しました。アップデートを中止します」と表示されます。
こうなりますが、初期化・パーテーション分割は完了しています。
その後、もう一度「LSUpdater.exe」の、「ファームウェア更新」を実行します。
今度は初期化・パーテーション分割済みなので、ファームウェアの転送が始まります。
正常に転送が完了すると、LinkStationが再起動します。
完了すると①NAS navigation2にNASとドライブの容量が参照できるようになります。
Windowsの設定を元に戻し、NASの初期設定をして下さい。
SMBプロトコルが標準だと1.0なので、2.0を有効にしないとフォルダは見えないかも。
また、リカバリ後のHDDはストライプになっていますので、必要に応じてミラーリングに変更するなどが必要となります。
とりあえず、上記手順で復旧できることを確認しました。
先人の知恵に感謝です。
2025/8/31 追記
Zigsowユーザーのtakamizuさんが「LinkStation LS-WV 1.0TL/R1J」のHDDなしのジャンクを手に入れたそうです。
そこで再インストールする際に当方の情報を元に復旧(旧Twitter)。
ただしこの機種では「LSUpdater.exe」のファイルは差し替えしない事が大事だったようです。
機種によって違うということをメモ。
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購入金額
34,800円
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購入日
2015年09月08日
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購入場所
ヨドバシカメラ













Schrödingers Katzeさん
2015/09/14
確か、キーが漏れたら罰則とか、リスクが高いなんて要素も嫌がられる理由かもしれませんが。
DLNAも実態はUPnP-AVだったりしますね。海外のは。
結局対応していてもよく読まないと変な制限があったりしてDTCP-IP絡みは面倒くさいです。
まこりんさん
2015/09/14
そんな罰則があったりするんですね。知らなかった。
今回プレミアムレビューでREC-ON(HVTR-BCTX3)が当たったので出してきたのです。
DLNA対応って書いてあったのに、本当はDTCP-IP必須だったという…
Schrödingers Katzeさん
2015/09/14
確認したらあれでDTCP-IP必須だとわかれって80年代から90年代前半の底意地の悪いゲームに近いwそりゃ、確認済み製品とそうなってない製品の差分を取れば「そうなる」けど、そんなの世間の人にはわからんよw
そりゃ録画するんだから必要でしょうけど「それをわかってる前提」で広告打つなら民生品に手出しちゃ駄目な会社だと思う。
チューナーで、録画できる機器で、条件にDTCP-IPが必要って広告やパッケージになって無いなら、買う人にとっては地雷になりうるので、もっとはっきり書けとレビューで文句を「言うべきところ」かもしれません。レビューに選ばれた人はもらえるからまだしも、これ気がつかないで買ったら笑えませんな。広報ちゃんと仕事しろ。
DTCP-IP対応の製品だと、システム領域は暗号化されてたり、起動プロセスの一部にキーが付いてたりしますので、どこも漏れないように注意はしているようです。まぁ、漏れちゃうとキーがキーとして機能しなくなるってことなので、アレなんですが。
DLNAも本来は、DLNAとして認証を通らないといけない筈なんですが、表記は緩くて、仕様表だと「相当」なんて文字で逃げてたりしますね。
逆に放送コンテンツを録画しない人にとってはDTCP-IPって対応してても別にメリットは無いようにも思うので、そもそも需要がどれくらいなんだろうとは思います。結局保護されてるコンテンツを使うかどうかですからね。実際には移動とか複製に制限もあるわけでして…。
まこりんさん
2015/09/14
そうなんです。
広告にはちゃんと書いて欲しいです。
DNAだと思って買っちゃった人はかわいそうですよね。。。
takamizuさん
09/01
非常に助かりました。このレビューの情報がなければ、ただの箱になっているところでした。
購入した、地元のデジタルショップの店主からは、復旧で来たんだーとビックリしていました。
buffaloさん、簡単にファームウェアを導入できるように、今後のモデルはやってほしいですね。
まこりんさん
09/01
無事に復旧できて良かったです。
今回の件は、一番最後にメモという形で追記しました。