...と言っても。結構音楽系の小ネタ・薀蓄を識っていて現在あんまり情報がない作品でもソコソコ書けるcybercatであってもこの作品のアーティストの情報はほとんどない。
Vie Vieというヴォーカリストの作品。フランス語が堪能であるということからすると、大沢事務所に所属する俳優・声優である Vie Vie(ヴィ ヴィ)がその人なのかな。彼女が歌っていた時の情報がほとんどなく、現在となってはほとんど追えない。彼女だとしても現在積極的な歌手活動は行っておらず、5年以上前のステージの情報が残るのみ。
自分にとってもメチャ入れ込んで手に入れたのではなく、たしかCFで聴いて小粋だったので見かけたから購入した..てな感じのモノ。そう、これは化粧品のCF曲だった。松雪泰子がオープンカーの助手席の部分に風を受けつつ立って乗り、(←つまりシートベルトなし...今ならば許されないw)保阪尚希と秋の逃避行をする...というストーリーで都会のシーンでの松雪の色っぽさと、郊外のシーンでの無邪気さの対比が印象的なCFのバックに流れていた。
その「トゥシェ」はボサノヴァタッチのフランス語の小粋な曲。伊丹雅博の生ギターと渡辺等のベースが中心。それを菅原裕紀のパーカッションが彩り、宮本大路のサックスが色を添える。囁くようにややかすれたような声で歌うVie Vieと男性コーラス..というかセリフしゃべったりもしていてデュエット相手に近いフィーチャリングのOliver de la CaffIniereとの絡みがイイ感じだ。
続く「トゥシェ(CLUB-MIX サンババージョン)」はその名の通りサンバ!テンポも少し上がり、菅原のパーカッションと渡辺のベースがリズムリードし富樫春生の粋なコード進行のピアノが支える中、伊丹のエレキギターのカッティングとリップノイズが大きい宮本のフルートが彩る。「CLUB-MIX」の名があるので表題曲のミックス違いのような印象を受けるが、これは完全に別録り。CFでは1曲目のノーマルタイプ?が使われていてそちら目当てに買ったのだが、手に入れてみるとこの熱いテイクの方が良いな、と。
でもいかな「コンプリーターcybercat」であろうとも深掘りしよう...というまでは至らず、入手したのは結局これ一枚っきり。通常cybercatはこういったジャンルの曲はさほどに聴かないのだが 、流れてたCFの印象が強くてなんか耳に残って手に取ったような..
題名も忘れていたけれど、久しぶりに聴くとあのころの情景が蘇るね。そんな、時の忘れ物のような小粋な歌です。
【収録曲】
1. トゥシェ
2. トゥシェ(CLUB-MIX サンババージョン)
3. トゥシェ(CLUB-MIX インストゥルメンタル)
「トゥシェ」が使われた1994年秋のコーセーCF(探し回ったがコレしか試聴ファイルなかった)
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購入金額
1,000円
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購入日
1994年頃
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購入場所
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