このアプリケーションを紹介するのは、どんなプレミアムレビューよりも難しい。
そもそも、「ハッカー」と言う言葉の使い方からして難しい。
自分では「ハッカー」を良い意味で使ったつもりだが、世の中全体としてはこの言葉は「悪い意味」に取る人と良い意味に取る人とは「半々」ではないだろうか?
いずれにしても、自ら「ハッカー」と名乗る人は居ない。
悪者たちを「ホワイトハッカー」と区別して、「クラッカー」と呼ぶ人も居る。
文字どおり、「割る、破壊する」と言う意味だ。
(日本語ではクラッキングの事を「割る」とか「割れ」、「ワレズ」などと表現する)
結局、良い事をするのも悪い事をするのも、最終的にはその人間のモラルに依る。
道具は一緒で、モラルが違うと言う事…。
良く、「日本にハッカー文化が根付かない」と言われます。
「ITに深い知識があり、何事も他人に聞くばかりでなく自分で解決出来る若者」が少ないせいでしょう。
もちろん、「国の教育体制」や「国民性」などとも関係があります。
「日本のセキュリティ体制の不備」を危惧するのは、自分だけか?
さて、Tor Browserの実態だが、一言で言うとFirefox Portable。
日本語化も昔、やった事があるので書いておく。
バージョンに合った「日本語ファイル」(ja.xpi)を手に入れてTor Browserにインストールすれば良い。
(たぶん、求めるファイルはこの辺りにある…)
(Firefoxのver.は38.2.0と判明している)
ただ、これだけでは日本語化されない。
ブラウザのアドレスに「about:config」と入力。
「general.useragent.locale」の値を「ja-JP」に変更。
最後に、「再起動」。これを忘れて「失敗した!」とガッカリする事が多い。
もっとも、ネット上の投稿には「英語」を落してそのままインストールするだけで「日本語」が選択できると言う記事もある…。
そのうちに、やって見る…。
昔からいかにPCのマシンパワーはアップしてプログラムのコードも洗練されているとは言え「遅い」。
なかなか画面が表示されなければ表示されるまでひたすらに待つ…。
そんな事で文句を言っている様ではこのブラウザを使う資格は無い。
また、このバージョンではプライバシー関連の機能もさらに強化。
トラフィックのパターンがフィンガープリント(指紋)の役割を果たし、経路が特定可能になる恐れを排除するための防御策がいくつか盛り込まれている。
ただし、フォントとキーボードレイアウトのフィンガープリント対策は残念ながら十分な安定性が得られなかったため、搭載が見送られたとのこと。
この機能は次期バージョン「Tor Browser 5.5」のアルファ版に含まれているので、興味のあるユーザーはテストしてみると良い。
細かな技術的な事はそんなに理解出来ていないので説明は出来ない…。
まあ、「より良くなっている」と理解すれば良い。
それから、このソフトの効果だが、本当にそれなりの効果がある。
ただ、「過信」はしない方が良い。
「ソフトは完璧だが、使い方が悪くて足を掴まれる」などと言う例は世の中に多いし、「ソフトにも穴はある」と考えていた方が賢明だ。
昔、「あるブログを閲覧してもIPで身元を知られたくない」などの理由で使った事がある。
もちろん、「悪戯書き込み」などはしていない。
最近、再び使ってみた感想としては、昔と比べたらかなり速くなっており、「ようやく使えるレベルになった」と感じている。
Firefoxはアドオンを入れると重くなるので、Tor Browserにはアドオンを入れずに、匿名性に特化させて使えばそこそこ速い。
※投稿時点では「日本語化」は未実施。
-
購入金額
0円
-
購入日
2015年08月18日
-
購入場所
Tor protects
アイヴァーンさん
2015/08/21
ファイル名が示す( ja.xpi )とおり!現在より正確には Windows 版の“general.useragent.locale”で日本語を示すものは“ja”ナンダヨ!
hachiさん
2015/08/21
ありがとうございます!
昔からやっていたので、大丈夫だと思います。(たぶん…)