レビューメディア「ジグソー」

スウィンギィーなリズムに乗って、「おねえさん」してる!

所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。こども番組の主題歌のパターンっていくつかあります。いわゆる大人の歌手が普通に歌う場合、子供がソロであるいは合唱団風に歌う場合、そして大人と子供の絡みも定番です。伝説の子供番組のエンディングを飾った小粋な歌をご紹介します。

ウゴウゴルーガ。1990年代初頭フジテレビで放送されたハイパーブッ飛び子供番組。「おきらくごくらく」を合い言葉に「ウゴウゴくん(田嶋秀任)」と「ルーガちゃん(小出由華)」がシュールな小ネタ劇を繰り広げるお子様バラエティ?「ザ・CG」という感じのCG色アリアリの絵と落書き風パラパラアニメが同居する不思議な世界。

音楽としても面白く、童謡をラップアレンジやゴスペルちっくに加工した“どうようフロムニューヨーク”

はシュールだったし、ピチカート・ファイヴとの共演

もあって、当時のフジテレビはキレていた。

そんな中、一時期エンディングテーマに使われたのが「荻野目洋子withウゴウゴ・ルーガ」名義のこちら。歌唱力に定評があったオギノメちゃんこと荻野目洋子が歌うテーマソングはとてもハッピー。

アイドル歌手からポップスシンガーに脱皮しようとしていたオギノメちゃんがウゴウゴくんとルーガちゃんを従え楽しげに歌う「夢みるPLANET」。アレンジとしてはビッグバンド系ジャズのような洒落たもの。4ビートのリズムにブラスのハッピーなオブリが乗り、エレピが軽やかに彩る。そこにオギノメちゃんの軽やかな歌声が流れて、ところどころにウゴウゴくんとルーガちゃんのコーラスが入る。ウゴウゴくんとルーガちゃんの部分は特に「上手い」ワケではなく、子供が歌ってるーという感じのもので、ちょっとダミってる声質もあって「かざり」なんだけれど、途中のエレピソロのバックに入る子供達の遊んでいるような声と合わせて、「ようこおねえさんが歌ってる」と言う感じで番組にピッタリ。

「愛はユメ恋はマボロシ」は全く趣が違い、雰囲気としてはコブクロのようなガッツリ生ギターのかき鳴らしが聞こえる元気系J-POP(当時の言い方だとニューミュージック?)。力強い雄大な曲想に合わせてそうしたのかも知れないけれど、オギノメちゃんのヴォーカルにかかってるリヴァーブが深すぎるかな。彼女は「補正」と言う意味での声のお化粧は不要なほど歌は上手いので。

あとは2曲のカラオケ(ガイドメロがないのでOFFヴォーカル)。「夢みるPLANET」の方はビックバンド調のバックが楽しく、メロディラインがなくても充分スウィンギィーで楽しめる。

デビューしたときは「若いっ」と言う感じだったオギノメちゃん、その童顔と合わせて「大人になった」という印象はと言う印象は少なかったんだけれど、こどもたちふたりと歌うとおねえさんだなぁって。
裏ジャケはボーイッシュな感じに。
裏ジャケはボーイッシュな感じに。
そんな事を想い出しながら聴き返した作品です。

【収録曲】
1. 夢みるPLANET
2. 愛はユメ恋はマボロシ
3. 夢みるPLANET [オリジナルカラオケ]
4. 愛はユメ恋はマボロシ [オリジナルカラオケ]

この曲、本当に試聴ファイルがないので、iTunesででも聴いてください
  • 購入金額

    1,000円

  • 購入日

    1995年頃

  • 購入場所

18人がこのレビューをCOOLしました!

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