これもシリコンバンド
とUSBケーブル
と同様に「ポタフェス 2015 Limited in 名古屋」で入手。
つか、そこで様々なイヤホン、ヘッドホン、ポタアンを試聴しまくったのだが、結局買うまでには至らず、そこで「購入」した唯一のもの。
自分はCIEMを使っている。CIEMは一般的には「個人の耳型に合わせた制作によって得られる高い密着性」というのが特徴とされている。しかし2015年8月現在一番最後に造ったCustom ArtのHarmony 8 Pro
のレビューでも書いたが、自分は耳道(いわゆる耳の穴)が細くて下向き、さらにカラ耳(耳の中が湿っていない)なので、乾燥する冬なんかCIEMの密着性が悪く滑り出そうになる。
特に最初に造ったカナルワークスのCW-L11
はステム部分?(←耳の穴に入るところ)が短めの設計で、密着性がやや低い。一度リフィットしてもらったが冬の乾燥時期は浮き気味になり少し低音が逃げる傾向にある。そのリフィット時に「ここが少し緩め」というのを示すために、瓶の口の密閉に使うようなパラフィンフィルムで「盛った」ら、その摩擦力とわずかの弾力性で非常に密着性が良くなった。ただアクリルの表面にパラフィンフィルムを巻きつけているのは見栄えもよくないし、リフィット後は密着性が改善されたのでフィルムは取り去り「素」のままで使っていた。
次に作った同じアクリルボディのUnique MelodyのMerlin
はCW-L11に比べるとかなりステムが奥まで入る設計だったが、やはりその「乾燥時は滑り出し気味」の傾向があったので「CIEMの密着性」ってこれくらいのモンなのかな、と思っていた。
しかし、摩擦力が高く弾力性があるシリコンボディのCustom Art Harmony 8 Proに出会って、素材によってはガッツリ耳に食いつくことがわかって、それによる低音マシマシ効果を実感すると「CIEMは密着性がキモ」と思うようになった。「アクリル製のCIEMの密着性を改善する方法ないかなー」、そんなことを考えながらポタフェス 2015 Limitedの会場を歩いていた時に発見。
低反発ポリウレタン製のイヤーチップを発売しているCOMPLYのCIEM用のアイテム。
一般的なイヤーチップのようにステムの先につけるわけではなく、裏に接着面を持つ細いコンプライの細片をCIEMに巻き付けるようにして使う。
使ってみるとCW-L11の「浮く」感じのところを「盛る」のではなくて、もっと上流のステムに巻き付けて耳道に突っ込む部分の摩擦係数をあげ、滑り出さないようにする方が効果が高いとわかった。
これで「盛る」とCW-L11の低音域が増し、音域バランスが著しく改善される。そうなるとHarmony 8 Proとはまた違った繊細で研ぎ澄まされた音が楽しくなる。
これはイイ!
ただ、ねじりこむように装着するCIEMに単に貼り付けるだけのものであるため「ハガレ」の問題があるし、素材自体が「COMPLY」なので耐久性が低いということもあり、「保ち」はさほどに良くなさそう。
この品はポタフェス Limitedの会場で買ったので、特価の10枚入り(5対分)税込1000円で入手できたが、Amazonや他のカメラ量販店の価格を確認すると2000円台後半。まぁ、一般的な高性能イヤーチップ自体が一対で500円以上するので
それに比べるとおかしくはないんだけれど...ちょっと高杉orz
DIYで作ってみるかなー...
高性能イヤーピースって一対500円以上するけれど...
コンプライのシートの片面をシール加工しただけのものと考えると...うーみゅ
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購入金額
1,000円
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購入日
2015年03月14日
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購入場所
ポタフェス 2015 Limited in 名古屋
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