現時点でNTT docomoが利用中のLTEバンドは、1（2.1GHz）、３（1.8GHz）、19（800MHz）、21（1.5GHz）と4つあるのですが、HW-01Fはこの全てのバンドをサポートしているのが特徴となります。

さらにFOMAハイスピードや無線LAN APとの通信も可能であるため、FOMAエリアのみの地域やdocomo Wi-Fiの設置場所でも利用可能というのが大きな強みといえるでしょう。

一応同じdocomo回線向けのLTE対応ルーターである前述のBF-01Dは、上記の内バンド1にしか対応しておらず、LTE通信が出来ない場合や速度が伸びない場合が少なからずあります。最大速度は75Mbpsとのことだったのですが、その付近の速度を体感出来たことは全くなく、10Mbpsを超えることすら稀でした。

まだHW-01Fで速度の測定はしていないのですが、最大150Mbpsに対応していて、4バンド全対応かつ無線LANも5GHz/2.4GHz両サポートいうことで、速度的に不利になる要素はありませんので、大幅に改善されてくれているはずです。後日スピードテスト等の結果を載せたいと思います。

docomo向けのモバイルルーターは比較的選択肢も豊富であり、中古市場にも流れてくるのですが、多くのモデルは若干古いバンド1のみの対応品であり、速度やエリアで必ずしも満足度が高いものではありません。MVNO SIMなどのために中古で買う場合にも、出来ればこの世代以降の製品を選びたいところです。