(追記)
4月9日 M.2-PCIe変換アダプタは動作しないかも:PT3地デジマシン化失敗の巻
4月12日 LEGOおじさん回る
4月16日 DMM.make AKIBAワンダーランドと"レゴれご団"
鮮やかなIntel Blueが映える世界でたった一つのNUC ヽ(^o^)丿
♦LEGO®でNUCして遊ぶ?
♦NUCでLEGO®して遊ぶ?
♦どっちにしても可能性は無限大!
超小型PCとしてのNUCは、もともと拡張性が限りなく小さい。そこを前回は、BOXDC3217IYEのmini PCIeソケットを使って、ムリムリPCIボードをくっつけた。今回はM.2をPCIeソケットに換えて再び拡張に挑戦だぁ!
そしてその強力な助っ人になるのが、とりかえっこできる蓋。しかもただの蓋じゃない、LEGO®ベース。もうこの超強力蓋のお陰で、何でも速攻プロトタイピングできちゃう!
いや、LEGO®でプロトタイピングする人にアイデアを丸投げした、とは言わないの。
蓋のデザインはこちらの無料ツール。(Autodesk 123Design)
LEGO®のポッチは大きさが決まってて(もちろん)、3Dプリントの精度はどーかなーって心配してたんだけど、思ったよりきれいにはまった。でも、少しゆるい所もあるから、0.1ミリ単位で微調整するといいかな。積層の縞模様が無いから、かなりの高精度で3Dプリントしてもらってると思う。
さて、レビューの前半は、LEGO® Education WeDoキットを使って、NUCの上に動くオブジェクトを作ってしまう。USB接続でプログラミング出来るモーターが使えるのだ。
後半は、M.2からPCIeに変換してくれる中華アダプタを使ってPT3の地デジマシンだ。いつものやつね。
NUC天板デザインコンペの入賞のご褒美に連れて行ってもらたアキバのDMM.make AKIBAファクトリーのレポートもあるよ。
一応、PowershellからWindows Experience Indexやってみる。
PS C:\Windows\system32> winsat formal -restart clean; Get-CimInstance Win32_Sat
Intelのドライバを当てる前
Intelドライバを当てた後
明らかにグラフィックスドライバ(Iris 6100)が効いてる。
さらに、flatcaddyさんのマネしてBIOSのDevicesからIGD Minimum Memory 128MB, IGD Aperture Size 1024MBにしてみると
GraphicsScoreは変わらなかった。FF14のベンチだと、また違うのかも。もうちょっと調べてみようかな。
LEGO® Education WeDoキットでブロック・プログラミング
LEGO® Education WeDoは、USB接続のモータ、傾きセンサ、加速度センサを使って動くブロックを造れるキットだ。専用のソフトの上で、モータやブロックのアイコンを順番に並べて、動きをプログラミングすることが出来る。小学生向けに作られてるけど、どーかな。
LEGO Education WeDo Activity Pack
これをNUCでやると、すべてがNUCの上で完結してしまうという衝撃。
こんな風に広いキャンバスにモータやキーボード入力といったプログラムパーツを並べて、スタートボタン(緑の▶)を押すと実行されるよ、と。プログラミング言語知らなくても制御ルーチン組めるよ、と。
いや、小学生にはちょっと難しいかな、これは。
3つ、縦に並べてある短いプログラムは、上からメインルーチンとキーボードの上矢印・下矢印の入力でモータ出力を上下させるためのサブルーチン。
色々なギアを組み合わせて、LEGOおじさんに回ってもらつたよ。
チルトセンサとモーションセンサもあるけど、いま一つ使い方が・・・
企画倒れの”M.2ソケットからPT3、地デジマシンの構築”
結論から言うと、NUC5i7RYHのM.2ソケットはSSD以外のPCIeデバイスを認識しない。残念。
M.2の内部接続はPCIeだから、簡単な配線変換基板を介してPCIeボードが簡単にくっつけられそうに、一瞬思える。ただし、NUC5i7RYHのPCIeはGen2であることと、Intelの中の人はM.2ソケットでSSD以外のPCIeデバイスはサポートしてないと言っている、ということが気になる。SSD 750は恐らく動かない(後でやってみる)。ビデオカードが動いたという報告がひとつだけあるから、PT3なら動く可能性は無いとは言えないかも知れない、というレベル。その意味では、前回のBOXDC3217IYEのmini PCIeソケットの方が安心感はあったかも知れない。
■M.2ソケットはSSD 750を認識するのか?
中華アダプタが来るまでに、とりあえずM.2ソケットにSFFアダプタをかませて超速Intel SSD 750が認識されるかどうかやってみたお。
SFFアダプタはこれ。
SSD 750 2.5インチ版はこれ。
で、こんな様子で。
NUCにSSD 750
んで、BIOSのデバイスからPCIタブの表示。
認識してない orz
ま、SFFアダプタがGIGABYTE専用って言ってるから無理か。ASRock様のアダプタ(C.2.3: M.2でRAID)は汎用性を謳ってるから、あれなら行けるかも知れない。んー、人柱・・・
■M.2ソケットはPCIeデバイスを認識するのか?
中華アダプタが来まスタ。
Hobbypower: PCI-e 1X/4X Card - NGFF M.2 M Key PCIe Slot Adapter
Generic: PCI-e Express 1X 36 pin reiser extension adapter fast flexble cable
一応、GA-Z170MX-Gaming 5のM.2ソケットで動作を確認。M.2-PCIe変換ボード、PCIeエクステンダとも問題なかった。でもNUC5i7RYHのM.2ソケットではPCIeデバイス(例えばクロシコのUSB3.0拡張ボード)が全然認識されない。
そもそも、PCIeデバイスが認識されないこと以前にも幾つか問題があった。
▶一つは、拡張ボードに必要な内部12V電源が取れないこと。
NUC5i7RYHには拡張電源端子(上)とUSBヘッダピン(下)があるんだけど、いずれも5Vしかない。
▶もう一つの問題は、SSDがM.2-PCIe変換アダプタと物理的に干渉してしまうこと。これは、
SSDマウンタを外して、PLEXTORのSSDケースを90度回転させて直接ネジ止め。写真の右側のスペースにM.2ソケットが来るように。
ケースの上にPLEXTORのSSDを組み立てる。
しかし、そもそもPCIeデバイスを認識しないのでは・・・orz
別のマザボで動いているということは、アダプタの問題(例えばPCIe Gen2しか対応してないこととか)ではないと思う。
という訳で、NUC5i7RYHのPT3地デジチューナ化プロジェクトはあっけなく頓挫した、かも。と言うのは、このページを見るとPCIeエクステンダのケーブルの幅が広い(PCIe x4)。もしかすると・・・
PCIeエクステンダを使わずにPT3を直接挿してみた。
これでも認識してくれないなぁ。。。。
GA-Z170MX-Gaming 5だとどうか?M.2-PCIe変換アダプタが良くないんじゃないのか?
GA-Z170MX-Gaming 5の上なら全然問題ないっス、M.2-PCIeアダプタもPCIe 1xエクステンダも。ちゃんとサウンド、ビデオ、ゲームコントローラのデバイスとして認識されてる。やっぱり問題がNUC5i7RYHのM.2ソケットにあるのは間違いない。
DMM.make AKIBAファクトリ潜入レポート
DMM.make AKIBA
スゴイとこだった。場所は、アキバのUDXからヨドバシに向かう、総武線の下をくぐって谷になってるところを出てすぐの左側の建物。4階にレセプションがあるんだけど、そこから改札みたいなセキュリティ・ゲートを抜けて10階(工房)と12階(会議室など)に上がる。
DMM.comは日本で一般向けに3Dプリントサービスを始めたはしりの一つと言っていいと思う。DMM.make AKIBAの10階には、電子ロックの部屋が十何室かあって、さまざまな業務用機器が置いてある。その多くは黄色いラベルが貼ってあって、トレーニングを受けた人じゃないと使えないレベルのものらしい。素人がポッと行ってポッと何か造れる、というものでもないみたいだ。
多軸切削機、業務用ミシン、焼成機、シルクプリント装置、レーザーカッター、3Dプリンタ(一部)、基盤プリント装置、他に振動とか熱とか湿度とか電磁波の環境試験装置などなど。
ま、そういう装置は見てもあっそうか、くらいの印象しか無いんだけど、一番気になったのが、床。
木のぬくもりと人の手を感じさせる
アメリカの工場の廃材を組み合わせてるという。これが、単純な自然の素材としての木ではなくて、そこに長年の人の手が加わった味が出て、近代的な装置に囲まれた10階のフロアに何とも言えない人間のぬくもりを感じさせている。
ここは、作業中にちょっとくつろぐ空間
光で硬化する3DプリンタにRolandという名前が見えたので聞いてみると、電子機器の技術を活かしてプリンタの分野に進出してるのかと思いきや、そうじゃなくて、何とRolandの創業者が演奏家に自分で楽器を作ってもらうために3Dプリンタを開発したという。そこまで創造性を求めるか、って、みんなやってる?そういえば、この間youtubeで話題になってたWintergatanの人は手で巨大オルゴール作ってたな。
それと、床もだけど、掲示板もデジタルサイネージとかじゃなくて、黒板にチョークという、ある種のこだわり。
4月1日から、Holiday会員の金曜日の夜から月曜日の朝までウィークエンドを通して¥9,600という、通常よりかなり安いプランが案内されていた。ある程度使う機器のトレーニングが終わってて、自分でガシガシ造れる人が利用するといいかもしれない。
12階にはドリンク・バーもあって、有名人もふつーに出入りしてるらしい。(知らないから分からないけど)
zecOO Electric Motorcycle・・電動バイク(市販されてる)アキラみたい
最先端の業務用機器が使えるということ以上に、恐らくDMM.make AKIBAの一番の魅力は、ここに集う人たち自身じゃないかと思った。新しいモノを形にしていく、共通のモチベーションを持つ人たちに囲まれて、いろんなアイデアが湧いてきそうなエネルギーをそこかしこに感じた。ちょうどロンドンのVictoria & Albert Museumに足を踏み入れた時のような感じ。
因みに、DMM.make AKIBAにはIntelも入居してるという。Edisonユーザ(企業)のサポートだって。さすがIntel。ま、リアルタイム I/Oなんとかして欲しいッスけどね。だからNUC天板デザインとDMM.comの3Dプリントがリンクした企画だったんだな、きっと。
うーん、無茶苦茶面白いとこだった。
(ここから追記)
では、DMM.make AKIBAの工作機器の数々を。
■工作室・・旋盤とかDIYツールが置いてある。
■電子工作室・・半田コテとかオシロ
■ペインティング・ルーム・・排気ダクト完備(有機溶剤を使うため)。電子ロックになってて、こんな部屋に分かれてる。
■LPKF・・PCB基盤をレーザーで切削する機械。
■サンドブラスターキャビネット・・ホコリを吹き飛ばす機械だろうと思う。
■IWMA MM300R-5・・5軸マシニングセンター(切削機)、どんな風に使うのか想像もつかないけど。
■TROTEC Speedy300・・レーザー加工機
■Roland ARM-10・・光3Dプリンタ
■Roland Versa UV LEF-12・・インクジェットプリンタ、筆箱みたいな立体に直接印刷出来る。高低差2ミリまで。
■AFINIA H480・・3Dプリンタ、おなじみ。
■Geomagic Touch・・3次元触覚フィードバック・スタイラス。色々あった中で、これは欲しいと思った。スカルプト系のアプリの中で直接造形出来る。触ってる感じがフィードバックされるらしい。
■Avery TSP11・・デジタルスクリーン、Tシャツに印刷する装置。
■Idea Tube SC450・・真空注型機、真空中で成型する機械、プラスチックとかに泡が出来にくいんだと思う。
■D-MEC Amolysis M150・・超音波成形機、要するに電子レンジかな。熱で溶ける樹脂で成型する装置、手前の瓶にABSが入ってる。
■JUKI SL-300EX・・業務用ミシン、手間に棒が突き出てて、膝で制御出来るのが便利なんだって。
■Baby Lock EL57EXS・・ロックミシン
■Brother PR655・・刺繍ミシン
■Autostrong環境試験装置・・熱、湿度、振動、電磁波などの耐性試験を行う装置。製品の規格に必ず記載してあるやつ。
業務用3Dプリンタが置いてある部屋は入れなかったので。
実は積層3Dプリンタを発明したのは日本人で、だけど特許を取ってなかったから3Dプリンタの市場で日本が少し出遅れたみたいな話とか、DMM.comのプリンティングセンターが創業者の出身地石川県にあるんだとか。サポート・スタッフの人達自身が、ものすごくモノ造りにこだわりがある人たちが集まってるんだなというのが分かる、なんか楽しい、こういうところに自分の居場所を見つけたい、そう感じさせる空間だった。
それから、最後に聞いた話で「ああやっぱり」って思ったのが"レゴれご団"。なんと、レゴ・ヲタが集まってなんかやってるらしい。しかも、DMM.make AKIBAでイベントを開催してるって。いやいや、次回は絶対行かねば。
LEGOがラピッド・プロトタイピング(試作品の制作)に使われてるっていう話は聞いていた。大まかな形をLEGOで作って、LEGOで作れない細部だけを3Dプリントして組み立てるという。単純なアイデアではあったけど、LEGOのポッチを載せただけの”蓋”だけど、選んでもらって良かったなあ。
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購入金額
0円
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購入日
2016年03月25日
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購入場所
zigsowさま
カーリーさん
2016/03/27
おもしろーい
sorrowさん
2016/03/27
有難うございます。123D Designは初めてでも1−2日の試行錯誤で何とかなりますよ。自分で考えたモノが実際にカタチになるとわくわくします。