先日ピン曲がりジャンクから修復したASUS Z97-Kを掲載しましたが、このZ97 Extreme3もその成功に味を占めて買ってきたピン曲がりジャンク品です。
付属品も大体揃っているようです。
特徴は、何といってもZ97搭載マザーボードとしては貴重な、32bit PCIスロットを3本も装備しているというレイアウトでしょう。
ASRockのZ97 Extremeシリーズでは、このZ97 Extreme3だけがPCIスロットを備えていて、Z97 Extreme4以上の製品はPCI Expressスロットのみとなってしまいます。もっとも、Z97 Extreme3はこの世代の大きな特徴となるべきM.2スロットが用意されておらず、SATAのみのサポートとなってしまうという大きな弱点もあるわけですが。この辺りはレガシーデバイスとの互換性重視という思想でしょうか。
さて、今回もピン曲がりジャンクと明記された無保証品です。
なるほど、確かに明らかなピン曲がりがいくつか見えますね。店側の説明ではピン3本曲がりということだったのですが、実際にはもう何カ所か修正の必要がありそうです。
とはいえ、先日のZ97-Kよりは修正する本数は大幅に少なく、これなら割合楽な作業となりそうです。Z97-Kは「よくアレを直しましたね」と店員に感心されたのですが、あの程度であれば完全なピン折れがあるわけでもなく、大した難易度だとは思えませんので。
Z97の意義はあまりないのかも
実は最もひどく曲がっているピンは隣のピンと絡みついたような状態となっていて、見た目よりは少し苦労しました。とはいえ総作業時間5分程度でこの程度に復旧出来ます。
少しピントが甘くなっていることもありますが、見た目ではピン曲がりとはわからない程度にはなっているでしょう。
早速前回と同じ検証環境で起動してみました。
あっさりと起動してくれました。メモリーチャンネル双方の動作を確認する意味もあり、敢えてシングルチャンネル動作×2という状態でまずは起動しています。
これで無事にZ97のマザーボードが2枚入手出来たわけですが、一応ではあってもZ97らしい装備を揃えたZ97-Kと比較すると、Z97 Extreme3は正直言ってZ87でも良いのではないかという構成でしかありません。表面的な装備は以前購入した同社のZ87 Extreme4と酷似していますし。
どのみちメイン級で使うことは想定していないマザーボードですので、私にとってはPCIスロットの多さという大きなメリットは見出せるのですが、多くのユーザーにとってはなかなか選択肢にはしにくい構成の製品なのではないでしょうか。位置付けとしてはむしろ下位にあたるZ97 Pro4であればSATA ExpressやM.2はきちんと装備しているわけですから…。
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購入金額
980円
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購入日
2015年07月11日
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購入場所
じゃんぱら
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