レビューメディア「ジグソー」

趣味の世界ですね。 7月18日「主な仕様」を追加

ベータ15周年記念モデル

当時、発表の時点で予約して購入しました。
その割りに製造番号が大きいので一部の人には売れたのかな?

マニュアルの「Betamax」の文字が金色です。

 

当時もうすでにS-VHSデッキが10万円ほどで購入できた時代にノーマル(ハイ-バンドだけど)ベータのビデオデッキに18万も出すのは趣味じゃないと無理です、たぶん。
画質的にも絵作りの差はあるけどS-VHSの方が高画質でしたし、実際三菱のHV-V7000なんてのも購入したり・・・バブルな時代怖いな(笑)

 

 

更新: 2015/07/18
スペック

ワクワクがいっぱいでした。

特徴は、
・6メガHi-Band(SHB)/Beta hi-fi

 

・録画と再生のヘッドが独立している事(OPT-4ヘッド)、映像回路は独立していないので録画中の再生モニターは出来ませんでしたが、それぞれに最適なギャップのヘッドで高画質化を計っていました。
コレよりも古いベータデッキで録画したテープもより高画質で再生可能って感じです。

 

・ビデオDSP回路、最先端

 

・ジッター低減用のテープスタビライザー

 

・ベーターでは初のオートトラッキング機能、

 

・ノーマル音声トラックのステレオ対応、

 

・ノーマルベータでは、たぶん唯一S映像出力端子

・操作がすべてタッチ式、双方向通信液晶リモコンも含めて!

 本体前面は透けて表示部が見えます、コレは再生中です、

 本当は写真ほどキレイに透けて見えないんですよ、周りの反射が多くて。

透けていた前面パネルを開くと、操作パネルが光ります。

 

リモコンのイジェクトをタッチするとテープが入っていなくても前面が自動で開くギミックがあります。

・ツインフライングイレースヘッド(編集のつなぎ目がキレイに))

 

・インディックススキャン・サーチ機能(頭だしが楽)

 

主な仕様

システム

録画方式:回転2ヘッドヘリカルスキャンFM方式

録音方式:ベータハイファイ方式(2チャンネル)

     従来音声トラックはモノラル録音

音声周波数特性:20Hz~20KHz(Beta Hi-Fi 入)

ダイナミックレンジ:90dB(Beta Hi-Fi 入)

ワウ・フラッター:0.005% WRMS以下

早送り/巻き戻し時間:約4分以内(L-500カセット使用時)

 

最大録画/再生時間

βI/βIs:100分

βII:200分

βIII:300分

(ビデオカセットL-830使用時)

 

 

チューナー部

受信方式(音声):インナーキャリアロック方式

受信チャンネル:VHF-1~12チャンネル/UHF 13~62チャンネル

 

入出力端子

入力:S映像/コンポジット/ライン音声2系統

BS入力:コンポジット/ライン音声1系統

出力:S映像/コンポジット/ライン音声2系統

コントロールS入力 x 1

コントロールS出力 x 2

コントロールL x 1

 

タイマー部

時計方式:クオーツロック

時刻表示:12時間方式

タイマーセット:録画専用 最大1ヶ月8プログラム

停電保障時間:1回約1時間

 

電源部・その他

消費電力:35W

補助電源コンセント:最大200W

最大外形寸法:466mmx102mm(脚含む)x404mm(幅x高さx奥行き)

重量:約11kg

 

以上主な仕様です、マニュアルから一部を抜粋しました。

 

重量は実際持ち上げると見た目より重く感じます。

更新: 2015/07/18
総評

最後?にやってくれたという思いが

デザインからして思いっきり趣味に走った感がたまりません。

SL-HF3000やEDV-9000も捨てがたいですし、このモデルの前に所有していたSL-HF1000Dもカッコ良くて、当時のソニーっていろんな意味で良いメーカーだったと思います。

 

趣味に走りすぎたのかリモコンの操作性は正直いまいちで使いにくかったです、9割はSL-HF1000Dのリモコンで操作していました、それでもワクワク感があって嫌いじゃないです、このリモコンも。

 

あの時期にこの価格帯でSHB Betaを出せたのはソニーだからでしょうし、Betaファンはコアな方が多かったんでしょうね、ノーマルVHSをこの価格帯でなんて在りえないし絶対買わなかったろうし。

 

ほぼ同時発売でThe Betamaxというテープも限定で売っていました、十数本買ったかな?たぶん。
このテープも高かった・・・

当時、BetaのHB(5.7メガ)で水平解像度がで270本、SHB(6メガ)で約300本と言われていました。

VHSが約240本だった気が、記憶違いがなければですが(汗

ちなみに地上アナログ放送で最良の受信状態で330本だった気がします、あくまで理論値のはずです

S-VHS 400本以上 EDBeta 500本以上 LDが425本だったかな?まぁ、画質の指標の一部でしかないですが、

それに今のハイビジョン、4Kに比べると、どれもどんぐりの背比べ(うまい表現が思い浮かばない)

映像は規格が変わると高級機もあっという間に陳腐化してしまいます。

音質は20Hz~20KHzですが、ワイドレンジと言うより音に厚みがある方向だと思います。

オーディオはレコードが今でも現役?な点も含め陳腐化しにくいですね。

 

コレって90年で15周年だから今年40周年?書いてる途中で気づいた。

規格としては終了した物なのでアレですけど(笑、

SL-2100の購入価格は失念しました!\180,000以下です。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    1990年頃

  • 購入場所

    光音堂

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • タコシーさん

    2015/07/16

    懐かしいですね
    窓の右側が走行状態でクルクル廻るんですよね
    15周年記念モデル...こういうの有ったのですね!(^ω^)
    リモコンの使い方が難しかったですよ
    ホント懐かしいです....
  • あきんばさん

    2015/07/16

    タコシーさん、コメントありがとうございます。
    そうそう、右側がくるくる廻るんです作動状況がひて目で分かります。
    リモコンはホント難しいです、似た表示で違うモードだったり、双方向で通信に時間がかかるので、一呼吸か二呼吸ぐらい待たされたり、ブラインドタッチは絶対無理。
    私も久しぶりに電源を入れていろいろ写真を撮って懐かしかったです。

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