現在のL2さんの家呑みスタイルは、二種類有って。

・PCモニタの前で、つまみと共に飲む。

・近所の公園を見下ろす丘の上の道路のガードレールに座る、或いはそこに上る階段に座って、星空や、伊勢湾越しの夜景や月を愛でつつ、酒杯を傾ける（お酒オンリー）

となっております。

この「あまやぎ」は、日本酒らしい辛口のコクやキレ、というよりも、すっきりとした中に甘さとやわらかな口当たりが感じられます。

通常のモニタ前な一人呑み会ですと、濃いめの味のポテチや、柿の種わさび、もしくは剣先いかスルメ辺りと共に飲むことが多いので、辛口だったり、がっつりと濃厚な日本酒らしさが合います。

しかし、このお酒は、これ自体の味わいが、口に優しく、舌に甘く、飲み応えを少し残しつつも、サラリと消える感じの味わいです。

これ単独で、お猪口に注いでは、口に含む楽しさがあります。

つまり、風景を愛でつつ（そんな自分に酔って）楽しむにはもってこいなお酒です。

特に、これからの時期は、ガツンと酔いが回るタイプの、日本酒らしいお酒よりも、このお酒のような、ふわりと楽しみつつ、酔っていくものの方が、気温との兼ね合いで、長く楽しめますね。

思えば、遠く昔、学生時代に平野神社で連日、深夜、夜桜を眺めて立ち飲みした時も、このような口当たりのお酒が、一番、長く楽しめたなあ、と思います。

その時の銘柄に近いものを探して、飲んでみたのですが、どうも、思い出の味には及ばず、ガッカリしたのですが。

特価ワゴンで見かけたので買った、このお酒は、思いがけず、その時のようなの味がして、嬉しい誤算です。

とまあ、レビューしつつ、3分の1程空きました。

良いお酒です。

敢えて、難点をいうならば、乾き物ではなく、淡白な味の肴でないと、このお酒は殺されてしまう所でしょうか。

L2さん的ベストは、眺望を肴に、ひたすら杯を傾ける事、かな。

※購入金額は、一本分のお値段です。