Redragonという聞きなれないブランドのゲーミングマウス。
一応日本語を含んだ多言語の注意書きがあるが基本的には中国向けの製品のようだ。
本来マウスは店頭で触ってから買う…ましてや怪しい海外メーカーのものを通販で即で買うなんてのはまずやらないのだけど…
Arkのパンドラ箱に入っていた「MSI Interceptor DS100」が妙に自分の手になじんでしまい、常用したくなったものの、国内で一般販売されていない上にMSIロゴ入りのマウスなんてコレクター魂を揺さぶられるものを常用して壊したくない。なので同等品を探して見つけたのがコレ。
実は更に前に別のブランドと名前で同等形状のものがでているらしいのだがそちらは現在入手不能。
左右クリックにホイール(横スクロール機能無し)、左側に進む・戻るボタン、そしてホイール後方にDPI切り替え用の小さなボタンが2つ。戻る進むボタンの位置も癖がなくそこそこの大きさなので自然に扱える。
ソールは前後に2つ大きめのものがある。設置面積は大きいが本体が軽量なのもありすべりはいい。
ホイールは多く凹凸のあるゴム素材。左右クリックは少々固めかもしれないがごくごく一般的なカチッとしたクリック感。オムロン製スイッチ搭載を謳っている。
これらはユーティリティで他の機能を自由に割り振ることもできる。LEDカラーも変更可能。
こうしたカスタム機能を備えたゲーミングマウスとしては比較的小柄かつ軽量。シンプルな形状だが全体的に高さが低く、特に先端がスッと下がっているのが特徴。自分はこの先端が低いというのが馴染ませる上でのポイントなようで、気に入って多用しているマウスはどれもそんな感じ。
特にこのA4TECHのものにサイズ・形状共に近く、2つを並べて使っても違和感がない。まあこのA4TECHも入手性があまりよくないので、今回のRedragon、予備のMSI版あわせて数を揃えておいてもいいだろうと思った訳で。
通電時はどちらも同じ明滅パターンで点灯するのだが、デザインやパーツの色使いでより派手になっている。特にクリアパーツに色つきのもをつかってLEDの発光色を変化させているのが面白い。
MSI DS100との相違点は…
「派手なカラーリングとデザイン」
「表面の手触りの若干の違い」
「DS100がレーザーセンサーなのに対してM701は可視光学センサー」
「DS100は予備のソール付きだがM701は付属品なし」
といったところ。正直DS100が安定して入手できるのならそっちのがいい。一応MSIという大手メーカーの名前も冠しているし。
ご覧の通りセンサー部だけは明らかに違う部品を使っている。ただ使用感や設定項目にはほとんど差がない。
発光部分が透けるひび割れデザイン、各所の派手な配色で(好みはわかれるが)存在感が抜群な点、僅かに表面処理が異なりM701のほうがつるっとしていて汚れに強そうという点がもし両方入手可能だった場合の選ぶポイントか。
またDS100は元々ホイール表面のゴムリングが力をいれないと空転する事があるという難点を持っていたのだが、現状M701にはそれが見られない。
使っているうちに空転するかもしれないし、中国メーカーならではの個体差かもしれない。
【追記】やっぱり使ってるうちに滑ってきました。レビュー末に対策追記してます。
DS100互換がほしかったのでカンペキ
何度も繰り返しているが、元々「DS100を追加でほしい」のが理由だったので、僅かな違いがあるとはいえ同じ形状・同じ性能のコイツに文句はない。
ただあくまで「自分の使い方にあっている」だけなので、一般的な視点で見ると、かなり低背かつ軽いマウスなので人を選ぶだろう。重量は実測100g程度(ケーブル含まず)。
低さに関しては小柄なBasicOpticalMouseより低く感じるくらいだ。
使用感ばかり書いていたが、DS100同等マクロやキーカスタム設定は十分な自由度を持っており、サイドボタンはもちろん標準でDPI変更ボタンに割り振られている2つもそれぞれ設定できる。MMORPG向けの多ボタンマウスほどではないが、戻る進む機能に加えて2ボタン分好きなキーを設定できる。ゲーム以外でも活躍できるだろう。
尚ユーティリティは若干のメニュー配置の違いこそあれど、MSI DS100用ユーティリティのスキン違いといった感じ。ぶっちゃけMSIのユーティリティでも動くのならMSI版のほうがカッコイイので使いたかったくらいなのだが、さすがにセンサーの違いもあり相互のソフトで制御はできない。
まあ変にユーティリティが機能しちゃって壊されても困るから正しいのだが。
ポーリングレートや解像度も自分の感覚では過剰なくらいに設定できる。ゲーミングマウスの入門用としては十分だ。
ただ手持ちのPCだとDS100のユーティリティがが不安定なPCが1台だけあった(M701では未検証)ので、3回も同じモデルが出ておきながら国内での展開が少ないのはその辺も理由か。
そしてこれくらいの性能を持った海外メーカーのゲーミングマウスにはもっと廉価で入手しやすいものもあるし、とにかく小柄で軽量なゲーミングマウスが欲しいという時以外はあえて候補にあがることも少なさそうである。
ところで最近ペンタブレットの上にやはりArkの箱からでてきたマウスパッドをのせるのが感触がよくマウスも使いやすくて気に入っているのだが…
マウスのデザインがデザインだけに、ペンタブレットを使わなくなりゲームに没頭してる人のデスクにしかみえない。
DS100同様ホイールのゴムが滑ってくる
DS100が最初からすべり気味だったので不安だったのだが予想通りホイールの滑り止めゴムが滑ってくるという本末転倒な状態に。元々ホイール内側と接着などはされておらずゴムで締め付けるだけで固定しているようだ。
接着剤を隙間から流し込む等考えたがせっかくのクリアパーツに接着剤がついて光が鈍るのも嫌だったのでいったん分解して内側にくるりと両面テープを貼る事に。内部にはLEDが4基もありこりゃ光る。
両面テープの接着力はもちろん両面テープで外周を大きくしてゴムの締め付け具合を強くするという狙いも当たり、ガッチリくっついた。
ちなみにマウス前方側のネジは正直にきっちり締めるとボタンが押しっぱなしの状態になってしまう。どうもこの締め具合でボタンの高さを調節しているファジーな作りのようだ。
まあわざわざこうしてスリップを解消するくらい気に入っているんだが。
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購入金額
3,280円
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購入日
2015年07月07日
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購入場所
Amazon
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