他は単なるネジなので置いとくとして。

手回しネジはケース向けのインチネジで、マイナスドライバー用というビジュアル重視。

そしてメインのネジとなるこの六角インチネジ。直径10mmほどのカラーリングと組み合わせるようになっており、このようにリングと六角穴がオシャレな雰囲気。

ワッシャも付属しているので基盤…マザー固定にも使えそうというかそれを狙ってそうではあるし実際カッコイイ。

ネジにもこだわってアクセントをつけたいという用途にはとても面白い。

が、一番目立つし見栄えがするであろうマザー固定に使うには注意点が多い。

まず前提としてリングの直径よりネジのスペースが少ないマザーの場合物理干渉して最悪マザーを壊す可能性がある。

ASRock X79 extreme6はご覧の通り基盤の表面部品に干渉。バラック状態で確認したからいいものの、いきなりケース内に突っ込むのはオススメできない。

一方ASUS X99 DELUXEはピッタリ10mmのスペースがあるので綺麗に収まる。

それでもピッタリすぎるので、使用時は1個1個部品と干渉していないか、位置ズレをしていないかをよく確認する必要がある。

あとマザー背面側にある白いカバーの近辺はリングが入らないので使用不可。

更に六角ネジなので力も入れにくい。付属の小型レンチでは奥まったマザーをしっかりしめるのは難しいし、自分はサイズのあう六角ドライバーがあったのでそれを使ったが、それでも通常のネジよりは力が入れにくい。そして形状的に万が一ネジ穴をつぶしたら取り外しは困難。

マザーに使うのが一番かっこよさそうだが、大人しくほかの部分…に使った方がリスクは少ない。

尚ブラケットの拡張カード固定に使うと位置的にも目立つし面白いのだが、リングが大きいので１つ上のカードもまとめて固定するハメになる。そしてマザー以上に取り外し頻度も大きいだろうから六角レンチのメンテナンス性の悪さも目立つ。

リングの大きさは対処できるしカッコイイからいいとして、なんでプラスネジにしなかったんだ。