発売から随分と経ってから、フリープレイの体験版(引き継ぎあり)を見つけてダウンロードしました。
体験版のサムネイルだったパッケージのイラストが好きな部類なので、というジャケ買いに近い感覚ですね。
レビュータイトルで言い切っているように、外れでした。
しかし、製品版である、このプレミアムボックスを購入しています。(中古で950円ですが)
キャラデザインと音楽は良いですね。L2さん的には◎
良い部分。
イラストは好きな系統です。
パッケージも作中の紙芝居シーンもGood。
音楽に関しても、良いな、と思います。
戦闘マップでのポリゴンキャラも、首を傾げる程のものでは無いと思います。
これは元になっているラグナロクオンラインを踏襲しているのでしょうかね?
興味が無かったので、そちらについては全く知りません。
戦闘システム、戦闘時のキャラ造形、バランスは×
体験版の時点で、既に不満だらけでした。
戦闘のテンポが悪く、もっさりというか、グダグダしている印象です。
戦闘システムは、有名どころで言うと、サモンナイトやファイアーエムブレムのようなMAP制ですね。
攻撃範囲や戦闘演出などは、サモンナイトに近いです。必殺技以外はMAP上で処理される感じ。
さて、グダグダしていると感じる理由として。
・敵味方共に、HPに対しての攻撃力の割合が同じ設定で、序盤の敵相手と一対一で殴り合うと、数ターンを要する上に自分も瀕死か重傷になる(選択した主人公の職業が悪いかもしれませんが)
そのため、手数が必要となるので人数を掛けて一体を囲む必要があります。
基本的に、出撃時には人数で負けている状態ですので、誘い出して一体ずつ倒すという手順が必要です。
回復手段も、攻撃力と同じく、HP対して控えめなので、誘い出しに失敗して逆に囲まれると、ピンチになります。
故に、ジリジリと前線を押し上げて、突出するキャラを出さないようにする進軍となりますので、爽快感は感じませんでした。
・延々と殴り合う中で、戦闘演出はカット出来ません。
どこか、初代PSを思わせるポリゴン的キャラが攻撃、防御、ダメージモーションを「毎回」行います。敵も味方もカットは出来ません。
通常の魔法やスキル、道具使用にもアクションが付いています。結構長いです。
必殺技の演出は、更に、(私の感覚では)不必要な暗転、カメラアングル切替後、アクションがあって、戦闘マップに戻ってきて、ダメージ演出が入ります。こちらも当然カット出来ないです。
攻撃時にダメージ予測が出るので、ぶっちゃけ、演出カットしてダメージだけ表示する事は可能だったのではないかと推測します。そういう推測が出来てしまう時点でストレスを感じました。
音声オフ、テキスト早回しを選ぶと多少短縮されましたが、これは体験版では出来なかったので、かなりイライラしました。
上記に加えて、BOSSだけが攻撃力が高い為、事故が起きます。
ジリジリ、じわじわと進軍、倒していくしかないのに、BOSSに殴られると一気に瀕死という運試し的な流れになるので、作業ゲーにもならない感覚です。
ゲームとしてはもっさりでお勧め出来ない。サントラだけ目的で買うなら中古を狙いましょう。
体験版の時点で、ダメなのはわかっていました。
しかし、製品版でバランスが良くなったり、或いは、体験版では設定できないオプション項目を弄る事によって、もっさり感が無くなるかなとの期待。
そして、音楽が良かったのでサントラに期待して購入しました。
結果として。
サントラは期待どおりでした。
ビジュアルブックレットも、ちょこちょこと観るかな、くらいに気に入っています。
しかし、もっさりとしたプレイ感覚は改善の兆しも無く。
マルチエンディングらしいのですが、体験版でプレイできる範囲すら進める気が起きずに、L2さんとしては大変遺憾ながら、封印状態的積みゲーとなっています。
散々、難点を指摘したくせに満足度は、多少あるよね?と思われるかもしれませんね。
これは、購入価格に対して、ビジュアルブックレットとサントラだけだったとしたら、という満足度(4)をゲームそのものの満足度(0)と合算して二で割ったものとなります。
追記、このレビューを読み返していたら、ふつふつと蘇ってきた思いがありましたので、記します。
このゲーム、プレイ時間○○時間のボリュームというコピーが付いていた記憶があります。
「このもっさり戦闘で稼いだ時間が、熱中した時間、楽しんだ時間としてのプレイ時間に含まれるのか?」
と、いう何とも言えない気持ちになった事です。
L2さんとしては、そういう思いを抱いてしまった切ない思い出。
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購入金額
950円
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購入日
2013年08月頃
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購入場所
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