iPhoneのウェブブラウザ、標準はSafariだが、意外に使いづらい。いくつか使いにくいと思う点があるが、タブの使いやすさがイマイチな点と、スマホゲーム（ブラウザ版）などをやっててウザイのが画面回転があることと、ゲームによってはフル画面にならないこと。

前者は「画面の向きを縦方向でロック」を入れると問題ないが、これはiPhone全体の設定になってしまうので、Youtube等で少しでも大きな動画が見たいというときには戻さなければならず、少し不便。

後者はアプリ側の開発も絡むのだが、iPhone5⇒6系のときのように画面解像度が変更となったときに妙にアプリ画面が小さくなることがある。人気アプリは時を置かず対応され解決するのだが、あまり人がいないようなゲームアプリは放置プレイ（実際cybercatが2年ほど前からやっているアプリは未だに対応されず、Safariではほっそーい画面）。

これらがすべて解決されるのがVanillaSurf。

タブはテキストの一覧表示でスクロールも速く選択しやすい。

見た目地味だけれど反応が速いんだよなー。

さらに前述のように、もともと解像度非対応アプリもフル画面表示するけれど、さらに画面を広く使うこともできる。画面更新時に一瞬アドレスが上部に表示されるが、画面更新されるとそれが引っ込み、上部には何も残らない。

更新時には上部にアドレスバーが現れるけれど．．．

アドレスバーは消えて広くなる。右下は全画面表示ボタン。

さらに右下の全画面表示を押すと下端のツールバーも消えてより広くなる。

全画面化でiPhone5のように狭め・小さめの画面でも情報量多い

また、このブラウザ、デフォルトで回転禁止（つか回転できない）。これ、縦長の画面が基本のスマホゲームやスマホ用サイトの閲覧にむちゃ便利！ゴロゴロしながらゲームするときやポケットやバッグから取り出し際にサイト確認するのに、これ実に良い。あとこのブラウザキャッシュ読み込みが基本なので、「更新ボタン押さなければサイト更新読み込みしない」。ウェブ上の地図で目的地を探して1時間後に確認のため再度見たい．．．というようなときSafariでは再読込が始まってしまい、通信費がかかる上に、いる場所が電波状況が悪かったりすると結局ロードできず、白紙ページになったりするけれど、これはそういったことがない。

．．．と結構使いやすいブラウザ「だった」。

というのも、本品iOS8系に対応しておらず、現在配布終了（iOS8上では一度開いたタブが閉じられない現象など不具合あり）。すごく使い勝手が良かったので、対応と再配布開始が望まれるのだが．．．ネット上のHPも閉じられているのでもう開発する気ないのかなー．．．

ザンネン。

ただ万一の時のバックアップ機に持っている無印iPhone5

はまだiOS7からあげてないので（今後もスペック的に上げないかも）、そっちにはまだ入っていて家でのWifi環境では快適に使っているのだけれども。