レビューメディア「ジグソー」

バーブラウンの旗艦DAC

これまで幾つかDACを使ってきました。

最初は、PCM2704あたりからでしたか。USB-DACというものを知り、そこからPCオーディオの世界へ。

 

 

新潟精密のFN1242Aは国産DAC-ICとして一部の自作マニアの間で話題になりました。

すでにこのメーカーが倒産してしまったので、デッドストックを買い漁るブームまで発展しましたね。

 

 

ESSのES9018Sは、現状で最高性能を誇るICですが価格が高いので自作といえども結構なコスト高になります。

たかじんさんが発表したIrBerryDACはRaspberry Piに搭載可能なコンパクトDAC基板ですが、これにはバーブラウンのPCM5102Aが使われています。

 

 

次作のSabreBerry+はES9018Sの弟分というのか、ES9023を使った意欲作。

これもRaspberry Piに搭載可能なコンパクトDAC基板ですね。

 

 

DAC-ICだけで音質が決まるわけではないですが、DAC-ICのメーカー、系列によってある一定の音色となる傾向があることから、DAC-ICがDACの音色を左右するファクターになっていることも事実かと思われます。

 

音の出口であるスピーカーはもっとも音の違いが明確に分かれるところですが、入り口もそれに負けじと劣らぬくらい違いがあるように思います。

デジタルオーディオのDACはアナログ時代のカートリッジのようなものではないでしょうか。

 

聴く音楽によってDACを選ぶというのも1つの楽しみではないかと思います。

(あんまり沢山あっても仕方ないけどね。)

 

 


 

ところで、ハイレゾ時代のDACは、DSDの再生など非常に高性能になってきています。

オーディオメーカー各社もCDPやDACの製品カタログには必ずといってよいほどDAC-ICの記載があり、これが1つの特徴として取り上げているほどですね。

 

購入ユーザーがどこまでそれにこだわって製品を購入しているかは別として、

 

おもしろいサイトを見つけました。よくぞここまで調べたものです。

http://align-centre.hatenablog.com/entry/2014/09/12/235841

 

また、たかじんさんがDACの調査結果をまとめています。

http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/10/dac-1029-1.html

 


 

さて、前置きが長くなりましたが、現在もっとも汎用的かつ定番のDAC-ICの1つにバーブラウンのPCM179Xシリーズがあります。

 

こちらも、たかじんさんが分かりやすくまとめておられます。

http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/11/dac-ffaf.html

 

これを見ると、PCM179Xシリーズは幾つかの体系に分かれることが理解できます。

 

藤原さんのレポートも合わせてみると参考になります。

http://easyaudiokit.hobby-web.net/bekkan/PC179X/PCM179X.html

 

 

ちなみにNOSのPCM1704というICがありますが、これは既にディスコンです。

が、いまだに根強いファンがいるほど有名なICです。

市場在庫のみとなりますが、1コ@8,000くらいでしょうか、これを4発使うと結構なお値段になります。

 

現行品でもっとも高性能と言われているのがPCM1792、PCM1794です。

このICはメーカー品ですと高級機に使われていますね。

 

さらにL,Rチャンネルにそれぞれ1こずつ(DUAL)搭載したモデルはかなり高額な製品に限られてきます。

 

たとえば、

 

<LAXMAN DA-06>

 

 

<LAXMAN D-06u>

 

 

このあたりが有名でしょうか。(こんな高級品はとても買えませんが)

よく考えたら、もっともポピュラーなPCM179Xは聴いたことがないなぁと思い始めていたところ、丁度手ごろな基板がありました。


 

本日到着、さっそく製作。2時間ほどでほぼ完成しました。

 

 

 

この基板は、PCM1792,PCM1796,PCM1795どれでも搭載可能な仕様です。

この3つのICはピンコンパチだからということのようです。

 

今回は、思い切って一番高価なPCM1792Aをチョイスしました。

(と言いながら、今現在まだ手元に届いてません orz.)

 

 

PCM1792AをL,RモノとDUALで使っています。

後段のアナログIV変換回路はOPAMP仕様です。

S/PDIF、I2S、DSD入力に対応し切り替え可能。

 

製作は、30個のチップセラコン、16個のチップ抵抗、SOPが4機・・・のはんだづけ。

集中したので疲れ果てました。

 

ということで、

今回、わざわざオンボードの電源回路を外部電源にした理由は、この基板で使用している電源基板がそのまま利用できるから。

ワンタッチで切り替えられるわけではないですが、このリソースをそのまま流用可能です。

 

PCM1792Aが届いたら、引き続きレポートします。

(パワーアンプ、はよ作れよ!というツッコミは無しw)


2015.04.20

 

さて、PCM1792Aが到着しました。

 

PCM1792Aは、FN1242Aと同じSSOP28のパッケージです。

0.65mmピッチですが、ビビらず一気に取り付けます。

(大分、慣れたなぁ)

 

残りのパーツを取り付けます。

完成!

オペアンプは藤原さんご推薦のOPA134Aを使いました。

6コ必要ですが、千石電商で@273ととても財布にやさしいです。

DAC1242-1.5基板と取り替えて、いよいよ出音です。

いつも出音のときは緊張しますね。

・・・

・・・

出た!

最初の印象は、「あ、これ、イイ!」という感じです。

もちろん、基板の音の差はまったく違う曲や楽器が出てくるほど違うわけではないんですが。

「雰囲気の差」ですね。

なにが「イイ」のかというと、全体のバランス感、楽器の音の粒立ち、低音もしっかり出ていてドラムスなども空気感が良く伝わってくる感じです。

DAC1242-1.5とはまた違った世界観を感じます。

 

ここまで来ると、好みの問題になりますがたとえばES9018Sなどは元気な鳴りっぷりで1つ1つの音の押し出し感が強いです。

ちょっと疲れてしまうことも。

 

PCM1792、さすがバーブラウンの旗艦DAC-ICという感じがします。

当面、いろんなソースを切り替えながら聴いてみます。

 

<基板など>

 

藤原さんの頒布基板には、この上位バージョンのDAC179X-6 (QUAD)という4パラのモデルがあります。

文字通りPCM179XをL,R 2つづつ、計4つのICを搭載した仕様です。

システムもより大掛かりになり、IV変換基板も別途必要となります。

 

メーカー品で4パラ仕様というのは聞いたことがありません。

なので、自作ならではのシステムです。

 

自作派には、より高度なシステムへのチャレンジ心をくすぐる仕様ですね。

ICの数が増えると音が良くなるというわけではなく、SN比が向上するなどそのメリットは軽微なものにとどまる気がします。

また、IV変換回路をディスクリートで構成したいなど、組み合わせの自由度を求める向きかと思います。

 

本基板は、IV変換回路(オペアンプ仕様)までがオンボードになっているので、その分扱いやすさが特徴だと思います。

それでいて、L,Rチャンネルに独立したICを奢るというハイエンド指向の性格も持ち合わせています。

 

そのバランスがうまく具現化されているように思います。

 

製作難易度ですが、SOP、SSOPパッケージやセラコンなど非常に細かいはんだ付けが必要で、パーツ点数は多くはありませんが、少なくもありません。

中級?以上のスキルは必要だと思います。

 

もし、低コストでメーカーのハイエンド製品と同じような回路構成を持つDACを求めるならチャレンジしてみても面白いと思います。

 

 

さて、今日は、これから音楽に浸るとします。

 

とりあえず<了>


2015.04.26

 

MCK GEN-Bを使ってRPiとの接続を試みておりますが、まだうまくいってません orz.

いろんなところを疑って、あれこれトライしているんですがいまだわからず。

ちょっと、間をおくことにしました。

 

さて、DAC179X-2.1ですがメイン機器に昇格させたので毎日聴いています。

しかし、最近はネットワークオーディオ中心なので本当はRPiと早く接続しないとまずいのですが。

今のところ、CDプレイヤーとS/PDIF接続で聴いています。

 

バロック音楽を聴くと、通奏低音の響きがとても良く、ヴォーカル曲は声の柔らかさと力強さのバランスがとてもすばらしい。

自分好みの音とはこのことか、と。

 

ところで、J-POPを聴いていてふと、気が付きました。

 

「音が割れている」

 

DAC基板の出力電圧が大きすぎるのかも。

そういえば、基板上に電子ボリュームの端子があったことを思い出し、10K、Bカーブの可変ボリュームを取り付けました。

 

 

少し絞り込んで無事、ことなきを得ました♪

あとはケース収納かぁ・・・思案中。


2015.05.17

 

というわけで、無事、

 

MCK GEN-Bとの接続もうまくいきました。

 

RPiとI2S接続ができるようになって、ご機嫌です♪

このDAC基板、あらためて聴いてみると高音域から低音域までバランスよく音が前に出てきてピラミッド型のような印象です。

聴いていて、とても気持ちのよい鳴りっぷり。

何種類かDAC基板ありますけど、やっぱりこれをメインに据えようかなぁ。

 

  • 購入金額

    6,800円

  • 購入日

    2015年04月18日

  • 購入場所

    藤原さんの頒布

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • mr_osaminさん

    2015/04/19

    ひゃあ、そっちですかw
    どれかな、まずはRPi基板の改造から?
  • mr_osaminさん

    2015/04/19

    というわけで、RPiの電源工作は完了です。

    PCM1792Aが明日到着予定。速攻、出音します。
    楽しみだなー。
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