これまで、ASRock Z170 Extream 7+と、Z97 Extream 9に、それぞれ、Samsung XP941 512GB PCIex4 2.0 x4 M.2 SSDを起動ドライブとして利用していました。

本来であれば、Z170 Extream 7+の起動ドライブとして、XP941を2本をRAID-0で組みたかったのですが、Ultra M.2スロットが3基もあるのに、残念なことに、Z170 Extream 7+では、RAIDドライブを作ることはできても、起動ドライブにする事はできませんでした。

そこで、Z170 Extream 7+と同じくUltra M.2スロットを1基持った、Z97 Extream 9にもXP941を搭載して、デスクトップPC2台の起動ドライブとして利用していました。

今回購入したSamsung SM951は、XP941の後継機で、PCIe 3.0 x4対応のM.2 SSDです。

SM951には、AHCI版とNVMe版があるので、どうせならNVMe版を購入しようとずっと待っていましたが、秋葉原で入手できないまま、更なる後継機種が発表になってしまいました。

仕方がないので、取り敢えずSM951のAHCI版を購入してみました。

現状、XP941は512GB容量のSSDなのですが、システムバックアップのことを考慮して、200GBしか容量を確保せず、運用していましたので、最新のシステムバックアップを取ったのち、XP941をSM951に差し替えて、レストアするだけの簡単移行です。

システムは、

Mother Board ASRock Z170 Extream 7+

CPU Intel Core i7 6700K

Memory Kingston DDR4-2800 8GBx4

Graphics ELSA nVIDIA Quadro K4200

Power Supply ENERMAX EPM1000EWT 1000W

です。

他には、

4TBx2,3TBx2共に7,200rpmのHDDが、RAID-0で接続

HDMIキャプチャーボードx1

位です。

システム起動ドライブですが、Crystal Disk Markを走らせてみました。

思った以上のパフォーマンスです。

こんなことなら、NVMe版をいつまでも待たずに、さっさとAHCI版に変えてしまえば良かったと思います。

最近では、2.5inch SSDで256GB容量のものは、結構な速度でも、1万円を切る価格で販売されていますが、2.8万円でこのパフォーマンスです。

PCIe NVMe 400GB SSDの5万円に比べると、コストパフォーマンスは良いのではないでしょうか？

X99,Z170搭載のマザーボードでは、Ultra M.2相当の、32Gbit/secの帯域を持ったM.2スロット搭載のマザーボードも増えてきています。

この帯域を持ったM.2スロットをお持ちの方にはお勧めのSSDです。

※一般的なM.2スロット(10Gbit/sec)だと、XP941でも活かしきれません。(SamsungMZHPU512GCGL-00004のレビューに、XP941をZ97 Extream 9のM.2スロットに刺したCrystal Disk Mark計測値があります)

また、SATA3にしか対応しない(PCIe非対応)M.2スロットのマザーボードでは、動作しないので注意が必要です。

マザーボードのマニュアルをご確認ください。

Z170 Extream 7+は、Ultra M.2が3スロットあるのですが、1スロット毎に、Z170のSATAポートが2スロット排他的に使えなくなってしまいます。
つまり、Ultra M.2を3スロット使うと、Z170 ExpressのSATAポートは"0"になってしまいます。
他のSATAポートは、RAID非対応なので、現在利用中の、4TBx2(RAID-0),3TBx2(RAID-0)のHDDを使おうとすると、Ultra M.2スロットは、1基しか使えないのが現状です。

Z170 Extream 7+に付属していた、SATA Express接続のUSB 3,1x2が付いた5インチベイは、Z97 Extream 9のZ97 Expressポートに繋いでいます。
Z97 Extream 9は、Ultra M.2を使っても、Z97 ExpressのSATAポートは、6基使うことができるのです。

これだけのパフォーマンスなので、Z97 Extream 9 (Core i7 4790K）にも、このSSDを載せようと思います。