シンワ測定株式会社のテーパーゲージ(商品名)です。
テーパーゲージとだけ聞くとテーパ角が測れそうな気がしますが、違います。
テーパー(の付いた)ゲージで、穴にストンと入れて内径を測ったりします。
ノギスでちまちま測ってた内径を、これをスポッと嵌めるだけで測ってしまいます。
まぁノギスに比べれば幾分精度は劣りますが(副尺がないので)、
作業としては格段に楽になりますね。
基本的な使い方
テーパーゲージには、
表面に差し込み量と、その時の直径の数値が刻まれています。
これで、穴に入れた時に、
テーパーゲージが引っかかっている場所の直径がいくつかを読み取ります。
試しに指輪のゲージに入れてみるとこうなります。
ちなみにこれは4号ですが、13.9mm~14mmぐらいといったところです。
注1)ちょっと写真の角度的にそう見えないかもしれませんが
注2)この指輪ゲージも安物なので、自分の指の直径を測ってφ14だからって
4号と思わないで下さいね。ちゃんとお店で確認しましょうね。
厚みの換算
もちろん、このテーパーゲージも厚みがありますので、
その分、引っかかる位置が変わってしまうので、それを補正する必要があります。
まともに三角関数の計算をしているとお手軽測定の意味がなくなってしまうので、
裏面に簡単な換算表が付いていますので、これを参考にします。
総じて
これが必要な人がどれだけいるかは正直疑問ではあります。
こんなものが欲しいと思う人はノギスを持っているだろうし、
そんな人はノギスの扱いにも熟練しているでしょう。
なので、1つ2つ測る分には、正直ノギスを出してささっと測ってしまった方が
よっぽどいい気がします。
ただ、いくつもいくつも穴の径を測らなければいけないような場合には
(…普通なら図面持ってこい!!って言いたくなるような状況ですね)
誤差±0.25(普通公差は±0.2)ぐらいを見込んで、これを使うとかなり楽だと思います。
ただそんなケースは希有であって
(何故なら前述の通り普通はそんな状況ならとにかく図面持って来いになる。
だってそんな大量の穴径が不明なら穴の位置も不明でそっちも測らなきゃだから)
日常生活であれば尚更出会う機会は少ないと思います。
でもそんなに嵩張るものでもないですし、腰に1本、ノギスと一緒に挿しておいても
さして邪魔にはならないからいいんじゃないでしょうか、レベルです。
気が向いた時に手に取るぐらいで、わざわざ買って用意しておくようなモノではないですね。
↑なら何故買ったorz
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購入金額
950円
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購入日
2015年02月28日
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購入場所
ラジオデパート
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