レビューメディア「ジグソー」

デジアナ2系統のWUXGA【中古】

メインディスプレイにする気もなく、サブですらないインスタンスな用途なので、

特にこだわりなく、画面サイズがある程度大きく、解像度もそこそこという基準でチョイス。

FHDじゃなければ4K、5K、ウルトラワイドという流れの中、あえてWUXGA。

VGA要求が(コスト的な部分で)下がれば4Kに行きたいんですけどね。

ちなみにエアパッキンに包まれたコイツを電車とバスでハンドキャリして帰ってきましたが何か?

更新: 2015/03/14
主な仕様

マルチタスクにはWUXGA

21"~24"クラスのディスプレイではFHD(Full HD 1920*1080)がボリュームゾーンだが、

ゲーム用途が主ではなく、一般用途が主で、マルチタスクな作業をする場合には

WUXGAをオススメしたい。

Windows95からの流れだが、画面下部にタスクバーが表示されるので、

唯でさえ横長で縦方向の情報量が減ってしまうワイドディスプレイにおいて、

縦方向の情報量が少しでも増えるのはより良い方向性だと言えるだろう。

もちろん、世間一般のボリュームゾーンがFHDに収束しているのは、

FHDの解像度が広い意味で一般ユーザーにとって十分な解像度を有しているからだ、

という点については今更異論を挟む必要はないだろう。

だが、マルチタスクの多いユーザー視点で、このタスクバーが窮屈だと感じたことはないだろうか?

 

一応Microsoftもこの流れに対してある答えを出してはいるのだ。

  • タスクバーのグループ化
  • Aeroでの可視的なタスクの切り替え←これは7止まりだけど

これらの機能を実装することで、Windowsはよりワイドディスプレイを支持する方向に向かった。

確かにこれらの機能によってマルチタスク時の多少ごちゃついたタスクバーに対して

一定の利便性を得ることが出来たが、実際問題これらはどれだけ活用されているだろうか。

 

これは持論だが、まず活用の度合いは低いと見るべきだろう。

認知度が低いということではなく、まだまだ使いづらい点が否めないからだ。

 

まずタスクバーのグループ化。

アプリケーションごとにまとめられ、マウスオーバーで詳細が表示される。

見た目は美しいし、マウスオーバーのアクションも先進的で心躍る。

だが、作業性の悪さは感じないだろうか。

そもそも今何が開かれているのかが一目でわからない。

フォルダ間のファイルコピーをしようとした際に、元フォルダでコピーをした後、

コピー先のフォルダが開かれているのか、それとも新たに開く必要があるのか、

これがわからない。

使ったら閉じるを徹底して、タスクバーを綺麗に保つのが趣味である諸氏には関係ないが、

往々にして複数のワーキングフォルダにファイルを移動しながら行う作業というものがある。

この時に、一々閉じていてはむしろ非効率だし、かと言って全て開いておいたとしても

たまに流れで間違えて閉じてしまったり、もういらないだろうと先走って閉じてしまうこともある。

つまり、開かれているエクスプローラーの状況がわからない、というのはまま生じてしまう。

こんな時にグループ化されたタスクバーでは、

  1. グループ化されたタスクバーにマウスオン
  2. ポップアップで展開されたフォルダを確認する

という2段階の作業になる。

その後、開かれていなければまたマウスを移動して新しくフォルダを開く必要がある。

もしグループ化されていなければ、1目でわかるにも関わらずだ。

 

次にAeroの活用。

これは言うまでもないかもしれないが、時間がかかる。

今開かれている全てのウィンドウをなんの脈絡もなく順番に切り替えるので、

あれは違う、これは違うと関係のないウィンドウまで確認する必要がある。

しかもフォルダを見ている場合は、斜視されていることもあり、実はわかりにくい。

勤勉な学生時代の後遺症や、寄る年並には勝てない場合など、目が壮健でない場合には

これはこれでまた堪えるものがある。

 

これがWUXGAであれば、

180pixelだけ縦方向の画素数が多いため、タスクバーを二段になるように表示しても

FHD並のワーキングスペースを確保することが出来る。

中には、そもそも横長なのがいけないのだと、横にタスクバーを表示する方もいるだろうが、

ワイドディスプレイに合わせたアプリケーションや、

FHD向けの動画などを再生した時に、その不便さを実感していることだろう。

マルチタスクが常で、いくつもウィンドウを開いた状態にすることが多いユーザーにとっては、

このWUXGAというのはやはり一定の効果を持っているのだ。

 

当然、だったらもっと画素数の多いディスプレイを使えばいいじゃないかと思うだろうが、

はっきり言ってFHDがボリュームゾーンにいる以上、

FHD以上の画素数を満足するレベルで描画するにはVGAへの要求値もそれだけ上がってしまう。

仮に4K解像度ののディスプレイを入手したとして、

それを満足できるレベルで常に描画できるマシンを持っている諸氏が何名いるだろうか。

その点、ワーキングスペースがほぼFHDクラスのWUXGAであれば、

比較的安価に、かなり満足度の高い描画性能を準備することはそう難しくはない。

 

つまり仕様としてFHDとWUXGAに関して言えば、

やはりFHDに対してWUXGAのアドバンテージを認めることに異論はないだろう。

 

だが仕様という観点から見れば本機にも欠点はある。

世代の問題でもあるが、やはりHDMIに対応していないということ、

そしてそれ相応にスピーカーがしょぼい、ということだ。

一応評点としてその分は差し引くが、この問題がクリティカルになることはないだろう。

より深刻な問題としてあげるならば、WUXGA向けの壁紙が少ない、

ということの方がよほどクリティカルだろう。

更新: 2015/03/14
エコ度

ボタン1つで3段階のエコモード

このディスプレイにはエコモードがついている。

まず大きく分けて2つ。

1つ目はエコブートと呼ばれる起動時のエコロジーだ。

パソコン起動時のロゴ画面やブートストラップなど、

常に絶対的にディスプレイ輝度が必要ないタイミングで輝度を落とすエコモードだ。

これについては深く考える必要はないだろう。

もしも起動時のロゴ画面やブートストラップのメモリテストを眺めることに

喜び(あるいは悦び)を見いだしている人にとっては余計なお世話かも知れないが、

基本的に困る人はいないだろう。

次は使用時に、画面の表示状況によって変わるエコモードだ。

これはディスプレイ前面の操作ボタンを押すことでローリング形式で切り替わる。

順番は【オフ】→【オート】→【インテリジェントオート】→【オン】である。

それぞれの機能は次の通りだ。

  • オート

内蔵した輝度センサー(実質照度計に近いと推定される)で取得した周囲の明るさに応じて、画面の輝度を調整して消費電力を削減する。

  • インテリジェントオート

オートの機能に加え、表示する画面の内容によって輝度を更にコントロールする。具体的には白色表示の割合に応じて画面輝度の調整を実施する。

  • オン

周辺状況、表示画面内容に関わらず輝度をミニマムにする最エコモード。

 

実際に画面表示を2ケース用意し、各モードを切り替えた際の消費電力を計測した。

1ケース目はWindows7標準の壁紙表示時、

2ケース目は画面表示中白色領域が90%以上となるようにした場合だ。

計測にはサンワサプライのワットモニターTAP-TST8を使用した。

グラフから見てわかる通り、エコモードを使用することで明らかに消費電力が削減される。

具体的には30%~35%程の削減効果を確認できる。

だが、それに応じて明らかに画面の輝度も低下する。

はっきり言って、映像の鑑賞には差し障りかねないレベルである。

そのため、このエコモードは頻繁に切り替えることになるだろう。

事務作業のような画面輝度が必ずしも必要ではない場合、

むしろ、画面輝度が低いことで疲れ目を抑えられる場合には

オートもしくはインテリジェントオートに、

映像鑑賞などコントラストをはっきりさせたい時にはオフにと、

ボタンを押しながら切り替えた方が良いだろう。

そういった意味でも、

メニューが階層になることなく、3段階レベルで1アクションでアクセスできる、

という物理ボタンの配置は、なかなか有効であろう。

  • 購入金額

    12,800円

  • 購入日

    2015年03月08日

  • 購入場所

    イオシスアキバ路地裏店

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