ハードに定評のあるソフト屋ことMicrosoftのマウス。C87で窓辺ななみバージョンとして販売されていたもので、クリアファイル等のグッズとセット販売。
その名も「Arc Touch Mouse」。
今まで窓辺ななみ版が登場していた「Touch Mouse」と「Arc Mouse」のコンセプトを合体させた進化形態。両者の時点で既に意欲的…かたやホイール・独立ボタンを持たないタッチセンサー式マウス、かたや折りたたみできるモバイルマウスだ。
もちろん足した結果は「タッチセンサー式の折りたたみ可能マウス」になる。とはいえTouchMouseのように尖りすぎた操作系ではないし、ArcMouseとは折りたたみ機能は全く異なるので名前は似たものの新たなアプローチを取った製品だ。
意欲的かつ実用的 ただ生かすにはBluetooth版が正解か
シルエットはArc Mouseのそれに近いブリッジのような形状だが、カポっと二つに折りたたまれるArcMouseと異なり、今回は傾斜部が…
びろーん。なんとまったいらに変形する。変形部分はゴムっぽいグリップ感のある素材。
最近は機器も薄いものがおおいので、こうしてまったいらになってくれると薄型のカバンに収められて便利。さらにこの折りたたみは電源スイッチのオンオフを兼ねているのでカバンからだしてペキョと曲げれば電源オンだ。
そしてTouch mouseから受け継いだホイールレスのデザインは本体の薄型化に存分に発揮されている。単四電池をギリギリ収められる程度の厚みしかなく、ホイール部分のせいでどうしても薄型化に限界のあったArcMouseのコンセプトをさらに進化させた。
ArcMouseにあったサイドボタンは無しになり、TouchMouseのようにサイドボタン相当の操作をできるタッチパネルもない。あくまでタッチパネルはホイールの代用となっているので、純粋に2ボタン+ホイールマウスの機能しかないのでこの点に関しては両者より劣る。
一方TouchMouseには「ホイール操作がなでるだけなので感覚がつかみにくい」という難点もあったが、なんと振動とホイール音を発する機能がついている。ちょっと気が抜ける音だが、どのくらいホイールをまわしたかというのが擬似的に判って面白い。もちろんソフトウェア側からの操作でオンオフが可能。
センサーはレーザーではなく青色LED。なのでレーザー式に比べると消費電力は大きく電池の持ちに関しては不利。だが使用場所は選ばない。マウス本体も軽量なのですべりはよく、ボタンのクリック感もしっかりとしていて使用感はなかなか。
特異すぎたTouchMouseの操作感はマイルドになり、ArcMouseの「使用時は通常サイズ、未使用時はコンパクト」なモバイル性能は進化した。モバイルマウスとして非常に面白い存在。色物ではなく実用に耐えうるマウス。同じく薄型なタブレット端末や小型ノートとの組み合わせにピッタリだ。
…と、言いたいのだけどコイツ、単なるワイヤレスマウスでBluetoothではない。なのでUSBレシーバーが付属している。ArcMouseではレシーバーが大きかったがさすがにTouchMouseのようなコンパクトタイプになっている。
ArcMouseと同じようにマグネットで本体にくっつくがガイドがないので少々頼りない。
まあレシーバーのサイズはいいんだ、さっき言った「タブレット端末」はSurfaceProですらUSBポートは1つ。これを繋いだらほかのUSB機器を挿せない。だからといってコイツを繋ぐ為にUSBハブを追加で持ち歩いたらそれこそ本末転倒だ。普通サイズのBluetoothマウスよりカバンの容量を食ってしまうだろう。
またUSBポートが複数ある場合でも、極小サイズとはいえUSBレシーバーをさしっぱなしにしておくのは破損等のリスクがあり怖い。なので折り曲げれば電源オンで即使用可能というのもUSBレシーバーを挿すという1動作が追加されてしまう。
…ArcMouseでもツッコミをいれていたが、せっかくのメリットをUSB接続という点がつぶしてしまってる。もちろんUSBタイプにもペアリング操作不要・機器を選ばない等のメリットはあるがArcTouchMouseが想定しているモバイル機器ではデメリットの方が多い。なんでUSBレシーバー版で出しちゃったんだよ。
で、ちゃんと同じ筐体のBluetooth版も発売されている。そっちだけでいいだろ。
それ以外は機能面で文句ないだけに実に惜しい。普通に買うならBluetooth版が断然オススメ。
ちょっとまってななみさんどこ!?
さて、窓辺ななみバージョンという事なんだけど、さっきから掲載している写真、実に普通。ななみさんと全く関係ないのにななみさんパックにはいっていたTOUCHMOUSE毛むくじゃらデアネチョイクエディションみたいな存在?いえいえ、ちゃんとななみさんかいてありますよ。
ほら!よーくみてほら!!!
写真補正したら判ったね!
いや実際は光のあたり方で結構変わる(撮影ボックスだと特に見えにくかった)のだが、それにしたっ地味すぎる線。
WedgeMobileキーボードななみバージョンの「カバーのほう」に近い感じで線画が刻んであるようだ。刻んであるようなので耐久性はありそうなのだがぜんぜん目立たない。いやたぶん作った人もここまで地味になると思ってなかったんじゃね?
イメージ画像だともっと線明るいし。
元イラストのクリアファイルと一緒に撮るとピントがそっちにあっちゃって完全に食われる。せめてもう少し線を太くするとかできなかったんだろうか。てか元のイラストいいなあ…元がいいから余計惜しいわ!
ついでに言うとここ、グリップ感のある素材で手に密着するところだから結構汚れる。ホコリもつく。写真撮影のためにウェットティッシュで拭いたら全く見えなくなって一瞬絵柄消えちまったかと本気であせったくらいにステルスななみんしてくれる(乾燥すれば元通り)。
という訳で残念ながらななみさんグッズとしては全く無関係だったTOUCHMOUSEデアネチョイクエディションに次ぐ地味さ。会場の見本も(この写真は光のあたりかたで線が見えるが)似たようなもんだったので個体差というわけではないだろう。
さっきから出てるsofmap特典のarc mouseや、この8.1パックで出てきたななみさんマウスのほうがキャラクターグッズという点では勝ち。ただ今までコミケで頒布されたキャラクターハードはどれも耐久力がガチな方式で作られていて実用してもぜんぜん線が消えたりしないので恐らくこれも耐久性は期待できる。
皮肉にも線が薄いせいで見た目はほんと普通のArc Touch Mouseに見えるから外で使ってもきにならないぞ!…尚更Bluetooth版じゃないのが惜しいわ!!!
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購入金額
0円
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購入日
2015年12月28日
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購入場所
C87 窓辺家
ryo157さん
2015/03/07
これなら普段使っても問題なさそうかな(^^;
jakeさん
2015/03/07
絵柄はないですけどね。
子機はノートに挿しっぱなしでしたね。
最近のノートに合わせるならBluetoothのがいいでしょうね。
でも、あんまり量販店で見かけないんですよね
退会したユーザーさん
2015/03/07
白輝望さん
2015/03/08
下小川さん
2015/03/08
ただ今持ち出してるのがSurface(痛)なのでもうどうでもいい状態になってるというかなんというか…じゃなくてUSBポートが1個だけ、ほかのノートもレシーバーさすとひっかかりそうな位置なんでせっかくの折りたたみ能力がスポイルされちゃってるんですよねえ。
ほんと実用できそうな柄だけにBluetooth版がよかったなあ。いっそ外で使いようのないド派手だったらUSBでOKだったのにw
限定モデルに墨入れする度胸はないっす!!ちなみにこれ販売分は60個だけらしいです。