以前からスマートフォン用の接写レンズなどが欲しいと思っていました。
今まではマクロ撮影の時にはSONY α6000+E 30mm F3.5 Macroか、FUJIFILM X-E2+XF 60mm F2.4R Macroを引っ張り出していたのですが、レビュー用にちょっと1枚撮影するというだけにしては大袈裟な感がどうしてもありました。スマートフォン(特に利用頻度が最も高いiPhone 7)で簡易的であっても撮影できてくれればと思ったのです。
というわけで、安売り品を見つけたので即購入してきました。
パッケージによると、パッケージに含まれるレンズは3種類で、魚眼、ワイド、接写という内訳のようです。クリップ式ですので、大抵のスマートフォンで問題なく使えるはずですが、公式サイト内でも注意されている通り、ケース付きのスマートフォンではケラレ等が発生する場合もあるということです。
こうして見ると、レンズが2つしか含まれていないように見えます。これは接写とワイドはセットで使うことを想定しているためで、パッケージされた時点ではこの2つが接続されていて一つの塊に見えてしまうのです。
一応説明書のような紙が入っていますが、レンズの見分けさえつけば特に読む必要もない程度でしょう。
ケースとの併用では結構厳しい場合も
それではそれぞれの撮影サンプルをご覧いただきましょう。
まずはiPhone 7のカメラでそのまま撮影したサンプルです。
結構距離をとって撮影しているのですが、この画角ではイヤフォンにピントがうまく合いません。
それでは、ワイドレンズをつけて近い位置から撮影してみましょう。
実際には単体時よりも結構近づいて撮影しているのですが、被写体が標準応対より小さく写っていることがおわかりいただけるかと思います。ただ、ケースとの併用ではケラレがひどく、ちょっと実用には耐えられないかなという印象です。
接写レンズの効果は絶大です。標準状態では遙かに遠くからでもピントが合わないほどだったのですが、こちらは余裕を持ってピントが合いました。ワイドと比べればケラレもあまり目立たず、この程度撮影できれば実用的かなという程度でした。
当たり前ではありますが、魚眼は世界が根本的に変わってしまいます。ケラレは避けられませんが、魚眼ならではの効果は意外なほどまともに体験出来ます。
あくまで簡易的なレンズのですので、画質面などにこだわる場合には全くお勧めできません。また、スマホケースとの形状的な相性は厳しく、今回のサンプルのようにひどいケラレが発生してしまう環境も多いでしょう。
それでも、ちょっと接写写真が1枚欲しいという程度の要求を満たすには十分な出来です。それぞれのレンズの効果を手軽に試せるという意味で、なかなか面白い製品ではないかと思います。
-
購入金額
648円
-
購入日
2019年09月07日
-
購入場所
東急ハンズ トラックマーケット
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。