イモ鎚と呼ばれる細く小さな金槌です。
柄の汚れ具合が時の流れを感じさせます。
社会人になってから使っているもので、人から譲り受けたものです。
何年も行方不明になっていましたが、最近になって出てきました。
私の中では「イモ鎚」は釘打ち厳禁で、銅や銀など比較的柔らかい金属に使うものというイメージがあります。正確には大学でそう習ったのだと思いますが、今でもこれで釘を打つ勇気はありません^_^;
彫金関係等の工具を扱っているお店で売っています。
とはいうものの、元々は小釘などを打ち込むのに使っていたのか、小口がボロボロになっており、ヤスリ掛けをしてほんのりRを持たせ、鏡面仕上げにして主にリベット(試作品などでよく用いた)をかしめるために使用していました。
芋のような形だから「イモ鎚」で良いのかな?w
磨いておけば、打った面も奇麗に仕上がります。
学生時代は「のべづち」という金槌一本を所有しており、このイモ鎚などは学校のものを借りていました。イモ鎚の用途としては細かい鍛金作業(くびれた部分の成形や化粧用のつち目付けなど)や銅やアルミのリベットをかしめる時に使用していました。
小口のR形状は使う人の好みやクセ、用途などでも違うので、これがベストという形はありませんが、私としてはこのくらいのほんのりRが付いた形が使いやすいと感じていました。
久しぶりに磨いてみました(周りの白いのはピカールの残りですw)
大きさ感が伝わりますでしょうか? 柄を長めに持って使います。
さらに突き詰めれば、用途に合わせて何本も持っていれば良いのでしょうが、そこまで本格的にやる気はなかったので、これ一本で通しました。
頭の差し口に釘が入ってます(記憶に無し)...
クサビの代わりかな?w
後世に残したい。
特に銘品でもなく出どころ不明なものですが、自分好みに仕上げたことで凄く愛着を感じています。残念なのは、年とともにあまり使わなくなってしまったことです。(何でもそうですが使わないとただのガラクタになってしまいますね^_^;)
さらに釘打ち厳禁にしてしまっているので、用途が狭くなって更に使用頻度を下げていますが、今さら釘打ちを解禁することも出来ないので、たとえ使用頻度が低くてもこのままの状態で使い続けようと思います。
釘を打ったら一発で傷だらけになります。
まぁ考えようによっては、用途を限定した方が長持ちするだろうから、一生あるいは孫の代まで使えますね。。。あとは使い方などの説明書きなどを添えて大切に保管し、後世に残すことが出来たら良いなぁと思っています。
そういえば、こちら側はほとんど使ってないな^_^;
それにしても金槌とかって、昔から全く変わっていませんよね。特に変わる必要もない訳ですが、これからもずっと変わらずにいて欲しい道具の一つです。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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