いわゆる某ジッポー製品の模造品ですね(身も蓋もない)

この辺は割とよく出来てるかも？

この部分も割と凝ってますね

流石に安全性確保の為か、中タンクと着火機構は一見しっかりした作りですね。

と、思いきやワケアリだった！

ケース内側はサビサビで処理がイマイチ。が、本物の方もケース内部は緑青が出たりしていますが。

・中タンクが浮いて火打車がフタと干渉する！

このコピー品は、跳ねバネがフタ内側のガイド部分に当たらない状態のまま出荷されているみたいです。この跳ねバネはフタの開閉のメリハリを付ける為だけじゃなくて中タンクが浮かないようにする為のつっかえ棒の役目も果たしている模様。少しでもタンクが浮くと火打車がフタと衝突して、きちんと閉まらないのでイラッとします。

一応、パッケージ裏面に 「中タンクが浮き上がることがあります。」 の記載あり。

・ところが……！

しかし、フタの内側に跳ねバネが当たる様にフタのガイド部分を蝶番側にほんの少し曲げてやるだけで、うまく跳ねバネが誘導されて、つっかえ棒の役目を果たすようになります。こうなればタンクが浮き上がらずにスムーズにフタが閉まるようになります。これで欠点が一つ解消されました！

一応、太い炎は出ます

今回は同社製ライターシリーズNo.107 黄色いボトル入りの原材料に石油精製ナフサが使われているオイル

を用いた結果ですが、振ったり、息を吹きかけると簡単に炎が消えてしまいます。また、すぐに立ち消えするので、本物の方みたいに非常時のコンロ用途やアルコールランプ代わりの長時間燃焼用途には使えなさそうです。

最初の内は簡単に着火しますが、しばらく経つと火打ち車や石にオイルに含まれているカーボンが付着するのか何回も火花を飛ばさないと着火しなくなります。特に片手だと火打車の回転がイマイチなので着火は難しいかも……

強風が吹いていない所での煙草点火や、蚊取り線香などの着火用途なら、まぁアリかもしれません。

でも、本物の方の缶入りの純正プレミアムオイルやホワイトガソリンを使えば、ひょっとして……？ と期待させるものがあります。

とりあえず煙草点火には使えるし、一応オイルライターとしての機能は満たしているので値段を考えれば脅威レベル。

横風には弱いし、火打車の回転が今一つで片手だと着火しづらく、何回も火花を飛ばす必要があるし、前述の通り内部タンクが浮いてフタがスムーズに閉まらないのは許せない！って人もいるでしょう。だからこその100円かもしれません。

されど、フタ内側のガイド部分を少し曲げ調整してやるだけで、フタがスムーズに閉まるようになるので人によっては美味しいかも。