シャコ万の進化系のような工具です。
使用頻度が低いので、そこそこ奇麗です。
色々な厚みのものを挟むことを想定して購入したもので、10年以上使用している愛用工具のひとつです。4本まとめて購入しました。
「シャコ万」はC型をした万力ですが、強い力で締め込んでも本体が変形しないよう本体部分は鋳物(ごく小さいものはプレス加工でモナカ状になっている)でできていますが、ある程度大きさのあるものになると厚いものから薄いものまで幅広く対応する反面、その分締め付けのネジのストロークが長くなってしまって締め付けるのに時間が掛かってしまいます。
本製品は、締め付けネジだけでなくアーム部分も動かせるので、同じ対応幅であっても、最小限の動作で簡単に締め付けられるところが便利です。この機構がアルファベットの「F」のような形に見えるためF型となっているようです。
こうやって見ると「F」に見えます〜
長さ150mm、懐の深さ60mmとなっています。
アームを短くした状態
アームを伸ばした状態
挟んだものに傷が入らないよう樹脂カバーが付いています。
GLORYというブランド
工具のことには詳しくありませんが、ネットで検索するとGLORYはブランド名で、現在はラチェットレンチのみが販売されているようです。
品番は不明、このロゴ以外に手がかりになるものがありませんでした^_^;
本製品は既に廃番となっているようで、これから新品を購入するのは難しいと思われますが、似たような製品が色々あるようなので、どれも似たような性能ではないかと思われます^_^;
とても便利だけど万能ではない。
使い方はカンタンで、対象物に対してアーム部分を縮めながら軽く挟み、グリップ部分を回転させて締め込めばOK。外す時もグリップ部分を回して緩め、アームのテンションがなくなったらアームごと動かして外します。
この可動部分が肝で、ネジを締め込むとロックされます。
※別に凝った仕組みになっている訳ではありません。
また、手締めだけでなくレンチなどでさらに強く締め付けることも可能です。
スパナなどで強く締め付けることも可能です。
注意点としては、本製品はアームが移動する分、締め付け用のネジが短くできており、C型のシャコ万と違って締め付けている途中でそれ以上締め込めなくなってしまうことがあります。そうならないよう予めネジを十分緩めておく必要があります。
これ以上締められない状態。使う前に十分緩めておくのがポイントです。
ただ、用途によっては、このネジ部分のストロークが重要になることもありますので、適宜調節しながら使うのが良いと思われます。
完全に緩めた状態なら締め込み放題ですが... ^_^;
こんな便利な工具ですが、残念なのはやはりネジのストロークが短いことでしょうか。
例えば靴のかかとのゴムを交換する作業をイメージした時に、接着したゴムを固定するために、シャコ万などを使って靴の内外から押さえる訳ですが、本製品のストロークだと普通の靴は何とかなりますが、ちょっと深さのある靴だと途端に押さえられなくなります。
一方、従来のC型シャコ万だとネジのストロークが開口部とほぼ同じだけあるので、開口部の広さまでであれば深さのある靴でも押さえることが出来ます。ただし、締め込む手間はかかります^_^;
ネジのストロークを利用すれば段差をクリアできます。
しかしながら、段差がネジ幅よりもあるとうまく挟めません。。。
そんな訳で、これがあればシャコ万は絶対不要ということにはなりませんが、まぁ大抵はこれで何とかなりますので重宝しています。
-
購入金額
0円
-
購入日
不明
-
購入場所
hatahataさん
2015/02/13
工具屋を見に行ったんですが、結構高くて驚きました。
izappyさん
2015/02/13
確かにホームセンターとかで普通に買うと結構しますよね〜
100円モノだと、小さいシャコ万しか記憶にありませんが、
今度注意して見てみます。