以前使用したモノの問題点は取付方法だけではありませんでした。

余分なモノを着けている訳ですから本来無い出っ張りが出来る訳で、液晶カバーとして着けておくとカバンから出す時によく引っかけてしまっていました。

結局前はそれが原因で壊してしまったのですが、本品の場合もこの点は注意しなくてはなりません。

ただ私の場合は運良くいつも使っている三脚用のスペアシューを着けておく事で、下部からはシェード本体を保護してくれます。

一眼レフにはスペアシューを着けておく事ですぐに三脚に乗せられるので常設しているのですが、本品の場合は前後にはみ出してしまうのでどうしようかと思っていたのですが、丁度良い液晶保護の保護(^^; になるので、本品にも常設しておこうと思います。

液晶の角度を変えるにも右側にはスペアシューはかかっていないので、問題なく液晶を開くことが出来ます。

また可動式の液晶なので液晶自体に負荷がかかる事も心配だったのですが、スペアシューは液晶自体の保護にもなりますね（あくまで下部からのみですが）。

前方へのはみ出しもレンズ交換には全く支障はありません。

ただしシェードを閉じている時は良いのですが、開いている時には部品が薄く強度は低いのでぶつけないよう注意する必要があります。

今まで何度か書いていますが、液晶に保護シールなどを貼るのは好きではないので、カバンに入れておく時などに本品を着けておく事で保護されるので安心です。

ちなみに CANON EOS 70Dでは、液晶が 360度回転し液晶未使用時には本体側に隠れてしまうので、わざわざ保護する心配はいりませんでした。

また視認性に関しては、70Dはファインダーが付いているので晴天時の屋外でも問題なくやってこれたのですが、ファインダーの無い機種では心配でした。

しかし、本品を使用する事で液晶保護も出来、シェードを開く事で視認性も高まり満足しています。

少し気になるのは、本品を着けていると液晶を見るのに上下角が正面以下でないと液晶が見えません(^^;

まぁ、ちゃんと見る時には液晶の正面で見ますし、液晶の角度は NEX-５Tなら簡単に変えられるので大した問題では無いのですけど、今まで見れていた角度で見えないと慣れるまで少しかかりそうです。

逆に言えば人から覗かれる事も減りそうですが。

液晶保護が必要なければ、本品を必要な時(晴天時の屋外など)だけ着けるのも良いかと思います。

しばらく使ってみて見易くなるのは屋外だけでなく室内でも有用なので、ファインダーの無い液晶だけのカメラにはぜひ欲しい製品です。

しかしながら、本品の形状から取付方法はうまい具合にツメに引っかけられるようになっていますが、他製品(液晶が動かない)用はやはり粘着タイプのモノが主流のようです。

最近のモノはまず枠だけ液晶に貼り付け、簡単にシェードだけ取り外しが出来るようになっているようですが、まずカメラ本体に粘着シート等で貼り付ける時点で熱などで剥がれやすかったりズレて汚れたりと気になります。

また私の場合はスペアシューで保護できていますが、余分な出っ張りが出来引っかけ易いので、誰にでも手放しでお奨めできないのが残念です。