本製品の魅力といえば、軽さ、防水性能、ソニー機器との連携、ハイレゾ対応という所でしょうか。
重さ約270g、薄さ約6.4mmの8.0インチタブレットです。
IPX5/8の防水性能でお風呂で利用可能ですが、防滴レベルなので浸水とかは無理そうです。
お風呂で利用する際、保護フィルムは貼るか貼らないかが微妙なところ。
温度差がある環境だとフィルムの粘着力が次第に劣化していきそうだし、そもそも防水性能を謡う保護フィルムは見たことないです。
ソニー機器というと、ハードディスクレコーダーやnasneによるTV絡みの連携、PS4のリモートプレイなどが出来ます。
ちなみにTV絡みはアプリの恩恵が大きい為、このタブレット出なくても連携出来たりします。
ここ1年は主に子供用のタブレットとして使用してきましたが、さすがにバッテリーが死にかけており、バッテリーが0%状態になって急にリブートを始めたりしました。
下記のタブレットに移行を考えてみたり・・・
下記のタブレットにしてみたり・・・
結局は Amazon File HD 8 で落ち着きました。
そして、このタブレットは完全に私のオモチャに成り下がりました。
分解、バッテリー入れ替え、液晶交換、カスタムファームの導入
このタブレット、分解がとても難しい端末です。
液晶部にドライヤーを当てて端から少しずつ粘着テープをはがしていきます。
んで、失敗すると液晶を割ることになります。
案の定、私は失敗した人です。
タブレットの上部から少しずつ粘着テープを剝がします。
下部にも似たような穴があるけれど、そちらはタッチパネルのフィルムケーブルがあるので傷つける恐れがあります。
私は傷つけて一部操作が不能になってしまった人です・・・( ;∀;)
バッテリー部分も粘着テープが貼ってあります。
こちらもドライヤーで熱を当てて剥がします。
とりあえず、バッテリーは問題なく入れ替えることはできました。
・・・が、純正バッテリーより小さいのでスカスカ。粘着テープで無理やり固定しました。
破損させた液晶部はAliExpressにて注文済みで到着待ち状態です。
そのまえにカスタムファームを導入して LineageOS を入れる準備をしておこうと思いました。
下記サイトを参考に導入しました。
https://kamabocoblog.hatenablog.com/entry/2020/02/03/235738
fastbootコマンドが思うように実行できなかったですが、タブレット起動時に「adb reboot bootloader」を実行後、すぐにBLUコマンドを実行したら問題なくできました。
$ ./adb reboot bootloader
$ sudo ./fastboot -i 0x0fce oem unlock 0x[アンロックコード]
...
OKAY [ 0.657s]
finished. total time: 0.657s
タブレットの液晶がかなり壊れており画面は正常に映らないので LineageOS を入れても正常に画面を見てセットアップが出来ません。
液晶交換前では導入用のファイルをSDカードに入れておくまでしかできませんでした。
あとの操作は液晶交換後のお楽しみ。
なお、液晶部は13,000円くらいでした。
この値段だと Amazon Fire HD がもう一台買えてしまうので非常に迷いました。
★2022-02-03追記
色々と手間取ったけれど、LineageOS を無事に導入完了。
LineageOS 18.1(Android 11)を入れたかったが、ブートしない。
仕方なく、LineageOS 15.1(Android 8.1)を入れました。
新たにOSを導入したことで、Androidバージョンがアップしたため延命することが出来ました。
Android 6.0.1 → 8.1
まぁ、液晶割ってるから FireHD を新規導入するのとそんなに変わらないのですが・・・。
若干課題が残っています。
電源ボタンが押せない。
接触不良らしくて、ケーブルコネクタの接続部分を指で押せば電源ボタンを押して反応するようになります。
粘着テープを丸めて圧迫すればいいかなと思っています。
ケーブルコネクタの接続調整がとても難しくて、外して再度設置し直すと高確率でボリューム+ボタンが認識しなくなりますが電源ボタンは復活します。
どちらかというとボリューム+ボタンを使用できるように位置調整するほうが難易度が高い感じです。
GooglePlayから必要ソフトをインストールなど行っていましたが、少々発熱が高いようです。
スリープ時の発熱は問題ないようです。
なお、MHLケーブルによる外部ディスプレイ接続は問題なくミラー表示されることを確認しました。
別途Spacedescアプリでワイヤレスによる外部ディスプレイ状態で、MHL接続による別ディスプレイへのミラー表示もできるようですが、ちょっとぼやけます。
PC側にディスプレイ出力がないけど、外部ディスプレイに表示したい場合に効果が発揮できるかもしれませんが、用途がニッチ過ぎて誰も使用しない感じがします。
たぶん、USB接続のHDMI出力出来るものを使用したほうが効率よい。
参考サイトを元にして作業しましたが、一応使用環境や作業記録を残しておこうと思います。
adb や fastboot は、Windows ではなく、Linux(Ubuntu 20.04.3 LTS)を使用しました。
最初はWindows 10 で作業していましたが、fastboot によるコマンドの反応が無い(コンソール表示が無く終了する)ので Linux へ切り替えたら反応がありましたので環境を切り替えました。
adbツールは下記から「platform-tools_r26.0.2-linux.zip」をダウンロードして作業領域に展開しました。
https://mirrors.cloud.tencent.com/AndroidSDK/
FlashToolは「flashtool-0.9.34.0-linux.tar.xz」を作業領域に展開して使用しました。
初期ビルドのFTFは「SGP612_Service Exchange Unit_23.0.1.A.0.167-R2B」を使用。
FlashToolにて[Toools]->[Bundles]->Createを選択。
Device、Brandding、Versionは適当に入力して作成したものを焼き込みました。
BLUについては上記で記載の通りのコマンドを実行。
TWRPは「twrp-3.0.2-0-scorpion_windy.img」を使用。
OSは「lineage-15.1-20190922-UNOFFICIAL-z3tcw.zip」を使用。
OpenGAppsは「open_gapps-arm-8.1-pico-20220202.zip」を使用。
タブレットを普通に起動して開発者モードでUSBデバッグを有効にし、下記コマンドをLinuxから実行。
$ ./adb reboot bootloader
$ sudo ./fastboot devices
XXXXXXXXXX fastboot
$ sudo ./fastboot flash boot boot.img
target didn't report max-download-size
sending 'boot' (7830 KB)...
OKAY [ 0.248s]
writing 'boot'...
OKAY [ 0.584s]
finished. total time: 0.832s
$ sudo ./fastboot flash recovery recovery.img
target didn't report max-download-size
sending 'recovery' (12372 KB)...
OKAY [ 0.391s]
writing 'recovery'...
OKAY [ 0.924s]
finished. total time: 1.315s
タブレットのUSB接続を一度外して、電源ボタンを押す。
1回振動したら電源ボタンを離してボリューム+ボタンを押し続ける。
もう1回振動したら、すぐにボリューム+ボタンを離す。
TWRPの画面に入ったらSettingsでスクリーンタイムアウトのチェックを外す。
USBケーブルの接続してLinuxから下記コマンドを実行。ファイルをSDカードへ送ります。(なんでもいいので事前にSDカードを入れておきます)
$ ./adb push lineage-15.1-20190922-UNOFFICIAL-z3tcw.zip /external_sd/
$ ./adb push open_gapps-arm-8.1-pico-20220202.zip /external_sd/
USBケーブルを外します。
TWRPのINSTALLにて上記2つをインストール、Reboot Systemする。
以上。
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購入金額
53,950円
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購入日
2014年12月04日
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購入場所
amazon.co.jp
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