所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。この季節を彩る曲達...「ジングルベル」や「クリスマス・イブ」この季節を彩る曲はたくさんあります。子供たちには夢を、恋人たちには素敵な時間を届ける曲達。そんな曲がいっぱいに詰まった作品をご紹介します。
東京ブラススタイルは何度かご紹介してるが、アニメソングやジブリ系楽曲をちょっとジャジィなブラスバンドアレンジにして聴かせる女性のみのグループ。大所帯で女性のみ、ということで、どうしてもメンバーチェンジが多いが、自分的にはこの頃のメンツが一番よかったような(メジャーに活動を移した直後で露出が多かったからかもしれないが)。メンバーにも華があるメンツが多く、テクニック的にもレベルがたかかった。
そんな彼女たちのメジャー2作目にして、前回ご紹介した「ブラスタG」
に先行することわずか2週間前に出された企画シングル。11/21(2007年)と街がクリスマス色に染まる時期に届けられたクリスマスソング集。
1曲目の「BRASS STYLE CHRISTMAS SWEETS」は童謡から定番曲まで、この季節街を彩る曲達の実に18分にもわたるノンストップメドレー。比較的ふつーのアレンジの曲もあるのだが、カッコよいのはまず、ヤマタツの「クリスマス・イブ」。ペットとトロンボーン、サックスが交替しつつ主旋律が形成されるブラスアレンジだが、後半のソプラノサックスのソロがいい。旋律もジャジィでなにより音色がよい。サックス4管の中では濁りが少なく俗な感じのしないソプラノサックスの聖なる響きがこの季節、この曲にピッタリだ。フィンガースナップとトロンボーンのファットな音でアメリカンハッピーに始まるのは「恋人達のクリスマス」。曲に入るとレスリーまわってるぅ!って感じの波打つオルガンの調べが超超COOL!Wham!の「ラスト・クリスマス」はもともと明解なメロディとタテノリのポップな曲調だったが、ミュートトランペットで小粋な感じに。あまりアレンジされていないものと「こうくるかぁ」という感じのモノの詰め合わせセット。18分もあるので掛けっぱなしにできるけれど、時折挟まれる光るフレーズがイイネ!と言う感じ。音楽好きな二人で聴いていたなら、話の種にできそうないいプレイ←それで二人の仲が進展するかどうかは知らんがw
「Merry Christmas Mr.Lawrence」はオリジナルは坂本龍一のリリカルかつダイナミック、淡々としていて切々と訴えてくるピアノが印象的な曲だが、導入の寂しげな「あのメロディ」をなぞるペットのもの悲しさが「夜」の感じ。リムショットを中心とするドラムのプレイがいい。Bメロは少し「ブラスバンド」っぽいが、中間部のバリサクからソプラノサックスに移るところのソロのラインがフュージョンっぽくってイイナァ。
いつもは「ブラスバンド」の比重が高いせいか、テクニックより分かりやすさ、感情よりも元気を感じる彼女たちの演奏。でもこの作品ではちょっとしんみりと。少し切なく。でも楽しさは忘れず。
クリスマスのデートのBGMにも、パーティを盛り上げるのにもオススメできる作品です。
【収録曲】
1. BRASS STYLE CHRISTMAS SWEETS
JOY TO THE WORLD! THE LORD IS COME(もろびとこぞりて)
~ CHRISTMAS EVE(クリスマス・イブ)
~ I SAW MAMMY KISSING SANTA CLAUS(ママがサンタにキスをした)
~ SILENT NIGHT(きよしこのよる)
~ ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU(恋人達のクリスマス)
~ WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS(ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス)
~ JINGLE BELL(ジングル・ベル)
~ LAST CHRISTMAS(ラスト・クリスマス)
~ O TANENBAUM(もみの木)
2. Merry Christmas Mr.Lawrence(戦場のメリークリスマス)
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購入金額
1,000円
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購入日
2014年頃
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購入場所
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