自宅では録画/ファイルサーバーにDLNAサーバー機能を持たせて、オーディオやビデオのコンテンツ共有を賄っていますが、諸事情により急遽自宅外にDLNAサーバー機能を持った機器が必要となったため、格安なDLNAサーバー機能付きのNASまたはNAS対応ケースを探して見つけたのがこの製品です。
SoftEtherによるVPNがあるため、元々PC上ではコンテンツ共有が出来ていたのですが、今回はPioneer N-50から見える形でなければいけなかったため、このような製品を用意したのです。
仕様上は3.5インチSATA HDDを2台搭載可能(というよりは2台必須)で、1000BASE-T・USB 3.0による接続が可能となっています。中のHDDはexFATでフォーマットすることとなります。
2台のHDDはRAID0/1またはJBODで利用することとなりますが、今回は同一の大容量HDDが用意出来ませんでしたので、JBODで動作させています。内蔵させたのはこちらの2台です。
本機はクラウドアクセスに対応するなど凝った部分もあるのですが、今回はDLNAサーバー機能以外は特に必要とされておらず、そちらには触れずに進めます。
速度は遅め
まずはHDDの組み付けですが、これは筐体の底にネジ1本で固定する形となります。今回は中古購入であったためそのネジが付属しておらず、長めのインチネジをたまたま持っていたために何とか対処出来ましたが、そうでなければHDDの固定は困難だったと思います。
HDDはフロントパネルを外すと表れるHDDベイに内蔵させます。
この製品のサポートサイトを確認するとファームウェアの更新があったのですが、LAN接続時とUSB接続時とで異なったアップデーターを当てる必要があります。USB接続であっても初期設定にはLAN接続が必要となり、USBで使う場合には双方を更新する必要があるとのことです。
既にこちらからは外して新環境に持って行ってしまったため、あまり詳細なデータを残していないのですが、USB接続時に測定しておいたCrystal Disk Markの結果を載せておきます。
正直言って、期待していたほどには速くありません。USB接続でこちらのファイルサーバーに接続して、必要なファイルを持って行こうとしたのですが、結果的にLAN経由よりも時間がかかってしまった気がします。
あとは実際の使用感ですが、N-50では参照フォルダー数が多くなるとレスポンスが著しく悪くなったり、応答がなくなったりするようです。どの程度までが実用に耐えうるのか見定める必要がありそうです。
もっとも、REX-EC32-CLDの単純な参照スピードがこちらのファイルサーバーよりも数段遅いため、それが足枷となってしまっている可能性もあります。決して速度性能が高い製品ではありませんので。RAID0にして改善するのならそれもアリなのですが、恐らくそうはならないと思います。
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購入金額
4,320円
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購入日
2014年12月20日
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購入場所
ソフマップ
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