選定理由
フルHDモニタ2台(1台は横、1台は縦)で二画面にしていましたが、なかなかに運用が面倒な為にアップグレードを考えました。
本当は縦1080より大きい方が快適なのですがコスパの兼ね合いで本製品に落ち着きました。
・ピボット機能 → ◎(必須。PDF等を見る場合に使用)
・縦解像度1080 → △(ピボットで活用したいがコスパで妥協する)
・横解像度2560 → ○(ウインドウを並べて2つ表示出来ればよい)
・DisplayPort → ◎(メインPCでDP使用)
・HDMIx2/DVI → ◎(計4台あるのでDP以外で3台分必要)
・IPS → ◎(視野角重視。ゲームは重視しないので応答速度は普通で良い)
・フリッカーセーフ → ◎(必須ではないが出来れば対応したものが欲しかった)
導入結果として、コスパで解像度を妥協した点を除いては非常に満足のいく製品でした。
開封
箱
29インチにすればそれほどでもないかなと。
内容物
・ACアダプタ
・HDMIケーブル1本
・CDROM2枚。何故か1枚は裸のまま
・マニュアル。日本語はありませんが必要なレベルでもない
組立
1.台座を付けてコイン等でネジを締めます。
2.組立後にシールとピンを外す。これで上下出来ます。尚マニュアルに書いてない。
完成
横だとそれほど大きいと感じない。
縦にすると62.77cmは笑えるほどデカイ!
ピボット機能
上に移動させ、回転させます。
しかしそのままだと地面に引っかかります。
回転する前に後ろに倒して角度を付けてから回転させる。
コネクタ
ACアダプタ。ピボットでの耐久性は問題ないのだろうか?
DisplayPort、DVI、HDMI x 2。この1台に4台接続が出来ます。
音声IN、音声OUT。
消費電力
計測は定番のこちら。1Wくらいは誤差と見てください。
他のディスプレイで検証した結果もそうですが、やはりバックライトにより消費電力が決まります。
本機種では「明るさ」で初期設定の最大(100)で44.1W、最小(0)で19.9Wと倍以上の差が出ました。
自分的には暗い方が好みなので、文字は0~15、動画は15~30で使っています。
ブルーライト低減も明るさ0と同レベルになります。赤とか茶色に見えるので余計に暗く感じます。
コントラストは1W程度しか変化が無いのでお好みという事で。
応答速度は1W程度しか変化が無いのでお好みという事で。
Super Energy Saving機能は初期状態では消費電力も画面も変化がありませんでした。
計測2を行ってみましたが明るさの値が小さいケースで効果があるようです。
技術的には微妙な諧調を犠牲にして明るさを出すもののようです。
明るさ0でSuper Energy Saving(LOW)を使うと26W、明るさ33でSuper Energy Saving(オフ)で26W、この条件においてSuper Energy Saving(LOW)の方が明るかった。
そこそこ明るくしつつ、そこそこ消費電力も低く、そこそこの画質、という使い道。
真夏の節電時期には是非Super Energy Saving機能を。
計測1:初期状態をベースにする
待機電力:0.0~0.3W
初期状態:43.7~44.4W
・明るさ:100
・コントラスト:70
・Super Energy Saving:オフ
・応答速度:Middle
ブルーライト低減 1:21.1~21.3W
ブルーライト低減 2:20.9~21.1W
Super Energy Saving LOW:43.7~43.9W
Super Energy Saving HIGH:43.7~43.9W
応答速度 オフ:43.1~43.3W
応答速度 LOW :43.7~44.1W
応答速度 HIGH:43.8~44.2W
コントラスト 100:43.7~43.9W
コントラスト 0:42.8~43.0W
明るさ 100:43.7~44.1W
明るさ 50:30.7~30.8W
明るさ 30:25.8~26.0W
明るさ 0:19.8~19.9W
計測2:Super Energy Saving の検証
明るさ50:
Super Energy Saving オフ:30.6~30.8W
Super Energy Saving LOW :30.6~30.8W
Super Energy Saving HIGH:30.6~30.8W
明るさ0:
Super Energy Saving オフ:19.8~20.0W
Super Energy Saving LOW :25.7~25.9W →明るく
Super Energy Saving HIGH:25.7~26.0W →明るく
使用感
・横にウインドウを並べる事で操作が非常に快適になります。
ブラウザで調べものしながら仮想環境を動作させるのも非常に楽に出来る。
Windows8.1のいわゆるMetroの画面分割も2画面余裕です。
・メニュー
画面下側に「OSDジョイスティック」という物理ボタンが1つあり、上下左右・押すの5つの操作。
ベースとなるキー動作は分かりやすくて良いのですが、メニュー体系はユーザーの行動を理解してないと感じる。要は不便。
せっかく4系統の入力が可能なのに切り替えをするまでのボタンを押す回数が多すぎるのでショートカットを用意してほしい。手順は、[押す]→[左](入力)→[右](かんたん設定)→[下x3][右](入力)→[上下n](入力の選択)となり、メニューを出すまでに7回操作+入力の選択になる。
なおショートカットはPBPとなっているが実際に使う人はいないと思われる。このPBPショートカットの場所に現在の入力が無くなれば入力切り替えが出てくるがそれでは意味が無い。
・PBP機能
使いにくいし、機能的にも使えない。
使いにくいというのは、都度入力が変わるので都度設定してやらないといけないので面倒。
機能的に使えないというのは、何だかよく分からないがおかしな表示しかできないので使い物にならない。1280x1080の解像度が出力出来れば快適に使えるハズなのだが・・・?
・ピボット機能
62.77cmの縦表示は圧巻。しかし前述した通り手間がかかる。
PDFなどはフルHDモニタでも上下に帯が出来るが、1920が2560となってしまっては全くの無駄スペースになる。
ブラウジングは縦長に一括表示出来というメリットはあるものの1080では正常に見れないサイトも結構あり快適とまでは言い難い。
・ステレオスピーカー
PC側DVI/モニタ側HDMIのケーブルでスピーカーから音声が出た。
7W+7Wとの事だが・・・かなり曇った感じがする。取り付けただけかなって感想。
・フリッカーレス
感覚的には楽な気もするような・・・まだよく分かりません・・・
・パネル
三菱のパネルのギラギラではないのでそこが楽になった気がします。
パネルはDELLに近いかなと。(実際にDELLのパネルはLGが多いようですし)
DELLのは動画の遅延が非常に気になっていたが本製品は気にならない。(なお、三菱は5万円、DELLは1.5万円というフェアではない比較です)
・写真
素直に表示されているかと思います。sRGBカバー率99%だからだろうか。
ピクチャーモードのフォトがある。鮮やかな色を目立つようにしている感じ。
・動画
素直に見れるし遅延も気にならない。
いくつかの動画再生アプリで検証したが正常に再生されます。(フルHDのソースでは左右端が黒くなります)。
ピクチャーモードのシネマがある。派手な色をおとなしくさせた感じ。
シネスコ動画はMPC-HCにて「右クリック→ビデオフレーム→縦か横に合わせてカット」で画面いっぱいに表示可能です。
Youtubeでも「21:9 UltraWide」で検索すればシネスコ動画もあります。
https://www.youtube.com/results?search_query=21%3A9+UltraWide
・ブルーライト低減モード
切り替えると元の設定よりかなり極端な色の差が出ます。低減1は赤色、低減2は茶色の感じ。
最初は、目に・・・優しい・・・のかなぁ・・・?と疑問を持つかと思います。
使っていると不思議なもので気にならなくなってくる。最初は目が必死に違なる輝度を調整している感じがあって逆にキツイですが、慣れるとそれも感じなくなってきます。
このあたりを売りにするにはデータが欲しいですね。
・オーディオ端子
INもOUTも後ろ側にある。
INはいいとして、OUTが後ろだと今だけヘッドホンで聞きたいという運用がかなり難しい。
・応答速度
ネットで調べていくつかのテスト方法で試してみましたが、ほんのわずか良くなっているようなそうでもないようなプラシーボ効果程度かなと。元からゲーム向け機種ではないので気にしなくて良さそうです。
・グラフィックボード
仕様にはIntelだとHD3000以上とあります。
Celeron G1610(Ivy/Intel HD Graphics)では少々心配でしたが、PC側DVI-モニタ側HDMIケーブル接続で問題は出ていません。この場合はモニタから音を出す事も可能です。
・PS3の接続
1080pで接続するとディスプレイの標準設定「設定→画面サイズ→ワイド」では横に伸長して表示された上で警告が出るので、「設定→画面サイズ→オリジナル」と変更した。これでパソコンは2560x1080、PS3は1920x1080(左右黒)で表示される。音声もディスプレイから出る事を確認。
ゲーム
ゲームも標準で対応しているものやカスタム設定で対応可能なものもあります。
視界が広くなって臨場感が増し、状況を把握しやすくなるので優位に進められます。
表示に問題が出たものはこちらで紹介しています。
●ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア
●WORLD OF TANKS
仕様
http://www.lg.com/jp/monitor/lg-29UM65-P
機能:
・ブルーライト低減モード搭載
・フリッカーセーフ機能
・sRGBカバー率99%
・4-Screen Split(画面を、最大4つまで分割して表示)
・OSDジョイスティック
・ステレオスピーカー7W+7W
仕様:
・画面サイズ:29インチ(アスペクト比21:9)
・パネル・タイプ:IPS(AH-IPS)
・有効表示領域(幅x高さ):627.7×283.8(mm)
・解像度:2560×1080
・視野角(水平/垂直) : 178°/178°
・応答時間(ms) : 5ms (GTG)
・オーディオ端子:オーディオイン、ステレオミニジャック(ヘッドホン)
・電源:通常動作時47W、省電力/スリープ・モード/電源OFF時0.5W 以下
http://www.lg.com/jp/monitor/premium_ips/list.jsp#a2
UM65 / UB65 対応OS、インターフェース、グラフィックカード詳細
解像度2560x1080サポート:
・Intel HD3000以上:DVI-D/DP/HDMI
・AMD HD54xx/64xx/77xx以上:DVI-D/DP/HDMI
・NVIDIA GeForce300以上: DVI-D/DP/HDMI
サポート
http://www.lg.com/jp/support/services/02
・保証期間:PCモニターは3年間
・修理体制:PC用モニターは持込修理。持ち込み修理品はお手数ですが、お買い上げの販売店にお持ちいただくか弊社カスタマーサポートセンターにご相談ください。
参考
LG製ディスプレイが狙う「プラスαと相当多数な疲れ目層」のニーズ
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1403/12/news125.html
【機能紹介】フリッカーセーフ モニターのちらつき現象実験
https://www.youtube.com/watch?v=ds8ec8tiKXQ
●Final Fantasy XIV 新生エオルゼア
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2010 - 2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
●World of Tanks
ウォーゲーミングジャパン株式会社 © Wargaming.net
ウインドウを並べての作業が快適
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購入金額
30,000円
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購入日
2014年12月19日
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購入場所
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