ファイルサーバー兼DLNAサーバーでは、今まで4TB×2台(+OS起動用SSD)という構成で使っていました。最初に組んだ時点では2TBを2台という組み合わせだったのですが、特にDLNAサーバー側は空き容量がどんどん減っていき、その度に大容量のHDDへと載せ替えていたのです。
ST4000DM000の方をDLNAサーバー用として使っていたのですが、こちらの残り容量が800GBを割り込んでいて、このままでは数ヶ月で完全に埋まってしまう状況でした。
本当はもう少し後で6TB以上を買おうと思っていたのですが、最近特売品以外のHDDが急激に値上がりしていたため、比較的値上がり前に近い価格で売られていたものを確保しておくことにしました。
1.2TBプラッターにしては…
用途は完全にファイル倉庫ですので、実用上問題の無い水準であれば速度は一切気にしない使い方ですが、一応ベンチマークは取得しておきました。
まずはCrystal Disk Infoの情報です。
回転数が5,700rpmと表示されています。メーカーの公表では回転数はIntelliPowerとしか書かれていないため、これまでのWD Greenシリーズと同様に上限5,400rpmだと思っていたのですが…。
回転数はあまり速くはありませんが、プラッター容量は1.2TB/枚ということで、かなりの高密度ということになりますので、シーケンシャルは有利になる可能性が高そうな仕様となっています。
実際にベンチマークを走らせてみました。接続先はASRock H77M-ITXのeSATA端子です。
予想外にシーケンシャル速度が伸びていません。ランダムの方はこれまでのWD Green(WD40EZRXなど)に近い傾向ではないかと思います。
現在最安値の6TB
一時期と比べれば高くなったとはいえ、現時点で最安値の6TB HDDであることには変わりなく、その意味ではコストパフォーマンスは悪くありません。速度性能はさほど期待出来るものではありませんので、なによりも容量重視という使い方が適した製品です。
私の場合にはファイルサーバーで常時稼働している環境ですから、本当ならせめてNAS用のWD Redを選ぶ方が正解のようにも思えますが、これまでに使ったこのファイルサーバーのHDDはより大容量へとシフトするために、長くても1年程度で入れ替えていますので、結果的に耐久性はそれほど要求されておらず、安くて大容量のWD Greenというのも悪くはないのではないかと思っています。
問題は最安値の時期と比べれば既に2千円以上高くなってしまっている価格でしょう。WD Redの方がまだあまり大きく値上げされていない販売店が多くなっているため、実売価格の差が小さくなってしまっていますので、それならば最初からWD Redを買っておいた方が無難に思えてしまいます。もっとも、どちらでも機械的には全く同等だとは思いますが…。
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購入金額
26,460円
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購入日
2014年11月21日
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購入場所
PC DEPOT
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