サンポールです
これですよ、
これを今回は錆取りに使います・・・
本来の使い方と違うので、良い子は自己責任でお願いします
また、服に付くと服がボロボロになるので注意が必要です
どこでも売っていると思われるサンポールですが、基本的に塩酸ですので、これを使って鉄を溶かして(酸化させて)錆を取ってしまおうといった趣旨です
塩酸 9.5% だそうです。 10%超えると劇物指定になるそうですのでギリギリの線なんでしょうね
トイレ洗剤は酸性タイプと、アルカリ性タイプがありますが、サンポールは酸と言うだけあって酸性です
もちろん錆取りにはサンポールでは無くて、100均一の塩酸9.5%タイプの洗剤でもOKです
錆取り相手は今回はこれです・・・
放置されていた刈り込みバサミです、錆の浸食が激しく台湾バナナの表面の様になっています
市販の錆取り剤も使ってみましたが、完全に取ることは不可能でした
サンダーも使いましたが細かいところは取れません
そこで、酸による処理になるわけです
この手段は、バイク屋さんにはおなじみのやり方だと思いますが、おそらくZigsowではあまりやる方はいないでしょうから、詳しく書いていきましょう
今回の手順は
①下処理として脱脂処理(中性洗剤で洗ってから、パーツクリーナーで脱脂します)
②サンポールで錆を取る
③アルカリリン酸系の錆取り剤を付けてアルカリ処理する(アルカリ処理しないと表面が酸化しているので分単位で錆びていきます)
④油を塗る
の工程になります
では早速始めましょう
その辺のペットボトルを使います、上の方を切り取ります
切り取ったら、入れてみます
だいたい良いでしょう
使用前のハサミはこんな感じ
中性洗剤で油分を洗い流します
流してから、パーツクリーナーで脱脂します、脱脂しないとサンポールの効果が半減します
サンポールを投入、500mlしかないので半分ほどしか入りません
足りない分はお湯を投入します
約10分後・・・変わったのか??
1時間後・・・変わったの???
2時間45分後・・・変わってない様な・・・気がします・・・1回上げて見ましょう
うーん、地肌が出てきましたね、錆はこのまま軽く水で流してワイヤーで磨いてみます
確かに錆は落ちます・・・(^_^;)
あらかた大きな錆は擦り落として見ましたが、この間5分、薄ら赤錆が見えます、酸化していますね
元のサンポール液に戻しました
3時間半を経過したのでそろそろ上げることにしました
今度はアルカリ中和させるので、重曹水で洗うことにします
ワイヤーブラシで洗います
だいたい落ちましたね・・・(^_^)
どうやら錆の程度にもよりますが、完全に錆びきってしまった物は、原液を使うか、今回の様に1/2希釈した物は1晩漬けるのが良さそうです、思った以上に鉄を犯しません
しかし、素材のハサミは錆が深く完全に取り切りませんでした
錆取り剤は高いのでお手軽な錆取り液だと思います
基本錆取り液はリン酸系統の溶液なのでアルカリ性です、酸性は更に酸化するのでアルカリ性を使うんでしょうね
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購入金額
216円
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購入日
2014年11月11日
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購入場所
薬の福太郎
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