ownCloud ServerはPHP製のクラウドストレージです。
似たようなサービスで言うと、Dropbox や Googleドライブ に当たります。
それらのサービスと違うところは、自分で用意したパソコンがクラウドストレージになるというところです。
そしてDropbox や Googleドライブ や Amazon S3 をマウントして取り込めたり出来ます。
内部でSMB/CIFSをマウントしたり、FTPをマウント、別のownCloudサーバーをマウントすら可能です。
ありとあらゆるストレージサービスを統括しクラウドストレージとして利用出来るというポイントが、このサービスの利点なのかと思います。
容量は気にしないで利用出来るというメリットはありますが、セキュリティ面での対策を怠ると大変なことになる可能性があるというデメリットも含まれてます。
基本的なストレージ同期についてはクライアントを通して管理したりアクセスを行います。
クライアントアプリについてはWindows、Mac、Linux、iPhone、Androidと対応しています。
PCクライアントについては無料、iPhoneは$0.99、Androidは\99と有料です。
クライアントアプリを使用せずWebからのアクセスも可能です。
PHP製アプリなので…難度は少々高め
IIS、Apache、nginxなどのWEBサーバー上で動作するので、それらの知識が必要となります。
データベースはデフォルトでSQLite、カスタマイズ選択でMySQLが使用出来ます。
MySQLを使用する場合は別途MySQLサーバーが必要となります。
Dropboxと比べると若干遅い気がする。
Apache ではなく nginx を利用すると若干動きが改善されるが、導入時の難度が上がるかも。
拡張可能
標準拡張アプリを有効にする、もしくはサードパーティー製のアプリを導入することで、さまざまな機能を拡張することが出来る。
アイディア次第で化ける。
基本となるのはファイル管理やファイル同期になるので、その部分に関してはモバイル連携出来て便利。
SSL接続が推奨されているが、通常のHTTP通信でも使用できる。
社内向けという感じであればHTTP通信だと手軽に構築出来るので便利かも知れない。
Dropboxをマウントしてみたが、ブラウザ上でファイルの移動が出来ないようです。
なんというかクラウドストレージに関しては常に同期を行っていないようで、アクセスがあったときに参照しにいく感じなようです。
Dropboxを一時領域にしてownCloudへの連携を行いたいのですが、少々難しいようです。
■想定連携例
・携帯カメラで撮影(jpg) → Dropboxへアップロード同期 → ownCloudにデータを移動※1 → ownCloudクライアントを利用しPCやモバイルで閲覧
※1 フォルダ監視して移動するような別アプリの開発が必要
Dropboxクライアントを別でインストールし、Dropboxの管理フォルダを開発アプリで監視して、ownCloudクライアントで監視しているフォルダへ移動してあげれば実現可能となる。
とりあえずアプリは出来たものの、しばらく運用していかないと不具合の把握が出来ないので、不具合発生待ち状態となってます。
2014/12/05追記
CIFS/SMBマウントを行ってみましたが、確かにアクセス出来るし、ダウンロードも出来る。
だがしかし、表示が圧倒的に遅すぎて実用に耐えない。
ファイル名とかをDBキャッシュしてるなら表示は速いはずだが、毎回マウント階層を見に行って全ファイルの情報を取得してるみたいに遅すぎる。
これはもう使えないレベルでとても残念(´・ω・`)
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購入金額
0円
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購入日
2014年11月05日
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購入場所
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