レビューメディア「ジグソー」

RP-HJX10

Panasonicから発売されたDTS対応シリーズの中の1機種。
DTSイヤホンのシリーズの中ではミドルクラスの製品になります。
パッケージ
パッケージ

裏パケ
裏パケ

今回はPanasonicのオンラインストアでモニター枠で購入。
DTS専用アプリもあるので今回は試聴はiPhone6で行いますよー。

まずモノとしての一番のウリはDTS対応機種という事になるのでしょう。
流行るかどうかは別としてこういう新しい試みはいいですよね。
なんだかイマイチ盛り上がらないし胡散臭くて早くも足並み乱れている
ハイレゾよりも、こういう新しい技術でもっと良い(面白い)音を楽しめる技術。
自分はこういう方のが面白いし応援したくなります。

つまりどういうもんなの?って事で仕様的なものを取り敢えず公式から抜粋。

☆DTS Headphone:X™RP-HJX10☆
1.本物の音に迫る臨場感、最大11.1ch DTS Headphone:X™(※1)対応
2.世界初(※2)アキシャルデュアルドライバーによりパワフルな重低音を実現
(HJX20/10のみ。HJX5はエキストラコントロール・マグネット搭載)
3.制振アルミパーツとビッグチャンバーにより高音質を実現
(HJX10:制振アルミオーナメント)
RP-HJX10_1
RP-HJX10_1

RP-HJX10_2
RP-HJX10_2

※1:米DTS社が開発したヘッドホン用の最新サラウンド規格。2chのヘッドホンで
最大11.1chのマルチサラウンドを楽しめます。DTS Headphone:X™の効果を
楽しめるのは、DTS Headphone:X™用に編集された専用コンテンツを専用アプリで
再生した場合のみです。専用コンテンツは別途お買い求めいただく必要があります。
※2:カナル型インサイドホンとして。2014年9月26日現在。

ケーブルはちょっと硬めで癖が気持ち付きやすい感じです。
プラグはL字プラグで作りも細めなのでiPhoneやスマホがハードケースに
入っていても使えると思います。ちゃちさはあまり感じないですかね。

本体は若干大きめでノズルが長い作りです。重さはそれほど感じないのですが
作り的にイヤピースをしっかり選ばないと不安定になるかも??
専用設計のイヤピースが付いているんですが合わなければ他のイヤピースを
使ってシッカリ装着した方が良いと思います。

仕様としてはこんな感じです。

そして、そのウリのDTSを聴くには対応のアプリが必要になります。
MusicLive
MusicLive

MusicLive_2
MusicLive_2

MusicLive_3
MusicLive_3

MusicLiveというアプリ。

取り敢えず使ってみた感想としてはまだまだDTS対応のソフト面が不十分過ぎて
評価のしようがないというところ。何組かのアーティストの作品は出ているのですが
興味が無いアーティストだと価値が0なのと変わらないわけで・・・
やっぱりこういうものはソフトあってですからね。色々問題はあると思うんですが
早くソフトを充実させなかったら見向きもされない結果になると思います。
しかも今ある曲も1曲売りで400円。普通に高いでしょ。

なんとなくこれは音楽よりも映画とかそっち方面のソフトの充実を図るほうが
良い気がしますねー。技術的にもソフト揃えるにもそっちのが早そう。

そんな感じで現状かなりソフト面では微妙なんですが、サンプルを使って
試聴してみると結構しっかりとサラウンドで聴こえてきます。技術的な方から
見るとやっぱり面白いものが出来そうなんですけどねー。

ただ、音楽を疑似サラウンドで聴ける!!というモノならすでにアプリがいくつか
出てますからねー・・・
LiveTunes
LiveTunes

これとか。100円はかかりますけど今手元にある音源で十分疑似サラウンドになって
聴こえるし、色々な会場を選べたりとなかなか面白いです。これの他には
LiveFansとかもありますよね。

音質的にはかなり音源に左右される感じ?現状で作品が対応しているアーティストも
そのアーティストによって音が違いすぎます。レーベルの差なのか録音時の音が酷いのか・・・
今出ているのはLive音源なので余計に差が目立ちますねー。
Live音源ではないものはメリハリがあってキレのあるクリアな音でかなり好みでした。
好きなアーティストさんがこの音質で対応したら欲しくなるレベル。

アプリとか現在の対応状況だけ見ているとメッチャ先行き不安になりますが(笑)
肝心のRP-HJX10自体の音は実際はどうなのかというと・・・

※音質・何を聴くか
全体的に圧があって元気な音。低域は厚みもアタック感もある音でだらしない
感じの低音ではないです。中域も負けずに厚め。高域は下に比べて
主張してこないけれどちゃんと普通に鳴ってます。個人的にはちょっと
物足りない感じ。もうちょっと抜ける感じがあると良い気がしますけど。

高域が低域に比べて弱いので上下の広がりが左右に比べて足りない感じの音。
外に広がる音ではなくて、ある程度の距離から中心に寄って来るような音です。

そんな自己主張の強い低域に支配されがちな音の中にあって気に入ったのはボーカル。
ぶっとい低域に負けずに前寄りでシッカリ歌って聴かせてくれます。
伸びも張りもある感じに少し誇張されたボーカルで聴き取りやすいです。

元々がDTS対応向けのチューニングがされているせいなのかは分かりませんけど
どの音も比較的明瞭に聴こえます。でも原音忠実性とかは低い感じで作られた音。
楽しく音を聴くタイプのイヤホンですね。

簡単に言っちゃえば映画館みたいな音です。ズーーーン、ドォーーーンみたいなところに
妙にハッキリしている音声(ボーカル)みたいな(笑)

そんな感じのRP-HJX10で何を聴くか。色々聴きましたけど、わりとなんでも不満なく
いけちゃうタイプのイヤホンですね。ただやっぱり低音の太さはどうしても目立つので
少し邪魔になることもあります。ただやかましく聴こえるような曲もありました。

なので、繊細な感じの雰囲気の音の再生はちょっと苦手かもしれません。
当然逆に激し目な曲は勢いあって気持よく聴けます。

どのジャンルというよりは、勢いがあって元気な感じの音楽はかなり楽しく聴ける
イヤホンで、ちょっと大人しい繊細な表現はちょっと苦手な子。

そんな感じだと思います。

あとはやっぱりこの音は、タブレットとかに繋いでDTS対応の映画やライブを観たいなーと。
手軽にDTS環境を持ち運べて聴けるのは他にはないウリになると思うんですよね。
サラウンドって本気で環境を整えるとかなり面倒なので(笑)

正直、どこまで広まるのか分からないジャンルですが個人的には頑張って欲しい
シリーズです。他社さんもガンガン参入すれば盛り上がると思うんですけどねー。
必要以上に無駄で高額な出費を要求してくるハイレゾ環境を強いるよりもお手軽で
安価にみんなが楽しめるこういうモノも大切だと思いますよ??
  • 購入金額

    6,000円

  • 購入日

    2014年10月20日

  • 購入場所

    PanasonicClub(会員専用オンラインストア)

10人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • 北のラブリエさん

    2014/10/22

    ハイレゾ音源でマルチチャンネル収録というのもあるので、そういうのもきちんと再生できるといいですね。
  • 退会したユーザーさん

    2014/10/22

    北のラブリエさん
    おはよーございます(^ω^)イヤホン、ヘッドホン向けの
    録音て何種類くらいあるんですかねー??
    バイノーラル録音なんていうのもありましたよね。
    アニメ界隈ではまだまだ見たりするんですが・・、

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから