初投稿です。
Bungbungameから出たWindowsタブレット Photon2です。
2016年秋頃秋葉原にてゲットしました。
2017/7/07 色々訂正
『スペック』
【SoC】AMD A6-micro 6500T +Radeon R4 Graphics 1.2GHz(TC時1.8GHz)
【RAM】4GB DDR3L-1600 singlechannel
【ストレージ】eMMC 64GB
【ディスプレイ】10.1inch 1920x1200
【サイズ】264*182.2*10.6 (mm)
【重量】580±4g
【OS】Windows 8.1 with Bing 64bit(2016年ではWin10化済)
【入力】静電容量式10点マルチタッチパネル+ N-Trig Amtel製1024段階ペン付属
オプションで専用Bluetoothキーボード付属
【無線接続】 802.11a/b/g/n/ac, Miracast, Bluetooth Bluetooth 4.0 LE
【有線接続】Micro USB 2.0,MicroHDMI 1.4a(D Type)
【カメラ】フロント、リアにそれぞれ200万画素のカメラ
【電池】32.6Wh(4800mAh) バッテリー動作時間 約6~8小時
【メモリスロット】 MicroSD,SD (共にSDHC/SDXCとUHS-I対応、最大128GB)
【色】 ブラック
【同梱品】スタイラスペン、取扱説明書、ACアダプタ、microUSBオス→USBメス変換プラグ
もうスペックの段階で珍しい点がチラホラと…
WindowsタブレットといえばAtom、次いでCoreMでタブレット全体に広がればARMプロセッサが…でも唯一このタブレットはAMDのSoCを積んでいます。
これだけでもネタになるのにペン付属。それもSurface系に搭載されるN-Trig。ペンを開けたら単6電池がこんにちわ。(2017/7/07追記:N-Trig系列ではなくAmtelのペンでした。単6電池は使いますが)
ダメ押しはSDカードとMicroSDカードが同時に使える点。しかもUHS-I対応なのに接続がUSB2.0経由。最高速より最低速の底上げ狙いでしょうか。
『SoCの性能』
とりあえずCrystalmark2004R3を走らせてみました。
TC 1.4GHz
参考1:ASUS T100TA
Mark : ALU : FPU : MEM : HDD : GDI : D2D:OGL
100293:28927:24874:22973:11343:5217:3460:3499
スコアが2種類あるのはTCの有無…ではなく、K15TKを使ってTC設定を編集しないと1.4GHz止まりになるんですよね。ならない人も居るので個体差か内部バージョンの違いか。SoCの消費電力(SDP)はBayTrailが2w 2.2wに対しMullinsが2.2w 2.8wで大差ないように思えます(40%弱も違う!)が22nmと28nmのプロセスの差でしょうか。おまけに1.8GHzにしたとき下のグラフィック系ベンチ走らせてるとどうやら電力不足でのダウンクロックが掛かっているようでHWInfoのログに0.6GHzのラインが…残念。温度ではなく消費電力の問題らしいです。Radeonとの同時使用は辛いみたいです。
スコア自体はデスクトップKabiniのSempronにCPU部分が勝りGPU部分が負けるという中々の性能のようです。Atomと比べるとGPUは上ですがCPUはTC編集したら同等になる感じ。IPCには優れていますがこの短いベンチでもダウンクロックが起こるとなるとゲームやるからTC解放しよ!とはならないですね。1.6GHzぐらいなら両方ターボイケるかなあ?(追記:なりませんでした。)
参考
『外観』
カメラがヘボヘボで画質もきったねー(ASUS Memopad ME572CL)ので参考にすらならない気がしますが一応。
画面が反射しまくって自分&部屋が映るのでディスプレイは断念。さすがにここに独特な点は無い…
と言いたいところですが、ほんのり内側に湾曲してます。2chの当該スレで複数人になんか曲がってね?とか言われる程度には。逆edgeかな。
金属筐体にヘアライン加工とAMDの刻印が。切れてるけど下にはbungbungameの刻印とグリル状のスピーカーの穴が。見切れたカメラの上側にはアンテナでも仕込んでるのか別素材。御覧のとおり汚れが目立つ(´・ω・`)
金属筐体と派手に目立たぬロゴのおかげで総合的には高い質感を得てますね。
『コネクタ』
コネクタ、端子は横置きでの画面右側に集中しており、上側面に電源、右側面上からマイクの穴、音量キー、microSDスロット、MicroHDMI端子、ヘッドフォン端子、電源端子、MicroUSB端子、SDスロットの順で並んでいます。
厄介なのが電源端子とUSB端子で、かなり近接しているのに付属のUSB変換コネクタがデカいため干渉して端子に負荷がかかります。
キツキツ端子
しょうがないのでいつも画像にある付属変換コネクタではなくELECOMのタブレット用USBハブを使ってUSB機器を接続しています。
USBの電源供給は2.5inchのポータブルHDD(ノート用HDD組み込める奴)くらいなら問題なく読み書きできる程度には供給してくれます。ただ3.0対応してないのは残念。
電源の供給は19v2.1Aの丸型コネクタでUSB充電には対応せず。電源供給しながらUSBも使えるのでOKとすべきかモバイルチャージャーが使いづらいのでNGとすべきか。
同様にSDカードも若干の難を含み画像の通りはみ出します。Macbook向けのはみ出さないSDカードが使えるようなのでそちらを使うのも手かと。MicroSDカードははみ出さないのでメインのドライブドライブとしてはMicroSDカードを、SDカードはデジカメだの外部とのやり取りで使うのがよさげ。
ただ、残念なことに両方のスロットの結線がUSB2.0接続で、せっかくUHS-Iに対応してるのに速度がUSB2.0の速度限界である30MB/s近辺にしかなりません。ランダムアクセスはUHS-Iらしくそれなりに速くなるので小物入れにするべきでしょうか。
『その他内蔵機能』
【カメラ】
Photon2のアウトカメラでWin10標準アプリ初起動で撮ったもの。映ってるのはガレリアのQSF960HE。
色設定が電球になってないこれ?初起動で直接撮影アイコンクリックしたにも関わらず…どっちにしてもあるだけ画質。
【ペン】
よくあるWacom系じゃなくてN-Trig。SurfaceのペンもN-Trigでしたね。(追記:Amtel製のペンでN-Trig同様単6電池は使うがペンの互換性はない。下のN-Trigドライバで動きましたが。)
Surface用N-Trigドライバ(いわゆるWinTabドライバ)入れた後azpainter2で適当に書いたもの。
絵心ないんだよう(´・ω・`)
bungameが薄いのは意図的に筆圧を下げて書いたため。少なくとも丸があからさまに多角形になるようなこともなく。でも1024段階の筆圧はと言われると…絵描きならもっとよくレビューできるんだろうなあ(逃避)
あ、絵心なくても言える点が2つ。ペンの太さに対してペン先部分がちょっと短いのでペンを思い切り倒して描くようなことは苦手。垂直から60度ぐらいが筆圧無視の限界。
もう1点、ペンを持った時に親指~人差し指辺りにキーがあり、ペン先側が右クリック、手前側が左クリックの機能を持ちます。
『その他』
ドライバ周りに大きな落とし穴があり、VGAドライバはAMDから落とせる奴を入れると画面が暗転して戻すのが大変だとか、VGA以外も公式サイトのドライバが古くてSDカードの接続が途切れやすくてRealtekのドライバを入れたほうがいいとかいくつか問題があります。
ほかにもbungbungame自体にも色々アレな話があり、ハードウェア開発の指揮もしてた社長がお亡くなりになったのでPhoton3には期待出来ないどころか現行機種のサポートも訳アリで出来なそうだとかこのレビュー書いてるときは頻繁かつ長期でサイトが落ちてるので前述のドライバがダウンロードできないだとか…これ書いていいのかなあ
あ、製品にスパイウェアが混ざってたとかそういう話はないです。
『総評』
2万円台で買えるタブレットとしては破格の性能とネタを兼ね備えたマシン。
難点としては電源回りとドライバ周りとサポート。
AMDファンなら値段も安いしとりあえず買っとけな1台。
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購入金額
24,999円
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購入日
2016年10月05日
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購入場所
秋葉原
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