皆さんは覚えて居られるでしょうか?あの熱いヤツを・・・
そう、Pentium4プロセッサだ。
2000年に登場してから、Core2のCoreマイクロアーキテクチャーがローエンドに降りてくるまで、およそ7年の間、販売されたホットなヤツだ。
もう、大阪日本橋だと中古はおろかジャンクPCとしても見かけなくなったヤツを、もう一度この手で復活してやりたいと思う。それも最新のOSであるWindows10でだ!
実は2年程前に行った、Pentium4-3GHzにWindows8.1をインストールしたレビューが結構好評だたので需要があると思って挑戦してみましたw
(・・・というか、意外とPen4に製品版Windows10を入れたっていう記事が少なかったのでやってみたくなっただけですw)
■マシンの構成
今回、Windows10をインストールする生贄マシンの構成は以下の通りである。
■スペック
【CPU】Pentium4-531 (3GHz/HT対応/64bit対応/XDbit対応)
【CPUクーラー】安物のサイドフロークーラー
【メモリ】PC5300-DDR2 1GB×2
【HDD】Samsung SP1604N 160GB (IDE)
【光学ドライブ】LG DVDマルチ (ATAPI)
【マザー】ECS 945G-M3 V3.0 (M-ATX)
【グラフィック】945Gチップセット内蔵グラフィックス GMA950
【サウンド】Realtek ALC883
【LAN】Realtek RTL8100C
【ケース】昔のFaithのショップブランPCのM-ATXケース
【電源】HORNET DR-8400BTX 400W電源
【OS】Windows10 x86版
Pentium4-531が登場したのは2005年6月なので、10年以上前の構成のマシンとなっている。 もはや中古ショップでも見かけないようなパーツばかりだろう。当時は憧れのパーツだったのにね(´・ω・`)・・・
HDDとDVDマルチドライバはどちらもIDEで、945GマザーにIDEが1ポートしかないので、1本の80芯ケーブルで接続しています。基本的に全部ジャンクパーツですねw Pentium4はPCNETなんば店で100円でしたw
問題なく起動しています。
今やCorei3や7には空気のように当たり前に載っていますが、当時はHyper-Threadingは画期的だったんですよ。デュアルコアCPUも発売してなかったですし、タスクマネージャで2CPUに見えて(*´д`*)ハァハァしましたw
Windows10のインストール要件はこちら。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-specifications#sysreqs
プロセッサ:1GHz以上
実際にはXDBit、64bit版の場合はそれに対応する必要がある。
Pentium4-531なら何の心配も無いだろう。熱いと遅い以外は・・・
メモリ:32bit版は1GB、64bit版は2GB
今回は32bit版で2GBなので多少余裕はあると思う。スティックPCとか格安Winタブだと1GBだしね。
HDD:32bit版は16GB、64bit版は20GB
これは余裕ですね。IDE世代なので遅いですが・・・
グラフィックスカード:DirectX9以上(WDDM1.0ドライバー)
つまり、WindowsVista/7でAeroに対応するものなら問題ないと思われる。
未確認ですが、GeForceFX5200、RADEON 9600、Intel945G以降なら動作すると思われる。
ディスプレイ:800×600
あれ?Windows8よりも要求が下がっていますね。
もちろん、問題ありません。
■インストールしよう
今回はWindows7をクリーンインストールし、以前ダウンロード&作成したDVDメディアでアップグレードする形でインストールしました。
(単に7のシリアル対応のイメージをダウンロードするのが('A`)マンドクセだっただけです・・・)
だからと言って、特にインストール方法が変わる訳でもなく、1時間半くらいかけて無事にインストールが終わりました。
ちゃんと、Pentium4と表示されています。
クロックが変化しないので、EISTが効いてないかも。マザーの設定かも。
メモリはウイルス対策ソフトのAVGを入れた状態で、起動時に900MB弱食っています。チューニングすれば、700MB台までは減らせそうですね。
HDDはAVGとDaemon-Tool Liteをインストールした後の容量です。
11.4GBとまだまだ余裕ですね。
(160GBのHDDのパーティションを分けて使っています)
■インストールしたドライバとソフトについて
■ドライバについて
デバイスマネージャーで確認したところ、全てWindows10の標準ドライバがささっています。
最初は解像度がXGAだったので945Gのグラフィックドライバを懸念していましたが、しっかりと945G用のドライバが刺さっており、そのままFullHD解像度を選択できました。
LANも問題ありません。
サウンドに関してはそのままでもなりますが、Realtekからドライバをダウンロードすると、エフェクトやイコライザが使えるようになります。但し、今回は貧弱なスペックのマシンなので標準ドライバを使用しています。
■AVGについて
ウイルス対策ソフトの定番であるAVGのFreeEditionは、AVG本家からVectorに誘導されますが、このインストーラーではWindows10に対応せず、セットアップ画面前にWindowsに蹴られます。(2015年11月4日現在のVer.)こちらのページからWindows10対応版をダウンロードしてください。
http://www.avg.co.jp/news/362-avg-compatibility-with-wind...
上記は有償版の上位エディションですが、インストール後、「プログラムと機能」からアンインストールをしようとすると無料版に切り替えることができます。
■Daemon-Tool Liteについて
仮想CD/DVD/BDソフトのDaemon-Tool Liteの最新版ではWindows10に正式対応しており、特に問題なく使えます。
私の場合は、古めのDVDやCDROMのアプリケーションはファイルサーバーにイメージとして格納している為、昔ほどではないにしろまだ重宝しています。
■K-lite Codec Pack Full
動画や音楽ファイルのコーデックの詰め合わせです。
バラバラに入れると面倒なのでいつもこれで済ませています(^^;
Windows10のMediaPlayerもVer.12であり、特に問題なく使用できています。
■Office2007のWord / Excel
古いバージョンのOfficeです。まあ、今更Pentium4マシンにインストールするほど最新のOfficeのライセンスが余っていないので(^^;
インストール、起動、基本動作は問題ありませんでした。マクロやVBAなどは問題が出る可能性があります。まあ、私が家で使う用途なら問題ないと思います。
■Pentium4マシンでWindows10を使った動画をUPしてみた
5分程度の動画です。
【動画の内容】
・マシンの内部写真
・起動~ログイン
・タスクマネージャの確認
・Excel2007でCPUベンチの表とグラフを表示
・MediaPlayerで720pのH.264アニメ動画再生
・IE11によるzigsow内のブラウジング
特に軽量化などのチューニングは行っていません。
ウイルス対策ソフトが入っているので起動は多少もたつきます。
■まとめ
第一印象は、これくらいの速さなら、まだまだ使えるんじゃね?
10年選手のPentium4-531、DDR2-2GB、IDE世代の160GBのHDDでこれである。
これならWindows10で動作すること前提だが、
ブラウジング、(種類は選ぶが)動画鑑賞、音楽鑑賞、Office、軽いゲーム程度なら十分に耐えられる。
メーカー製のPCだと新しいモデルでもこれより体感速度が劣る場合があるくらいだしw
確かにPentium4は電気喰いだし、リテールのクーラーは爆音だし、動作は問題ないにしろ、環境的にはじゃじゃ馬だったと思う。普通ならとっくに買い換えているだろう。
でも、まだ手放していない人も居るよね?
Windows10だとLGA775世代でXDbitに対応いるモデルである必要がある。チップセット内蔵グラフィックスの場合は945G以降が必要だが寝かしておくくらいなら、新しいOSをいう命を吹き込んでやってください。
きっとこれからの季節には、ストーブとして活躍してくれるのですから・・・w
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購入金額
0円
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購入日
2015年09月頃
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購入場所
マイクロソフトからダウンロード
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