Android端末で使えるBluetoothキーボードを探していたのですが……なかなか酷い状態ですね。
フルキーボードは置いておくとしても、小型の物になると途端に変態配列に……orz
そんな中見つけたのがサンワサプライのSKB-BT23BKでした。
と言う訳で、先ずはパッケージ。
そして中身。
充電用USBケーブル?
そう、このキーボードはリチウムイオン充電池を内蔵しているんです。
公称では連続165時間も使用出来るそうですよ。
キーボード本体はコンパクトキーボードに分類されるサイズです。
キースイッチはパンタグラフ式で、キーピッチは打ちやすい19mmです。
これ以上小さくしようとすると無理が出て、変態配列になってしまいます。
無理やり小さくして変態配列にするよりも、このくらいのサイズでまともな配列にしてくれる方が良いですよね。
と言う訳で、このキーボードの最大の利点はメインキーの配列が正常である事。
これが守られていないキーボードは私的にはノーサンキューです。
サイズばかり気にして無理やり詰め込んで変態配列になるのでは本末転倒です。
キーボードなのですから、先ずキーの打ちやすさを考えて設計して欲しい物ですね。
(と言うか、変態コンパクト設計した人って自分で使ってみた事あるのだろうか?)
流石にテンキーレスではないので、機能キーを押し込むためにファンクションキーや最下段のキー配列が変更されていますが、コンパクトキーボードとしてはかなりマシな部類です。
フルキーボードやテンキーレスでの機能キーの上段、PrtSC/ScrLk/Pauseのうち、使い道の無いPauseこそキーから消えていますが、多用されるPrtScは独立キーとして存在し、ほぼ利用されないScrLkはFn併用キーになっています。
機能キー中段のIns/Del/Home/End/PageUp/PageDownのうち、カーソル移動系キーはコンパクトキーにありがちなカーソルキーにFnを併用する形になっており、Ins/Delは独立キーになっています。
最近ではInsキーを省いてしまう商品もありますから、DelだけでなくInsも独立しているのは頑張っていると思います。
Insキーって物書きやゲーマーだと利用頻度もそれなりにありますからね。
カーソルキーも右Shiftキーの列に押し込まれることなく独立した形になっているため、カーソル操作もやりやすいですし、文字入力的に右Shiftの押し間違いも起こり辛く、良く出来ていますね。
あえて言うならカーソルキーの高さが他のキーの半分になっているのが残念ですが、キーボード外枠をぎりぎりまで削って本体サイズを小さくしている事とのトレードオフですので許容範囲内ですね。
逆にNumLkでメインキーの一部がテンキーになる機能は付ける必要が無いと思います。
ノートPCのキーボードややコンパクトキーボードではお馴染みの仕様ですが……
筆者周辺では、その機能を使用してテンキーとして使ってる人を誰一人として見たことがありません。
寧ろ何かの拍子に意図せずにNumLkがかかって、入力が滅茶苦茶になって起こる人の方が多いくらいですし。
テンキーレスキーボードでは無くコンパクトキーボードなので、百点満点とは言えないまでもコンパクトキーボードとしては、かなりの高得点を付けて良いキー配列だと思います。
このSKB-BT23BKを以下の3つに繋いで実際に使用してみました。
・Amazon Kindle Fire HD (FireOS)
・Lenovo YOGA TABLET 8 (Android)
・DELL ALIENWARE X51 (Windows)
いずれも簡単に接続でき、問題無く文字の入力が出来ました。
Androidに関しては当初英字配列キーボードと誤認されていたため記号を入力した際にキーボードの表記と異なっていましたが、言語と入力の設定で日本語キーボードに修正してやると、キーの表記通りの記号が打てるようになりました。
バッテリーの持ちに関しては……毎日1時間も使わないので、暫く使ってみないと判らない状態ですね。
使用しているWindowsPCはデスクトップですので今回は実験用に繋いだだけですが、最近流行りのWindowsタブレットとなら良い組み合わせになると思います。
専用のキーボードが付いている物も少なくないですが……キー配置が変態の場合も少なくないですから。
その場合は、携帯の利便性を取るか、打ちやすさを取るか、になるのでしょうね。
Kindleの方は、2012年式KFTTではキーボードは繋げてもマウスは繋げないとの事(例外的にキーボードにトラックボール等が内蔵されている物は利用可能)なので、こちらも利用頻度は低そうです。(現在の主利用者が子供な時点でキーボード要らないし。)
今回組み合わせた中で一番相性が良かったのがYOGA TABLET 8でした。
SKB-BT23BKを繋いだ状態で、さらに暫定的にUSBハブ経由でUSBマウスを接続して、チルトまたはスタンドモードにして使用すると、最早小型PCそのものです。
Bluetoothのマウスを用意してやれば、もっと便利に使えそうですね。
出し入れが面倒、かつバッテリーがUPS程度と言う事で嫁さんのdynabookの利用頻度が激減していた訳ですが……
これからはdynabookに代わり、YOGA TABLET 8 が活躍しそうな気配です。
超小型の携帯用は仕方ないにしても、コンパクトキーボードの部類に収まる製品については他社も含めて、せめてメインキーの配列くらいは正常に保って欲しい物です。
出来るだけまともなキー配列なBluetoothキーボードを探している方には おススメです。
が、一応問題点も挙げておきます。
サイズ的には気軽に持ち運ぶ用とは言い難いので、主に宅内で利用される方向けですね。
また、接続先の切り替えなどはありませんので、複数の機器で使いまわす場合は毎回ペアリングし直しになります。
欠点らしき欠点はそれくらいですね。
利用する人によっては全然困らないような事ですが。
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購入金額
0円
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購入日
2014年09月24日
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購入場所
サンワサプライ(レビュー用に提供して頂きました。)
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